架空国家を作ろう　第1.1世界線

背番号	名前	役職
	高津	監督

背番号	名前	投	打
12	石山泰稚	右	右
14	高梨裕稔	右	右
17	清水昇	右	左
18	寺島成輝	左	左
28	吉田大喜	右	右
29	小川泰弘	右	右
34	田口麗斗	左	左
35	杉山晃基	右	左
38	梅野雄吾	右	右
40	市川悠太	右	右
44	大西広樹	右	右
47	高橋奎二	左	左
48	金久保優斗	右	左

背番号	名前	投	打
2	中村悠平	右	右
30	西田明央	右	右

背番号	名前	投	打
1	山田哲人	右	右
3	西浦直亨	右	右
7	内川聖一	右	右
39	宮本丈	右	左
55	村上宗隆	右	左
60	武岡龍世	右	左

背番号	名前	投	打
8	中山翔太	右	右
9	塩見泰隆	右	右
23	青木宣親	右	左
31	山崎晃大朗	左	左
42	坂口智隆	右	左
51	濱田太貴	右	右

1950年からプロ野球はセ・パ2リーグ制となり、セ・リーグは既存の讀賣ジャイアンツ（巨人）、大阪タイガース（阪神）、名鉄ドラゴン?ズ（名鉄）、松竹ロビンス（松竹）に4つの新チームを加え、8球団でスタート。新チームの一つとして誕生したのが、日本国有鉄道?（国鉄）を運営母体とする国鉄スワローズであった。 当時の国鉄総裁・加賀山之雄が大の野球好きだったことも、参入実現の一要因となった。

初代監督は東京鉄道局で野球部監督を務めたのち、プロ野球の審判に転じていた西垣徳雄に決まったが、選手集めは容易ではなかった。特に、参入が他新球団より遅れていたこも響き、有力アマチュア選手は軒並みほかの球団と契約済み。既存球団からの選手供出も受けられず、各鉄道局の選手を中心に入団テストで採用を行った。他に社会人や大学などのアマチュア野球に残っている人材をかき集めたが、プロ経験者は中村栄ただ1人という悲惨な状態だった。

開幕戦初戦で、球団公式戦の初陣となる対大洋ホエールズ戦（大洋）では2-1で敗れたものの、開幕第2戦で同じ新球団の広島カープ（広島）を下し、記念すべき球団初勝利を飾った。しかし、翌日から5連敗。さらに3月21日から引き分けを挟んで14連敗、4月26日からは10連敗と大型連敗が続き、最下位に沈んだ。
松竹ロビンスの二軍監督だった森谷良平と、奉天満鉄倶楽部（現在の満鉄ライガース）の宇佐美一夫などのベテランを追加補強してクリーンアップに据えたが、その後も貧打に悩まされた。しかし、そこへ彗星のごとく現れたのが、享栄商高を中退してプロ入りした、17歳の金田正一だった。金田は初登板から4連敗と苦しんだが、10月1日の大洋ホエールズ（大洋）戦で初勝利を挙げると、左腕からの快速球と「ドロップ」と呼ばれた大きなカーブを武器にシーズン終了までに8勝をマーク。大きな新戦力を得た国鉄スワローズは、終盤に大失速した広島と入れ替わって7位に浮上し、辛くも初年度最下位を免れることができた。

この年は、創設2年目のスワローズが開幕から飛び出した。開幕戦で阪神、2戦目で巨人と立て続けに下すと、4月8日の名鉄戦から4連勝。同22日の対松竹ダブルヘッダーから再び4連勝を飾り、この時点で12勝4敗と2位の巨人に2.5ゲーム差をつけて首位に立った。一度は首位の座を明け渡すも、2年目の金田正一が完投勝利を飾るなどし、すぐに首位に返り咲いた。
しかし、国鉄の快進撃もここまでであった。5月に入ると、連敗を喫して2位に転落する。6月に入っても3勝10敗と大きく負け越し。前半戦を6位で終え、初開催のオールスターを迎えた。そのオールスターに、国鉄から唯一選ばれたのが金田で、第1戦、第2戦と連投して計4イニングを零封した。
8月にはその金田が1人で6勝をマークするなど、11勝10敗と勝ち越して5位に浮上した国鉄は、結局そのまま7球団中の5位でシーズンを終了。8月に金田は9月5日の阪神戦で自身初のノーヒットノーランを達成するなど、22勝21敗、リーグ7位の防御率2.83をマーク。233三振を奪って奪三振王のタイトルも手にした。他に、高橋輝も2年連続で二桁勝利を挙げるなど、投手陣はリーグ4位の防御率3.96と健闘した。
しかし、打線はリーグ最少の36本塁打、リーグ6位のチーム打率.245と迫力を欠き、苦しんだ。