職人のL氏は元々人格面で問題がある人物と認識されていた。幼少期より素行が悪く、学生時代には苛めを行い10人以上の同級生や先輩後輩を不登校に追い込んでいた。更にそのうちの一人が自殺未遂をするなど苛めの内容は苛烈であったとされる。
そんなL氏だが能力だけは高く、親に矯正目的で入社させられた
国営企業パラワン造船所?では入社一年目でいくつかの資格を手に入れ、3年目には班長に任命されるほどの手腕を発揮した。しかし、その一方で職場内でのいじめを行っており3人が退社している。L氏は狡猾な人物でその3人は能力が低く、戦力としては微妙という判断の人物だったがためにあまり大事になることはなかった。
そんなL氏は数年前に結婚したがその後半年後に不倫が原因で離婚。それを3回ほど繰り返すこととなった。そしてL氏は騒動のきっかけとなったN氏と結婚することとなった。N氏はL氏とは違った意味で正確に難がある人物だった。というのも束縛が激しく、異性どころか同性との会話・遊びをしただけで包丁を持ち出して発狂する人物だった。その一方で恋多き女でもあり、結婚してもすぐに別の男を好きになったり不倫をしたり、セフレを何人も作るなどしていたという。そんな二人だからなのか知り合って即座に付き合い、わずか1年で結婚するに至った。