架空国家を作ろう　第1.1世界線

彼は元軍人であり、軍から政界へと転身した人物である。
その後、政治家として辣腕を振るい、正義国の権力を一身に集めた人物でもある。
また、彼の父は正義国でも有名な実業家であり、世界有数の富豪でもあった。しかし、彼はその父の血を受け継がなかったらしく、幼少期には貧乏な生活を強いられたらしい。しかし、それでも彼は持ち前の頭脳で、努力を重ねに重ねて今の実力を手にしたという。
そして、そんな彼は正義国を更なる発展させるために政界への足を踏み入れたのだそうだ。

性格は冷静沈着かつ大胆不敵。常に物事を見極める力を持ち、どんな苦境にも動じない胆力を持つ人物だと言われている。しかし、一方で彼は非常に短気な性格の持ち主でもあり、自分の思い通りに事が運ばないとすぐに怒るという一面も持っているようだ。
ただ、基本的には善良な人間であり、弱者に対する優しさや人を思いやる気持ちを忘れない心優しい人物であるとも噂されている。
ちなみに彼はアメリカの現体制に対して不満を抱いている人物としても知られているが、その一方で彼が今の地位を手に入れた背景には正義国に蔓延する腐敗政治があったとされている。

表面上は熱心なプロテスタントで、教会に通うことを日課としている。
しかし、実際のところ彼は無神論者としても有名で、神の存在を信じていないとも言われている。
ちなみに、彼の父親は敬虔なキリスト教徒だったが、母親はそうではなく、むしろ無神論者の傾向が強かったらしい。
なので、ワシン自身も信仰している宗教はないと言われている。しかし、実際には彼の父はキリスト教信者であり、母もまたキリスト教の洗礼を受けていたとされている。つまり、彼の母は元々はカトリック信者であったわけなのだが……。
まぁ、そこは何かしらの事情があったのだろう。

趣味は読書と音楽鑑賞。
特に音楽に関してはジャズを好んでおり、ピアノの演奏を得意としているらしい。
また、酒豪としても知られており、毎晩のようにバーへと足を運び、酒を飲んでは夜遅くまで騒いでいるのだそうだ。

政治家としては有能な人物で、様々な政策を打ち出している。
その中でも特に有名となっているのが正義国軍の創設である。
元々正義国は軍隊こそ持っていたものの、それはあくまで警察の延長線上のようなものであり、軍隊と呼べるような代物ではなかったのだ。
そのため、当時の政治家たちは正義国の軍隊というものを軽視していたのだが、彼だけは違った。
彼はまず最初に軍隊そのものの改革に着手した。そして、軍隊としての機能を全て備えた正義国軍を創設したのだ。
それにより、正義国ではそれまでとは比べものにならないほどの治安の良さを手に入れることとなった。

身長百七十センチほどで細身。年齢は60代半ば。ただ、見た目に反してかなりの筋肉質であり、一見するとモデルのような体型をしている。顔立ちは非常に整っており、若い頃は女性的な魅力を持つ美男子だった。
また、髪色は白髪。瞳の色は灰色だが、肌の色などを見る限り、白人の血が入っていると思われる。

妻との間に子供はいない。
ただし、過去に愛人がいたという噂があり、その愛人との間の子供が一人いるという話がある。しかしその愛人は既に故人となっており、真相は不明のままである。

国民からは圧倒的な人気を誇っている。
それは彼の手腕が素晴らしいこともあるが、何よりも正義国を愛しているからだと言われている。
また、アメリカ大統領の中でもかなり人気のある人物として知られており、彼に投票したという人は大勢存在しているようだ。
ただし、彼自身の政治スタンスに関して言えば賛否両論の意見が存在している。というのも、彼はアメリカ至上主義を掲げている人物であり、他国との同盟関係を築くことに積極的ではないからである。
さらに、彼はアメリカ以外の国家は全て敵視しており、他の国々に対しては高圧的な態度を取ることが多いらしい。
これは彼の父の影響が大きいとされ、彼の父は世界有数の大富豪であったが、同時に世界でも有数の独裁者でもあったのだ。
そのため、息子であるワシンも父親と同じ思想を持っている可能性が高いと見られている。