架空国家を作ろう　第1.1世界線

トルヒーリョ級潜水艦は大ガルマニア帝国海軍が運用する通常動力型潜水艦である。2019年に開発され、以来多くの海洋作戦で活躍してきた。トルヒーリョ級は高度な潜航能力と優れた戦闘システムを備えており、敵の追跡や攻撃を効果的に行うことができる。
船体は最新の複合材料と高強度鋼で構成されており、優れた耐久性と静粛性を持っている。また、最新のソナーシステムやセンサー技術を搭載しており、敵の潜水艦や水上艦艇を高精度で探知することが可能である。内部には、乗員の快適な船内生活を助け長期間の運用も可能にする設備が整っている。居住区や食堂、医療施設などがあり、宇宙ステーションなどにも応用される高度な循環システムにより船内で飲料水などのサイクルがほぼ完結している。
大ガルマニア帝国海軍は、トルヒーリョ級潜水艦を主に太平洋方面のシーレーン防衛のため運用しており、また有事には通商破壊に従事して敵勢力に対して優位に立つことが計画されている。その高性能な能力と信頼性からトルヒーリョ級は、海軍の中でも重要な存在となっている。更にガルマニア大陸帝国ではトルヒーリョ級に続く新型潜水艦の開発が進んでおり、今後もガルマニア海軍の潜水艦は技術的な進化を遂げることが期待されている。大ガルマニア帝国海軍は潜水艦を活用し、海洋の安全と国益の維持に努めていくであろう。

トルヒーリョ級潜水艦はその性能において、以下の特徴を持っている。浮上時の排水量は2,200トンであり、潜航時には2,426トンにまで増加する。艦の全長は78.50メートルで、幅は11.68メートル、吃水は6.02メートルである。推進器は1軸式のディーゼル-AIPシステムを採用しており、3基のバイオエタノールエンジン（1,200 kW×3）と1台の電気モータ（3,500 kW）が搭載されている。さらにAIP燃料電池ユニット（300 kW）も装備されている。
トルヒーリョ級潜水艦の速力は浮上時には12ノット、潜航時には19ノットとなっている。航続距離は潜航時に4ノットで8000キロメートル、浮上時に3ノットで8000キロメートルとなる。航海日数は通常の状態で50〜60日だが、AIP改質器を使用することで30日間の延長が可能である。
乗員は32人であり、特殊部隊員8人を含めた計40人が乗艦できる。また兵装としては、魚雷発射管と巡航ミサイル発射装置がある。魚雷は対潜水艦戦や水上艦攻撃に使用され、巡航ミサイルは陸上目標や敵艦船に対して遠距離攻撃を行うために運用される。さらに対空防衛用の近接防空ミサイルや対水上艦用の艦砲も搭載されている。こうした優れた性能を備えたトルヒーリョ級潜水艦は、その潜航能力と長大な航続距離によって、世界中の海でガルマニア帝国海軍の威容を見せつける事ができる。

運用開始以来、トルヒーリョ級潜水艦は大ガルマニア帝国海軍の潜水艦戦力の中核を担い、数々の作戦に参加した。
とはいえ2019年から現在までの間に大きな戦争があったわけでもないため、特筆すべきは運用実績は海洋監視任務における卓越した成果となる。トルヒーリョ級潜水艦の高い潜航能力と優れたソナー・センサー装備により、太平洋における敵対勢力の動向や敵艦艇の位置を正確に把握し、情報収集に重要な役割を果たしてきた。
特に三番艦サンタルーシアは、2020年に商船護衛任務に就いた際の功績で知られる。サンタールシアは他の軍艦と共に、インドネシア沖で地元の海賊からガルマニア船籍の商船を護衛する任務に就いた。この際、サンタールシアは船団に先行して海賊船群の船下を航行しその戦力の把握に大きく貢献した。
トルヒーリョ級潜水艦はまた、危機管理や人道支援任務においても活躍してきた。同級に限らずガルマニア海軍の艦艇は災害地域への派遣や人道的な救援活動に参加し、被災者の救助や物資の輸送を支援している。トルヒーリョ級はその優れた航続距離と持続可能な動力システムにより長期間の任務を遂行することができ、太平洋沖の島々などへ派遣され多くの人々の命を救ってきた。

• 一番艦：トルヒーリョ（Trujillo）
• 二番艦：エル・ソンブラーロ (El Sombrelo)
• 三番艦：サンタルーシア (Santa Lucia)
• 四番艦：リオ・ドラゴン (Rio Dragon)
• 五番艦：サンティアゴ・デ・ラ・モンターニャ (Santiago de la Montaña)
• 六番艦：カリブーナ (Caribuna)
• 七番艦：プエルト・エスメラルダ (Puerto Esmeralda)
• 八番艦：サン・アマランテ (San Amalante)
• 九番艦：バルデラマ (Valderama)
• 十番艦：マル・デル・セレステ (Mar del Celeste)
• 十一番艦：モンテバイダ (Montevaida)