最終更新: tiller2262 2022年09月19日(月) 20:27:35履歴
ロックハンドスター系とは岩手県競馬組合所属馬のうち、トウケイ牧場グループ産馬に多い血統である。1947年の小岩井農場産の三冠馬ロックハンドスター(初代)?より続く牡系血統であり、今なお多くの活躍馬を輩出している。なお、ロックハンドスターは初代三冠馬セントライトの全弟である。
1947年に小岩井農場で生産された牡馬。父ダイオライト、母はフリッパンシー、母父フラムボヤント。1949年に3歳(現2歳)で東京競馬場にてデビュー戦を圧勝。同年に新設されたばかりの朝日盃3歳ステークスでは、追いすがるアヅマホマレをちぎり圧勝。1949年は2戦2勝。翌1950年、初戦は中山記念(春)とした。ここでも他馬を寄せ付けない圧勝。次走はクラシック一冠目皐月賞を目標とした。多くの新聞社は「セントライトの弟、三冠へ向け好発進」と報道した。迎えた皐月賞では期待に応えた圧勝。勝ち時計1:59:7は当時の芝2000mでは驚異的なタイムであり、兄を越える怪物と持て囃された。続く東京優駿でも2着クモノハナに15秒の大差をつけ、2:29の圧勝。ロックハンドスターはあまりのスローペースに耐えきれず、騎手の指示を無視した馬ナリでの勝利であった。菊花賞でも期待に応える圧勝ではあったが、屈腱炎を発症したため引退となった。競争成績は8戦8勝。1967年まで種牡馬として活躍。1984年37歳で死亡。長い余生ではシンザンやミスターシービー、シンボリルドルフといった三冠馬達の活躍を見届けた。
1951年度より種牡馬として小岩井農場に戻った。1952年には後継馬コズカタノユメが誕生。1954年にデビューすると優秀な成績をおさめた。競争成績は32戦25勝、主な勝ち鞭は皐月賞、菊花賞。以降も活躍馬を多数輩出していくこととなる。
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