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Ame-46中機関銃
要目
全長1220mm
銃身長540mm
重量11.2kg(本体)
12.9kg(100連弾薬ベルト入り弾薬箱装着時)
使用弾薬7mmマウザー弾(6.98x57mm弾)
装弾数100発
銃口初速900m/s
作動方式ショートリコイル式
ローラーロック式閉鎖

概要

Ame-46中機関銃(1957年まで多用途機関銃)は、メキシコ共和国陸軍及び第四インターナショナル連邦共和国人民解放軍地上軍が運用していた汎用機関銃。その設計は第二次世界大戦でドイツ軍が運用したMG42汎用機関銃に基づいており、7.92x57mm弾用に設計されていたMG42を、メキシコ軍が運用していた6.98x57mm弾用にダウンサイジングし、メキシコ軍の要求に基づき一部の仕様を変更したものとなっている。当初は1944年に配備が開始される予定であったが、メキシコの基礎工業力の不足からこれは難航し、様々な問題が解決されて配備が開始されたのは1946年になってからのことだった。1940年代後半から1960年代にかけて、旧式化したAme-30軽機関銃やAme-31中機関銃を代替して大量配備が進められたが、1970年代後半からは後継となるAme-73中機関銃(ソビエト連邦のPKMのコピー品)によって代替されていった。

能力

構造

Ame-46の内部構造はMG42汎用機関銃に基づいており、MG42と同じショートリコイル式とローラーロック式閉鎖の組み合わせが選択されていた。ショートリコイル式は、発射後銃身内の圧力が安全な程度に降下するまでの間、銃身と遊底(ボルト)を何らかの手法で一時的に結合させ、反動を利用して後退させる方式である。圧力が安全な程度まで降下すると、銃身の後退は銃のフレームなどに衝突することで物理的に停止され、遊底のみが後退し、薬室に次弾が装填される。MG42では、ここで銃身と遊底をローラーロック機構を用いて結合・分離させている。この動作機構によって、MG42は当時のフルオート火器としては泥、砂、塵などに対して非常に強い設計となっていた。

ただし、Ame-46では使用する弾薬が7mmマウザー弾(6.98x57mm弾)であり、MG42で運用されていた8mmマウザー弾(7.92x57mm弾)と比べて反動が控えめであったことから、実質的にはかなりの部分で再設計が必要となった。これは、ショートリコイル式を採用した副作用とも言うべきもので、試作型では銃身の後退が不十分であるために動作不良が頻発した。このことは、1944年に予定されていた配備の開始が遅れる大きな原因となった。最終的には、マズルブレーキを廃止して反動を意図的に増大させつつ、ボルトの重量を大きくして発射速度を低下(原型となったMG42では短時間に大量の弾丸を発射できることが要求され、毎分1200~1500発という凄まじい発射速度を実現していたが、Ame-46ではそこまでの発射速度は要求されず、むしろ弾薬の消費が増大するばかりであるとして、その半分程度の毎分800発前後に抑えられた)させその分銃身をやや肉薄のものとして軽量化、後退させやすくするなどして問題は解決された。1951年以降に製造されたAme-46では銃身内部にクロムメッキが施されるようになり、耐腐食性が大いに改善した。

MG42では大量生産のためにプレス加工を大々的に導入していたことでも知られている。しかし、当時のメキシコは技術力に乏しく、必要なプレス加工機を調達することが不可能だった。これもAme-46の配備が大戦中に始まらなかった大きな要因である。最終的にこの問題は敗戦後のドイツからスペインを経由して加工機を輸入、さらにアメリカからも同等性能のものを買い付けることによって解決された。

使用弾薬

Ame-46では、7mmマウザー弾(6.98x57mm弾)が使用された。これは、ドイツのモーゼル社が開発し、1892年よりスペインやその植民地であった国々などで広く採用されていた弾薬規格であり、後に開発された8mmマウザー弾(7.92x57mm弾)と比べて反動がマイルドながら弾道の低伸性に優れ、殺傷力は必要十分という優れた性能を備えていた。このため、この7mmマウザー弾は2023年現在でも第四インターナショナル連邦共和国人民解放軍地上軍によって運用されており、ソビエト連邦の7.62x54mmR弾(ロシア帝政時代の1891年導入開始)と同等の歴史の長さを誇っている。

Ame-46向けには、反動が同等で用途の異なる複数種類の弾薬が用意された。通常の弾薬としては、Fs-44半自動小銃と同じM31普通実包またはその戦時生産型であるM43普通実包が使用された。前者は11.2gの鉛製の弾頭、後者は鋼と鉛のハイブリッドで前者よりも全長を長くすることで重さを同等とした弾頭を、Fs-44の600mmの銃身から銃口初速800m/sで発射する性能を有していた。さらに、徹甲弾としてM44徹甲実包が用意されていた。これはタングステンカーバイドの弾芯を含んだ10.5gの若干軽量化された弾頭を、Fs-44の600mmの銃身から銃口初速840m/sで発射する性能を有していた。M44の弾頭は至近距離であれば12mmの均質圧延装甲を貫通することができた。

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