大神国には古来よりモンゴル族やそのほかの遊牧民族が存在した。これらの遊牧民族は基本的に馬や羊などを家畜化して、生活をしていた。これらの生活形態は今現在の大神国の遊牧民族全体に見ることができる生活形態であると考えられている。
しかし、一部の遊牧民族の人間が一か所の地域にとどまり始めた。これらが始まった時期は諸説あるし、初期の遊牧民族の定住といっても一つの場所にとどまる期間が比較的伸びただけである
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遊牧民族の定住の決定打となったのは、月映湖の発見である。この、モンゴル族の行動範囲ではめったに出会えなかった水源などが目の前に現れた。これを「定住始祖」と大神国では呼んでいる。このことは、月映湖周辺で発見された「基礎」が存在する「石造り」の建物が発見されたことによって、証明されたものである。