概要
アフリカを主な管轄とするが、同地はアメリカの影響力が弱い地域であるため兵力は小さい戦略コマンドである。ジプチのキャンプ・レモニエがほぼ唯一の拠点であり、そこだけでは全軍を収容できないため、普段は部隊の多くはドイツなどに控えており有事にアフリカへ展開する。
コマンド総司令官はオースティン・フリーマン。所属は陸軍、階級は中将で、大将への昇進が近いとされる。
フリーマン中将を筆頭にアフリカコマンドの将兵は皆、戦闘と殺人に喜びを感じる異常者揃いと言われている。彼らは自らの行為を正当化するために、自分たちは善行のために戦っているのだと主張する。彼らの辞書には"敵兵を殺すこと"以外の文字はない。
また、コマンド総司令官のフリーマンは作戦立案や指揮能力は高いものの、戦闘では先陣を切りたがる傾向にあるためしばしば独断専行に陥りがちである。そのため、他の隊員からは嫌われている。
しかし、彼は部下からの人望も厚く、彼の命令なら「死ね」と言われても従うという兵士も多い。特に、彼が自らスカウトしてきた隊員たちはその傾向が顕著だという。
組織
コマンド総司令官のフリーマン中将を頂点とし、陸軍、海軍および海兵隊、空軍、諜報機関を率いる4人の最高幹部がいる。それぞれが独立した権限を持ち、互いに対立しあうことも珍しくない。
その他に「『アフリカの角』地域統合任務部隊」と呼ばれる特殊部隊が設置されており、主に現地の住民によるゲリラ活動の監視、鎮圧を行っている。
陸軍総司令官:デリック・グラント少将
元々はイギリスの軍人だったが、第二次世界大戦時にアメリカ国籍を取得してアメリカ陸軍に入隊した。
その後、朝鮮戦争において頭角を現して少佐に昇進する。その後は順調に出世を続け、ベトナム戦争にも従軍している。
性格は非常に厳格かつ冷静沈着であり、いかなる時でも最善の判断を下すことができると評されている。ただし、その性格ゆえに融通が利かず、柔軟性に欠ける面もある。
また、常に最前線に立つことを好み、司令官でありながら自ら率先して危険な任務を引き受けることが多い。
機械化師団「アリ・サビエ」師団長:ジェームズ・リッグス少将
イギリス出身。同期で階級は同じだが、グラントとは対照的な人物で温和な性格の持ち主。
温厚な人物ではあるが、同時に優れた戦術家でもある。彼の率いる師団は、少数精鋭のエリート集団として非常に有名である。
機甲師団「アルタ」師団長:フランク・ウェーリー准将
元はアメリカ海軍の士官であったが、第二次世界大戦時に志願して入隊。太平洋戦線で活躍した後、除隊してから陸軍の予備役となった後に退役。
その後も軍のアドバイザーとして多くの助言を行い、その功績が認められて再び軍に復帰した。そして今回、准将に昇進。
性格は極めて生真面目で、与えられた任務は必ず遂行するという責任感の強さを持つ。一方でユーモアのセンスもあり、ジョークを口にすることもある。
北アフリカ師団師団長:ウィリアム・ドノバン准将
元はイギリス陸軍所属の諜報員だった経歴があり、現在はアメリカ陸軍の情報機関に所属している。
性格は寡黙で感情表現に乏しいところがあるが、その一方で卓越した情報収集能力を有している。また、自分の興味のある分野に関しては異常なほどの情熱を発揮する。
海軍総司令官:ウィルマー・ミッチェル少将
元ドイツ海軍将校で、第二次世界大戦時には大西洋艦隊に勤務していた。そこで潜水艦による通商破壊戦を経験し、その経験から海軍に志願したという異色の経歴の持ち主。
性格は非常に陽気かつ楽天的で、部下からの信頼も厚い。一方で非常に目端が利き、危機察知能力も高いため、司令官でありながら現場に出ていくことも少なくない。また、海軍上層部に対して強い不満を抱いている。
海軍は陸海空の中でも特に予算が少ないため、彼はあらゆる手段を用いてこの苦境を乗り越えようと奮闘しているという。
アフリカ艦隊司令官:リチャード・エイブラムス准将
アメリカ海軍士官学校卒業後、海軍に入隊。空母勤務の後、駆逐艦の艦長として数々の作戦に参加した経験を持つ。
その後、海軍陸戦隊の教官を経て、海軍特殊戦の訓練を受けた。そのため、特殊部隊や海軍内部の情報に精通している。
海兵隊総司令官:ジョン・ケネディ少将
元々、カナダ海軍の少佐だったが、第二次大戦時にアメリカ国籍を取得し、陸軍に入隊した。朝鮮戦争では多くの武功を上げ、大尉に昇進。その後、陸軍を除隊して海兵隊に入隊した。
海兵隊に入隊してからは、主に海兵師団の師団長として活躍。そして、ベトナム戦争にも参加し、少佐に昇進。その後、准将に昇進して現在に至る。
性格は非常に厳格かつ冷静沈着であり、いかなる時でも最善の判断を下すことができると評されている。しかし、その性格ゆえに融通が利かず、柔軟性に欠ける面もある。
また、常に最前線に立つことを好み、司令官でありながら自ら率先して危険な任務を引き受けることが多い。
海軍活動部隊隊長:ロバート・オヘア大佐
元々はイギリス海軍所属の士官だったが、第二次世界大戦時にアメリカ国籍を取得。そして、イギリス海軍の予備役として入隊した後、アメリカ海軍の予備役となった。
その後は海軍での活動に従事し、現在は海兵隊に所属している。
性格は非常に生真面目で、与えられた任務は必ず遂行するという責任感の強さを持つ。その一方でユーモアのセンスもあり、ジョークを口にすることもある。