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CAM-16機動突撃砲
要目
全長9.5m
車体長8.1m
全幅3.3m
全高3m
重量24t(輸送時重量)
30t(最大戦闘重量)
速度100km/h(整地)
(最大戦闘重量時)
乗員3名
搭載兵装55口径115mm滑腔砲
12.7mm重機関銃(砲塔上面)
6.98mm汎用機関銃(主砲同軸)
エンジン直列6気筒4ストロークディーゼルエンジン(最大出力750馬力)

概要

CAM-16機動突撃砲は、第四インターナショナル連邦共和国地上軍で運用されている歩兵戦闘車。BCI-17と共通のシャーシをベースに、従来のT-65主力戦車が装備していたような強力な115mm滑腔砲を備えた機動突撃砲として開発された。BCI-17と同様、即応機動部隊に指定された機動歩兵旅団に配備されており、舗装路上を時速100kmで数百km以上走行できる高い戦略機動能力を有する。ユニットコストは2022年時点で新車の場合1両当たりおよそ200万ドルと見積もられている。

能力

兵装

主砲
主砲としては、「CT-16」115mm低反動滑腔砲を搭載している。「CT-16」は、既存の弾薬資産を有効活用でき、なおかつ重量30t程度の装輪装甲戦闘車両に搭載することが可能な滑腔砲として開発された。「CT-16」では、T-65主力戦車の115mm滑腔砲で利用されていた各種の弾薬を使用することが可能となっており、第3世代以上の主力戦車を除くあらゆる装甲戦闘車両を撃破しうる火力を有している。砲の開発と製造に際しては、T-10主力戦車の「CT-10」滑腔砲が大いに参考とされた。

砲身の製造にあたっては、新型の高強度鋼が使用されている。この高強度鋼は、T-10主力戦車の滑腔砲に使用されているのと同じものである。製造に際しては、従来よりも高い水圧で自緊処理が施されている。これにより、薬室最大圧力は735MPaに達し、強力な徹甲弾の使用に適合する。
砲身内部は、耐腐食性を高めることを目的としてクロムメッキが施されている。砲身先端には多孔式の砲口制退器(マズルブレーキ)が装着されており、強力な115mm砲の反動を大幅に軽減することに役立っている。一説によれば、砲口制退器のみで反動を50%以上軽減することができているという。砲身はグラスファイバーと断熱材を組み合わせた砲身被筒(サーマルジャケット)で覆われており、砲身がまばらに加熱されて歪むことを防止している。また、砲基部にはレーザー照射装置が、砲身先端部右側には防護カバー付き砲口照合ミラーが搭載されており、砲身の歪みを検出することが可能である。
この他、砲尾装置には新たにマルチラグ方式を採用、砲座部も構造を再検討し最適化するなどしたことで、両者ともに従来の8割まで軽量化されている。

主砲は上下左右ともに0.1ミル単位で電気式2軸安定化を受けているため、目標を追尾し続けることができる。後述する高性能な射撃管制システムと組み合わさって、大遠距離の目標に対する走行間射撃、後退間射撃、スラローム射撃などで非常に優れた命中率を発揮することが可能となっている。
砲弾
「CT-16」では、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、HEAT-MP(多目的対戦車榴弾)、HE-FRAG(破片効果榴弾)の3種類の弾種が主に使用される。

APFSDSとしては、従来T-65主力戦車の近代化改修車に搭載されていた「PB-93」APFSDSの他、新規に開発された「PB-13」APFSDSを使用することが可能である。「PB-93」は1993年にT-65主力戦車の近代化改修モデル向けに開発されたAPFSDSであり、2000m先の目標に対し均質圧延装甲換算で450mm程度の装甲貫徹力を有する。これは、初期の第3世代主力戦車の正面装甲を貫徹しうる数値である。「PB-13」は2013年に開発された新型の115mm砲用APFSDSで、本車の新型滑腔砲に搭載することを前提として腔圧が高く設定されているため、従来のT-65主力戦車の115mm滑腔砲から発射することは禁止されている。2000m先の目標に対し均質圧延装甲換算で550mmを超える装甲貫徹力を発揮可能で、さらに、T-10主力戦車向けAPFSDSである「PB-10」APFSDSの技術をフィードバックすることで、爆発反応装甲を無力化可能となっている。

成形炸薬弾としては、「APEA-85」HEAT-MP及びその改良型の「APEA-92」HEAT-MPが使用される。「APEA-85」は1985年にT-65主力戦車の近代化改修モデル向けに開発されたHEAT-MP(多目的対戦車榴弾)である。「APEA-92」はその改良型にあたり、タンデム成形炸薬の採用によって爆発反応装甲を備えた敵に対応したものである。HEAT-MPは、第3世代主力戦車を除く、旧式戦車や歩兵戦闘車などの装甲戦闘車両や、敵の歩兵が立て籠るバンカー等の目標を撃破可能な貫徹能力と、ある程度のソフトスキン殺傷能力を兼ね備えることを目的とした砲弾である。HEAT-MPとは多目的対戦車榴弾を意味しており、従来の成形炸薬弾では爆発のエネルギーの7割以上がメタルジェット形成に使われずに拡散していることを逆手に取り、メタルジェット形成を阻害しない位置にペレット等を配置、爆発と同時に周囲に破片を飛散させることで、貫徹力とソフトスキン殺傷力を両立している。装甲目標に対して使用する場合、「APEA-85」は距離に関わらず450mmの均質圧延装甲を、「APEA-92」は距離に関わらず600mmの均質圧延装甲を貫通することが可能である。

破片効果榴弾としては、「APE-66」HE及びその改良型の「APE-87」HEが使用される。「APE-66」はT-65主力戦車においてソフトスキンとの交戦を想定して導入されたHE(破片効果榴弾)である。「APE-87」は1987年にT-65主力戦車の近代化改修モデル向けに開発された改良型に当たり、炸裂時に前方へ破片を飛翔させるため、弾頭先端部への鋼製のペレットの追加が行われている。これらの砲弾には、着発、遅延、時限、近接の4モードで動作するマルチモード信管が搭載可能である。この信管はレーザー測距装置と連動させることができ、目標までの距離を測定するとその地点に到達するまでかかる時間が自動で計算・入力され、これにより目標上空で自爆して曳火射撃を行うことができる機能を有する。

2020年には、T-10向けに開発された「APE-10」の技術をフィードバックした多目的破片効果榴弾「APE-21」が発表されている。「APE-21」はEAPI(低感度爆薬)、FPM(プログラマブル・マルチモード信管)など、「APE-10」と同じ技術で構成されており、極めて低感度の爆薬と着発、遅延、時限、近接の4モードを備えたマルチモード信管で自由自在に起爆時間を制御し、従来の成形炸薬弾と破片効果榴弾を統合して代替する。ソフトスキン、装甲車、コンクリートトーチカ、さらにはヘリコプターといった目標と交戦することが可能である。

これに加え、敵戦車に遭遇した際の自衛兵装として、主砲からT-65主力戦車の火力強化のために開発された「MGAT-88」砲発射式対戦車ミサイルおよびその改良型である「MGAT-98」を発射することが可能である。「MGAT-88」は、T-84主力戦車向けに開発された「MGAT-87」砲発射式対戦車ミサイルを元に口径を115mmまで縮小したものであり、部品の大部分を共通化することで開発リスクと生産コストを低減させている。誘導方式としてはレーザービームライディング方式を採用しており、レーザー測距装置のYAG(イットリウム・アルミ・ガーネット)レーザーによって誘導することができる。最大飛翔速度はおよそ300m/s、最大射程はおよそ3500m、一重の空間装甲や爆発反応装甲を無力化するためタンデムHEAT弾頭を採用しており、最大装甲貫徹力は700mmにも達する。「MGAT-98」はこの改良型に当たり、射程はおよそ6000m、最大装甲貫徹力は800mmに向上している。主砲から発射される関係上、発射時の噴射炎が小さく、敵戦車を遠距離から迎え撃つような戦闘局面ではかなり有効な兵装である。
自動装填装置
CAM-16は砲塔底部に回転式のドラムマガジンを備えており、ここに20発の即応弾を搭載しておくことが可能となっている。加えて車体側にも24発の砲弾を搭載するスペースがあるため、合計で44発の115mm砲弾を携行することができる。通常、ドラムマガジンにはHEATとHEが10発ずつ、車体弾薬庫にはATGMが6発、HEATとHEが9発ずつ搭載される。自動装填装置のマガジンと弾薬搭載スペースは誘爆を防ぐため、弾片防止ライナーを装備している他、引火を防ぐため、高感度火災検知器と自動消火装置が装備されている。
その他の武装
CAM-16では砲塔上部にユニバーサルタレットシステムという名称で開発されたRWS(リモートウェポンステーション)を搭載することが可能である。通常、ここには12.7×99mm弾を使用するAme-98重機関銃または40×55mm弾を使用するLGA-96グレネードランチャーが搭載されることとなっている。
その他、副武装としては、115mm低反動滑腔砲の同軸にも12.7x99mm弾を利用するAme-98重機関銃が備え付けられている。主砲同軸のAme-98重機関銃の携行弾数は1500発と非常に多く、強力な12.7mm弾を長時間に渡ってばら撒き続けることが可能となっている。

べトロニクス

索敵能力
敵車両に対する直接的な索敵のためのセンサーとしては、車長用パノラマサイトと砲手用サイトが使用される。本車の搭載するセンサーは、T-10主力戦車やT-15主力戦車に装備されているものと基本的に同一の性能を発揮できる。

車長用パノラマサイトと砲手用サイトはどちらも砲塔上部に取り付けられており、高解像度可視光カメラ、熱線映像装置、レーザー測距装置を統合している。サイトは倍率1~20倍の無段階可変倍率方式で、車長と砲手はそれぞれの座席の1080pハイビジョンモニターで目標を捜索することができる。優れた画像安定化技術による高解像度のサーモグラフィーにより、車長用パノラマサイト、砲手用サイト共に5000m先の戦車大サイズの目標を検知し3500m先から識別することが可能で、夜間戦闘での索敵能力に優れる。車長用パノラマサイトは、オーバーライド照準能力およびオーバーライド射撃能力を持っている。

これらのサイトは、主砲と同様、0.1ミル単位で電気式2軸安定化を受けており、タッチパネルから目標をロックオンし、砲と共に自動で追尾することができる。CAM-16のサイトでは、追尾対象として熱源集中部のみならず、可視光カメラによって識別した車両シルエットを併用し、その上で追尾点のばらつきが小さい方を適宜選択し続けることで、高い追尾能力を確保している。

ディスプレイおよびヘッドマウントディスプレイ上では、後述するデータリンクシステムを含めたあらゆるシステムで取得した目標の情報についてエキスパートシステムが3段階で脅威度を判定し、脅威度・撃破優先度順に並べることができる。小隊長車や中隊長車が優先的に撃破するように指示した目標については撃破優先度が上書きされる。
データリンクシステム
CAM-16はBCI-17と同様、ネットワーク中心の戦いを実現する戦闘車両として開発されたため、「SRTC-PV(車両用統合戦術無線システム)」と呼ばれるソフトウェア無線機を搭載している。「SRTC(統合戦術無線システム)」は、地上軍が従来利用してきた戦略階梯、作戦階梯、戦術階梯のあらゆる無線機をまとめて代替するために開発されたもので、HF、VHF、UHFでの通信に対応している。また「SRTC-PV」は音声通信とデータ通信の両方の機能を同時に使用することも可能となっている。「SRTC-PV」を搭載したCAM-16では、火力戦闘指揮システム、旅団戦闘指揮統制システムなどの各種サービスにアクセスできる他、新型の射撃管制システムにより新たに近距離射撃指揮システムに対応、これによりネットワーク中心の戦いへの適合性が相当高まった。従来の装甲戦闘車両では、データリンクシステムでこれらの目標情報を共有するには車長が戦術共通状況図に手動で位置情報や種別を入力する必要があったが、CAM-16を含む新世代の装甲戦闘車両では、敵車両の発見と同時にボタンを押すだけでその位置が自動で入力される。

近距離射撃指揮システムは、中隊以下の階梯で利用される共通射撃指揮図の生成を目的としたC4I・データリンクシステムである。主力戦車や歩兵戦闘車を装備した中隊において、中隊内の全ての他の車両との間で、各車両のセンサー情報等を射撃管制に使用可能なサブ秒単位での精度を保ったまま共有することができる。共有できる情報には、友軍車両の位置、判明している敵の種別、敵の位置・移動方向・移動速度、各車両の視認している範囲、詳細が判明していない敵に関する警戒情報、敵に対して使用した弾種と射撃の効果判定などの様々な情報が含まれている。このシステムを利用することで、エキスパートシステムの補助に基づく部隊指揮官による個々の目標の脅威度評価と部隊内への認識の共有、部隊内の各車両への自動での攻撃目標割り当て、部隊指揮官によるオーバーライド照準やオーバーライド射撃、部隊内の僚車同士で援護しながらの戦闘機動などに利用することが可能である。これにより無線連絡等による従来方式よりも格段に高速で交戦中の部隊内における意思の統一と認識の共有を可能とし、また効率的な索敵と目標撃破を可能とする。

火力戦闘指揮システムは、各階梯において効果的な火力支援を実現することを目的としたC4I・データリンクシステムである。各レベル(方面軍、軍団、旅団、大隊の4階梯が存在)の統合火力指揮統制所を中心として、前線の観測班、無人機、対砲兵レーダー、偵察機などの各種索敵手段(センサー)と、各種口径の迫撃砲、榴弾砲、ロケット砲、対戦車ミサイルなどの各種攻撃手段(シューター)を結合する。高い機動力と優れた索敵能力および通信能力を持つCAM-16は、当該システムにおいて非常に優秀なセンサーとして働くことができる。「SRTC-PV」が導入された戦車中隊、装甲擲弾兵中隊、機動歩兵中隊などにおいては、全ての車両で当該システムにアクセスすることが可能となったため、従来各中隊に1両配属されていた専任の前進観測車は廃止された。

旅団戦闘指揮システムは、旅団以下の階梯で利用される共通戦術状況図の生成を目的としたC4I・データリンクシステムである。索敵システムと連接され、中隊以下の部隊が所持する携帯端末、中隊以上の司令部に配備されるラップトップ端末、大隊司令部及び旅団司令部に配備される大型スクリーン及び情報処理装置を用い、敵味方の各部隊や車両などの位置を共通戦術状況図でニア・リアルタイムに共有することができる。基本的には自動車化狙撃部隊と戦車部隊で運用され、友軍車両や部隊の位置、判明している敵の種別と位置と脅威度、判明していない敵に関する警戒情報などについて、秒単位で情報が更新されて表示される。下車戦闘中の歩兵ならば分隊単位、戦闘車両については1両単位、無人機や回転翼機などの航空ユニットについては1機単位で表示される。指揮官は共通戦術状況図に表示された各部隊の情報および彼我の位置関係や戦力差に基づき、エキスパートシステムの支援を受けて戦闘計画を立案し、このシステムを通じて隷下の部隊に企図を伝達する。
射撃管制システム
CAM-16には、主力戦車並みの高性能な弾道コンピュータが搭載されている。弾道コンピュータには、レーザー測距装置、光ファイバージャイロを利用した傾斜測定装置、砲口照合装置、風向・風速計、気温・気圧計、装薬温度計、「SRTC-PV」データリンク端末など各種センサーが接続されており、これらの入力諸元から弾道計算コンピュータが目標に命中させるのに必要な各種要素を計算し、照準装置に入力する。照準の際は、高解像度カメラによる目標のイメージングと、データベースを組み合わせ、正確に目標の弱点部位を狙う。前述した砲安定化装置と合わせることで、CAM-16は走行間射撃、後退間射撃、スラローム射撃などが可能となっており、装輪戦車でありながら主力戦車と同等の命中精度を発揮できる。試験では、1000m先の移動目標に対し走行間射撃を行い、次弾命中率ほぼ100%を記録している。弾道計算のソフトウェアはプログラマブルなものを採用しているため、将来的に性能向上を図ることが容易である。

防御力

装甲
CAM-16では、BCI-97同様、モジュール装甲システムを採用しており、任務の性質や輸送時の重量制限に応じ、装甲を着脱して重量を調節することが可能となっている。全てのモジュール装甲を取り外した状態の重量はおよそ21tで、砲塔と車体の全周で14.5mm徹甲弾の直撃に抗堪する程度の防御力となっている。車体シャーシは抗堪性を考慮して防弾鋼製とされている。

砲塔の全周と車体正面には通常、炭化ケイ素セラミック、グラスファイバー、ケブラー繊維などからなる複合装甲モジュールが挿入される。計画段階においては、仮想敵の水陸両用戦闘車が装備する40mm機関砲の徹甲弾に抗堪する程度の防御力が要求されており、試験においてはBCI-98歩兵戦闘車から発射された40mmAPFSDSの貫通を阻止することに成功している。また、装甲内部には複数層の空間が設けられており、これらが中空装甲の役目を果たすことにより、携行式対戦車ロケット弾などに対してもある程度の防御力を発揮できるとされる。

車体側面には、成形炸薬弾に対し十分なスタンドオフ距離を確保するため、車体側面には柵状装甲が、砲塔にはチェーン装甲が追加可能である。

砲塔上面には、素の装甲の上側から、耐火ゴムなどからなる簡易的な防護モジュールが装着されている。これは、対車両クラスター子弾の成形炸薬弾頭に対し、十分なスタンドオフ距離を確保することを目的としたものであり、トップアタック式対戦車ミサイルの直撃に抗堪可能な性能ではないとされている。
乗員配置・乗員防護
CAM-16では、BCI-17同様、車体に操縦手、砲塔に車長と砲手が搭乗するオーソドックスな乗員配置を採用している。車体内部の構造としては、前方から順に、エンジン区画、操縦手席、砲塔が設けられている。歩兵戦闘車をベースに開発された本車であるが、兵員室のスペースは弾薬搭載スペースに割り当てられているため、兵員の輸送能力は有していない。

機動力

エンジン・変速機
CAM-16ではBCI-17と共通の「MD-11」直列6気筒750馬力多燃料対応ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションを一体化したパワーパックを車体前方に搭載している。「MD-11」エンジンはBCI-11歩兵戦闘車とそのファミリー車両のために開発されたエンジンであり、シンプルな構造によって整備性や信頼性に優れている。パワーパックは20分間で交換することができる。このパワーパックによって、CAM-16は舗装道路を時速100km以上の速度で走行することが可能である。装軌式の装甲戦闘車両と比較すると、燃費面で圧倒的に優れているのが特徴的で、燃料搭載量はおよそ500L程度であるのにも関わらず、航続距離は800kmを超える。これにより、トレーラーや鉄道を利用せずとも迅速に戦域間を機動することが可能となっている。
サスペンション・タイヤ等
CAM-16は8x8輪の装輪式装甲戦闘車両である。その足回りは、8x8輪の軍用オフロードトラックのコンポーネントを流用したものであり、部品の共通性は非常に高いものとなっている。駆動方式としては8輪駆動方式を採用しており、1~2個のタイヤが敵の攻撃で破損した場合でも問題なく走行することができる。操舵は前方の2軸4輪で行う。全車輪に装備されるランフラット・タイヤは、中央タイヤ圧制御装置によって空気圧を制御することができる。サスペンションとしては、前方の2軸でテーパー・リーフスプリング方式を、後方の2軸でマルチリーフスプリング方式を採用、各サスペンションは油圧式ショックアブソーバーを備えている。これにより、装輪装甲車特有の舗装路上での優れた走行性能に加え、ある程度の路外機動性能をも有している。
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