誇り高き神国は永遠には、宇月聡一郎が1786年に発表した交響曲。大きく四楽章に分かれ、当時の大神国の植民地/帝国主義がよくわかる曲である。現在でもこの曲は神国民に深く愛されており、大神国一の交響楽団である神居交響楽団は新年最初のコンサートに於いては最初に演奏されるほか式典に於いては第四楽章の合唱の部分が国旗の降納時に流される。正式名称は「交響曲第12番〜我らが神国〜」。
概要
本作は、1786年に発表された交響曲である。この曲は、大神国がもっとも世界で植民地を拡大させていた時期の内中米の植民地化に成功(カフェイン戦争)したことから書かれた。
このため、非常に帝国主義的な色が強くなっている。これまでの交響曲と非常に異なり、ティンパニ以外のシンバルやトライアングルと言った打楽器をその演奏に取り入れたことはのちのオーケストラ界に多大な影響をもたらした。
また、ティンパニによるソロなども取り入られており、これはのちの紙織法長作曲「ティンパニ―と交響楽団による協奏曲」などにも大きな影響を与えているとされている。
第一楽章
ティンパニ―のソロパートから始まる。ソロパートが終わるとホルンの狩猟の角笛を思わせるパートとなりその後バイオリンや木管楽器による第一楽章の主題が流れ出す。その後、月の光を思わせるような演奏となり第一楽章は終わりを迎える
第二楽章
大神国の国家の主題をクラリネットが歌い上げる。その後、またもやホルンが響き、戦いを思わせるようにコントラバスやB.D、ティンパニのロールなどが連なる激しいパートが始まる。そして、第一楽章の主題を長調で演奏すると局は第三楽章へと向かう
第三楽章
ここで、マーチ的要素が入る。この曲は三部形式をとり、序奏(イントロ)の部分に独創的な一捻りがあり、主調であるニ長調に対して変ロ長調(?)で開始され、一段落の後、主調(ニ長調)になり、主部のテーマが弦楽器を中心に演奏され、躍動的な第1主題、第2主題が続く。やがて、テンポがPoco allargando(だんだん遅くしながらだんだん強く)で次第に弛められた後、有名なトリオの旋律が主調の下属調(ト長調)で登場する。やがて、再現部に入り、主題が回帰し第1主題、第2主題が続いた後、トリオの旋律が再現部では主調のまま(ニ長調)で再現され、曲の最後に主部の第1主題が登場して幕を閉じる。
第四楽章
管弦楽が前の3つの楽章を回想するのをレチタティーヴォが否定して歓喜の歌が提示され、ついで声楽が導入されて大合唱に至るという構成。変奏曲の一種と見るのが一般的であるが、有節歌曲形式の要素もあり、展開部を欠くソナタ形式という見方も可能である。