架空国家を作ろうの1.1世界線です

ガルマニア最大の畜産業者であり、食肉加工会社でもある。ガルマニア全土で生産された家畜のうち約7割はここで処理されているのだという。また、牛乳や卵、チーズなども取り扱っている他、牛革製品の製造も行っている。
▲公社が保有する大放牧場の風景

概要

ガルマンの食肉加工業は古くから存在しており、ガルマンが帝国になる前から続く伝統ある産業だった。当初は屠殺場を兼ねた小さな建物の中で、小規模な作業が行われていただけだったという。それが次第に規模を拡大していき、最終的には現在のような巨大な施設になったのである。ガルマンは帝国になってから初めて成立した都市国家だったため、当然のことながら食肉の流通経路が確立されておらず、必然的に肉類の入手手段は限られていた。そのため、ガルマニア人は新鮮な牛肉を食べる機会に恵まれなかったのだ。そこで、ガルマニア人のために考案されたのがこのパンパ牧畜公社だったというわけなのである。この会社は現在でも非常に大きな影響力を持っており、ガルマニア経済の発展には欠かせない存在になっている。この会社の経営者一族は代々、ガルマニアの貴族階級の出身であり、その社会的地位は極めて高い。また、この会社が生産した製品は広く一般に販売されているが、その販売ルートの多くは帝国儀典省によって確保されており、その利益の一部は儀典省に寄付される。そして、儀典省の予算の一部になっていると言われている。また、この会社の経営母体であるパンパ家はガルマニアでも屈指の大貴族であるため、様々な特権を有していることでも知られている。例えば、同社の製品を皇帝が召し上がったりすることもあるし、同社が主催するパーティーに出席することもある。

沿革

この企業の歴史は古く、創業は今から約500年前に遡ると言われている。当時のガルマニアでは、農耕用の動物が不足しており、ガルマニア人の食生活は貧しいものだったらしい。そんな状況の中、ガルマニアの農民達が自分達の食料を確保するために始めたのが、食肉の解体・保存・運搬のための施設である屠畜場(いわゆるサイロ)の建設であったのだ。これが、現在まで続く食肉加工の始まりなのだ。その後、ガルマニアは農業技術の発達により、ガルマニア国内の食糧事情は徐々に改善されていったのだが、それでもガルマニア国民の主食は相変わらずの麦粥だった。ガルマニアの国民にとって、食事とはすなわち栄養補給のためだけの行為に過ぎなかったからである。しかし、ガルマニア人達は肉食への欲求を抑えることができなかった。その結果、彼らは食肉をガルマニア帝国の外に持ち出すようになった。その最初の例は17世紀のことだった。ガルマニア帝国は南米大陸のほぼ全域を支配しており、そこに植民地を建設していたのである。ガルマニア人が持ち込んだ食肉は、現地の人々に歓迎された。というのも、当時ガルマニア人と現地民の間には深刻な対立関係があり、両者の関係は険悪なものになっていたからだ。こうして、ガルマニア人による食肉輸出が始まったことで、ガルマニア国内での食肉需要は高まったのだった。

主要人物

社長はパンパ・ドゥラゴ=ルノアール侯爵。彼はガルマニア貴族の名門であるルノア家の出身である。彼もやはり、ガルマニア貴族の伝統に則って軍人の道を歩むことになった人物である。彼の父もまた、先代の社長と同じく軍に所属していた。そして、若くして戦死したのだ。彼の死後、息子のパンパは父の跡を継いだ。しかし、彼が社長に就任した直後、不運にも流行病に襲われてしまう。一時は生死の境を彷徨うほどの重体に陥ったものの、奇跡的に一命を取り留めた。だが、その後遺症として両足の自由を失ってしまう。それを知った親族達は彼を廃嫡しようとしたのだが、結局、当主の座は長男が継いだ。長男の名はルノアール伯爵。つまり、今の社長のことだ。ちなみに、次男の方は爵位を継いでいない。それは、次男がまだ幼かった頃に両親が事故で亡くなってしまったためだ。それ以来、弟の面倒は兄が見てきたのである。現在の主な役職は経営企画室長兼営業部長。この会社の従業員は全部で1万人ほどいるとされている。その内の約8割が女性だという。これは、この会社が女系家族制を採っているためである。男達は皆、家畜の世話をする仕事をしている。また、社員寮も完備されている他、育児休暇や介護休職制度などもあるという。

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