架空国家を作ろう　第1.1世界線

夏ノ宮記念神居皇立音楽賞コンクールは、毎年文化の日に皇立神居大楽堂で開催される音楽コンクールで、1900年に夏ノ宮天皇を顕彰して海月宮史郎が創設した。
1900年の創設当時はピアノ一部門のみであったが、1908年よりバイオリン、作曲が付け加えられ、1919年にはオーケストラと指揮が、1998年より打楽器が付け加えられた。
世界四大音楽コンクールのひとつに数えられる世界で最も権威あるコンクールのひとつである。
賞は、優良賞/奨励賞/褒賞/銀賞/金賞/天皇最高褒賞の六つに分けられ、優良賞が一番低く天皇最高褒賞が最も最高の賞となる。天皇最高褒賞受賞者は神居皇立大楽堂でソロコンサートが開かれることとなると共に、純金のメダルと三千万円のメダルが与えられる。
審査は、四大コンクールのなかでは比較的公正とされており国内外の著名な音楽家が審査を行う。基本的には、世界各地で開催される下部大会を進み抜いたものたちが、毎年十一月七日に神居大楽堂で開催される本大会で審査員の前で演奏し、最終的な賞が決定する。
授賞式は、本大会翌日に行われ天皇陛下立ち会いのもと受賞が行われる。

この音楽コンクールは、音楽の造詣に深く大神国国内で音楽文化の普及に努めた第三百七代夏ノ宮天皇の功績を称えるために天皇陛下のウィッピング・ボーイであった、海月宮史郎によって、1900年に創設された。
当初は、バイオリンが加えられる予定だったがバイオリンの造詣に優れている審査員が一名しか大神国国内で見つからなかったため、その年のバイオリン部門の開設は断念された。
翌年、第八回である1908年のコンクールからバイオリン部門が付け加えられた。また、同年には作曲部門が付け加えられた。
作曲部門が付け加えられた、詳しい理由は明らかではないがいくつかの文書には天皇陛下のご下命ということとされている。しかし、この時期の特にこの類いの資料には天皇の功績を過度に伝えているものが多いため定かなところではない。
1910年代、一次大戦において協商陣営の後方支援に回った大神国は、経済力や工業力で大きな飛躍を遂げそれは、コンクールにも反映されることとなった。
終結の翌年である1919年のコンクールからオーケストラとそれに絡んで指揮が付け加えられた。
本コンクールは1940年代からの大神国の第二次高々度経済成長期からの経済成長において、大きく成長した。第二次世界大戦前に植民地の多くを手放していた大神国は主な主戦場にあたる地域が殆どなく、連合国陣営の市場や工業を独占していた。
これにより、大神国の工業力と経済力は大きく飛躍し、一時はアメリカや大日本帝国などを追い抜かし、世界一位の工業力と経済力を誇っていた。
これと共に、難民を多く受け入れていた大神国は彼らの文化力などを取り入れていき、世界的な文化レベルが大きく向上した。これにより、本コンクールは確かな経済力と文化力に裏打ちされたコンクールとなり、国際的な評価が大幅に飛躍した。
1950年代には、「世界三大ピアノコンクール」の一つと見なされるようになり総合音楽コンクールで、最も権威がある四つのコンクールの総称である「世界四大音楽コンクール」と見なされるようになった。
1991年より天皇陛下が打楽器に興味をお持ちになり、さまざまな打楽器に関する施策を国内で為された。陛下は、本コンクールにも何かをするように下命されたためコンクール事務局で検討を重ねた結果1995年に、三年後の打楽器部門の創設が決定した。
これによって、1998年に打楽器部門の創設になった。ここから、現在に至る。