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皇鉄デイ-30型気動客車とは大神国皇立鉄道公社が1980年から1985年にかけて製造した気道客車である。単一の気動車を原型車として特急型、急行形、近郊型が開発された。従来の気動車と比較して車内設備や走行機器、更には故障防止装置、保安装置が刷新され居住性や安全性が向上した。本土、各植民地などのすべての気候に共通した車両として設計され、国内の気動客車の高速化に貢献した。
皇鉄デイ-30型気動客車
種別気動客車
設計皇立鉄道公社鉄道技術室
製造桜島機関製造
神居工場
詠月湖工場
大槻工場
桜美街工場
京岡急行電鉄水月工場
大東亜国鉄大京工場
南大神鉄道局南大神工場
運用大神国皇立鉄道公社
大東亜国営鉄道
南大神鉄道局
運用状況現役
主要諸元
軌間1435mm
重量39t
営業運転最高速度デイ-30型0番台:95km/h
デイ-30型100番台:100km/h
デイ-30型2000番台:105km/h
デイ-30型3000番台:105km/h
デイ37型000番台:120km/h
デロ37型000番台:130km/h
デハ37型1000番台:130km/h
動力伝達方式液体式
車体長22300mm
機関大型直列12気筒エンジン
機関出力400rps(デイ-30型100番台のデータ)
保安装置YATS-P
YATS-Sw

概要

デイ-30型は1980年代から調達が開始され合計980機が製造された大神国皇鉄気動車の中では最も大量に製造された車両である。エンジンの大出力化、様々な目的の車両との車両構造の共有などを行い形式全体でのコスト削減を行った。
特にエンジンの大出力化は、山間部の線形が悪い路線をわざわざコストの高い客車列車で運用していた皇鉄にとって最重要課題であり、大型の直列12気筒エンジンを搭載することによって機関出力を近郊形であるデイ-30型でも400rpsという大出力エンジンを搭載し山間部の走破性を高めている。
本系列は近郊用のデイ-30型、特急/急行用の普通客車デイ-37型、同一等客車デハ-37型が存在する。デイ-30型は二枚ドアを搭載する車両であるのに対してデイ/デハ-37型はデッキを備えた片引戸を車端部に二箇所備えた車両と外見から大分異なっている。デイ-30型は二両編成での運用が前提とされデイ30型3000番台を除いてすべて片運転台である。3000番台車は両運転台を備え、車端部二箇所に片引戸を備えた単行運転対応車両となっている。

車両概説

全長22.03m、幅2.9mで既存の急行型気動車と同程度の大型気動車である。直列12気筒エンジンを搭載することによって機関の大出力化を図って、中山間部での単行運転対応を狙った車両となっている。暖房やラジエータ、凍結対策装置などの極寒地向けや防砂塵電子機器装置などの砂漠地帯向け装備が標準機構として導入され、これらの列車が導入される線区によっては過剰装備となっているため、整備性の向上に配慮して部品をモジュール化して、必要ない場合は取り外し必要になった時は必要になった線区の工場で比較的簡単に取り付けられるという方式を採用した。
極寒地や海岸沿い、砂漠地帯での運用を念頭に置かれていたため車両用耐候性高張力鋼板を採用した。板厚は平均して2.7mmと砂塵や極寒から車内を守るために厚めに設計されており、車体重量の若干の増加に繋がっている。窓は、全車両二重窓構造を採用しており冷房時の保冷性や暖房時の保温性を高めている。なお、一部線区では窓枠を二重窓構造のものから一枚窓構造にして整備性を高めている線区も存在する。

主要機器

エンジン
近郊型車では桜島機関製造製の12型車載直列十二気筒機関を床下部に搭載する。このエンジンは連続定格出力300rps/4000rpm、最大出力400rps/6500rpmであり山間部走破のために高出力のものを搭載している。
この機関は水平シリンダー形の予燃焼室式直列6気筒機関であり、排気タービン過給器を装備、補機類はB-11空気圧縮機、5型4 kVA交流発電機などで、いずれも歯車駆動としてVベルトを廃している。このエンジンの定格時燃料消費率は175g/PS/hであり、従来の11型車載直列気動車用エンジンとさほど変化はない。
なお、急行形には急行用機関である12型車載直列十二気筒B機関(連続定格出力350rps/4300rpm、最大出力420rps/7000rpm)が搭載されているが補機類には変更された部分は殆ど無い。これは、近郊型がエンジンのコストを考えなくてはならなかったのに対して急行形は当時は比較的高価な車体として製造ができ高出力なエンジンを搭載できたことに起因する。
ちなみに近郊型の燃費の悪さは後に詠月湖管区で体質改善工事が実施され新型内燃機関に換装したところ80%燃費効率が改善されたことにより1998年から第一回体質改善工事で近郊型の約半数のエンジンが21型車載直列6気筒エンジン(連続定格出力530/2000)に換装されている。
設備類
近郊型車ではボタン式半自動の両開き扉が車端部二箇所に搭載されており車掌の扉扱いボタンから半自動、自動を選択することができる。例えば極寒時や長時間停止時には半自動扉とし短時間停車時には車掌によるドア扱いとするのが一般的なようである。
一方急行形車は車端部二箇所に片開き戸を搭載するという方式でありこちらは自動式のみである。また、急行形車にはデッキが設けられている。デハ37型には車両の前部に二等客車、後部にトイレや自動販売機、機器室、車載用公衆電話、喫煙室が設けられていた。ただ、最近の体質改善工事により車載用公衆電話と喫煙室が取り除かれ喫煙室は多目的室となった。多目的室では荷物輸送や急患輸送など様々な用途に供されている。
また、急行削減に伴いデハ37型の二等客室を三等客室として普通列車の運転に37系列を就かせることも多くなった。急行形車は定員が近郊形車と比較して少ないため比較的利用客が少ない線区を中心に投入されている。
運転台は踏切/動物接触事故防止のために高運転台とされパノラミック窓を採用する。また、タブレット閉塞区間ではタブレットキャッチャーでのタブレット受領が原則のためタブレット閉塞が使用されていた区間では防護板とタブレットキャッチャーを装着した(ただ、現在ではほとんど取り外されている)。
便所はFRPユニット組み立て式で、3000番台は出入り台側から内開き扉、デイ30型は側面の客室通路側引き戸から出入りしデハ-37型はデッキに設けた通路に設置されているドアから出入りする方式とし、水タンクは屋根上搭載の重力給水式として、ポンプや空気配管を不要としている。汚物処理装置は搭載を考慮して機器搭載スペースを確保する準備工事が実施されたが、大型の直列十二気筒エンジンを搭載していること、当初は地方路線の汚物処理施設整備が進んでおらず、便所装備車は全車が従来通りの垂れ流し式であった。
ただ、第二次改修までには小型エンジンへの改装の結果床下機器のスペースが広くなったこととと汚水処理設備がほとんどの車両区で導入/整備された結果全車が垂れ流し式から循環式に変換された。
台車
極寒地域や砂漠地帯に導入する車両には空気バネ台車を導入した。また、重要部にカバーを被せることなどで防塵対策を行っている。
これは寒冷地域でコイルばねの間に雪が詰まって固着してばねが効かなくなる問題があったこと、砂塵が噛んでバネが効かなくなったりした問題があるという、地盤の悪い低規格路線が多いこと、軽量化、構造の簡略化、省力化などを考慮したもので、軸ばねはコイルばねをゴムで被覆したいわゆる「エリゴばね」として、雪咬みや砂塵噛みを防止している。また、できるだけ部品同士の密着性を高めることや台車に車輪に触れるブラシを設置することによって砂塵を取り除いている。

運用

デイ・デハ37型

導入初期は利用者が少ない運行距離が200km~300kmの近郊特急・急行に充当され「R特急」と呼ばれる安価で通常の特急に比べると低速なものの気軽に使用できる特急列車という概念を生み出した。通常デイ37型1~2両とデハ37型1両で運用される形態が多かった。運用中期になるとデイ37型のみで運用されたり、客室の半分を普通客席に変更したデハ37型が連結されることが多くなった。
現在では車内設備の陳腐化や本来ならこの車両が充当されていた区間の廃止や特急・急行の廃止若しくは快速列車の置き換えにより、できるだけ省コスト化されたとはいえ、わざわざ同世代の普通列車と比較しても設備維持に金の係る同型車両をそのまま使用しておくはずもなく、普通車設備に代替の上普通列車として用いられている。また、この影響によりデハ37型はすべてが普通列車に代替されたため2006年を以てデハ37型の型式は抹消されている。

デイ30型

ディーゼル気動車にしては安価で、収容人数が多いこの車両は近郊路線の利用者数が多い区間に導入された。技術やコストの問題で電化される区間が都市部近郊に限られるという大神国の近郊鉄道路線の特色に非常にマッチした車両であったため、1000両単位の製造が行われたほか、量産効果も相まって非常に安価になった同形式は次第に南満州鉄道や京岡急行電鉄なども採用し、大規模な製造数となった。
特にデイ30型2000番台では2枚扉が3箇所に設置され朝夕のラッシュへの対応も容易にさせるなどこれまでの大神国国鉄のディーゼル機関車になかった発展を見せた。また、2000年代初等には単行運転用のデイ30型への改造が始まり、全国で800両あまりがデイ30-3000型に改造された。
現在では、多くの車両が地方のローカル線などで使われている。

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