架空国家を作ろう　第1.1世界線

第四インターナショナル連邦共和国は中央アメリカに存在する連邦制社会主義国家である。複数の自治州、自治共和国、特別行政区から構成され、2億1670万の人口を擁する。政治体制としては、レフ・トロツキーとその息子レフ・セドフが確立した「ネオ・トロツキズム」を掲げる第四インターナショナル(共産主義社会実現を目指す複数の政党の連合体)により緩やかな独裁体制が構築されている。北方ではアメリカ、南方ではガルマニアという2つの超大国と国境を接しているが、最大の友好国はソビエト連邦である。

第四インターナショナル連邦共和国の経済は、1990年代の各種経済改革以降上向いており、30年間プラス成長を堅持している。社会主義を掲げる第四インターナショナル連邦共和国であるが、経済政策については、「セドフィズム(ネオ・トロツキズム)」において「自主管理社会主義市場経済体制」と定義された、事実上の自由市場経済体制が構築されている。2018年には、購買力平価GDPで初めて4兆ドルを突破した。2021年時点でのGDPは、名目GDPで約4兆2000億ドル、購買力平価GDPで約6兆5000億ドルとなっている。詳細は第四インターナショナル連邦共和国の経済?を参照。

第四インターナショナル連邦共和国は、南北でアメリカとガルマニアという2つの大国と国境を接しており、かつこれらの国とイデオロギー的に関係が良好でないことから、軍事費の額は対GDP比4~5%という高い水準にあり、精強な軍事力を保有している。正規軍は「第四インターナショナル連邦共和国人民解放軍」と呼称され、「地上軍」「海軍」「航空宇宙軍」「戦略ロケット軍」の4軍種からなり、地上軍96万人、海軍20万人、空軍20万人、戦略ロケット軍10万人の計146万人が現役軍人として職務についている。これに加え、内務人民委員部の国境警備部隊や、郷土防衛部隊などを合わせると、有事の際には数百万人以上を動員することができる。また、第四インターナショナル連邦共和国は核保有国でもあり、敵国による一方的な核攻撃や紛争地域における敵対的な介入を防ぐため、各種出力の核兵器を保有している。詳細は第四インターナショナル連邦共和国の軍事を参照。