量産戦闘機で比較的早期にアクティブフェイズドアレイレーダーを搭載したKFB-12nとことなり、桜島航空産業社が夜去電子工業と共同で開発した航空機用パルスドップラーレーダーSFR-12を搭載する。ただこのレーダーも比較的高機能かつ安価に抑えられており、重量もKFB-12nのものと比較すると軽量である。
また、このレーダーはAMRAAMおよびミーティア視界外射程ミサイルに対する中間誘導能力も備えている。
第四世代戦術データリンクシステム(PIPPS-4)が組み込まれており、第六世代戦術データリンクシステム(PIPPS-6)までの戦術データリンクシステムに参加することができる。また、改修により現在用いられている第7世代戦術データリンクシステム(PIPPS-8)にも対応するようになった。メーカー公表の平均故障間隔(MTBF)は170時間だが、実際には250〜300時間と言われている。
また、前述の通りブラウンアウト対策として当時としては比較的高性能な赤外線センサーとそれらの情報を総合してパイロットのHMDに提供する合成画像装置が搭載されている。ちなみに、この装置を活用することによって砂嵐下の一定の高度での低空飛行が行えるようになっている
*3。
電子戦対策として4つのセンサーと1つの電子戦対策装置を搭載している。これは、大神国の戦闘機に代々引き継がれてきた統合自己防衛システムをさらに強化させ、他国の戦闘機より劣るステルス性能を補おうとするもので、電子戦装置にはレーダー受信警報機も含まれているが、この受信機は受信と同時に発信地点を割り出す作業を行うなど、非常に高度なシステムを用いている。
また、全体を通して機体のソフトウェアに拡張性をもたせることによって他国の戦闘機に劣る部分を埋めることをコンセプトとして開発されており、初号機のロールアウトから20年以上経過した現在もソフトウェアアップデートなどにより高い戦闘能力を保持している。