架空国家を作ろうの1.1世界線です

正式名称は帝国軍儀仗衛兵隊というらしい。その名の通り、皇帝陛下の身辺警護を行う組織である。ガルマニア大陸帝国軍は皇帝の身辺警護を専門とする部隊が存在しないため、儀仗兵がその代わりを務めているというわけなのだそうだ。
▲甲冑を纏った儀仗兵たち

概要

この組織は帝国儀典省の下部組織であり、ガルマニア帝国各地の儀仗兵の駐屯地は帝国儀典省の直轄下にある。そのため、帝国儀典省は実質的にこの組織のトップに位置していると言えるかもしれない。この組織の目的はただ一つ、それは皇帝の御身を守ることである。その職務は多岐に亘り、例えば式典の際には皇帝の護衛を務めることになるし、場合によっては軍旗を持って戦場に赴くこともあるらしい。また、皇帝の行幸の際に随伴することもあるようだ。その他にも、皇帝の即位式や結婚式などの儀式の際は必ずこの組織のメンバーが参列することになっている。さらに言えば、この組織のメンバーになるということは大変名誉なことでもあるらしく、帝国儀典省の幹部候補生でもあるのだ。儀仗兵の装備は様々だが、例えば剣であれば儀礼用のものの他に実戦用のものが用意されている。この組織に属する人間は、軍人というよりはむしろ官僚に近い存在である。ガルマニアの軍人はどちらかと言えば文官気質の強い者が多いと言われているが、この帝国の儀仗兵は武官そのものといった感じである。また、この組織では特に若い男性士官が採用されることが多い。構成員は全員が貴族の子弟で、家柄の良い人物だけが選ばれるのだとか。

所属人員

現在、儀仗兵隊に所属している隊員の数はおよそ500名ほどだという。ガルマニア帝国の帝都ヤヌアールフロスにある士官学校を卒業した者が入隊するのが一般的で、それ以外の地方出身者は試験に合格して採用されることが多いのだ。なお、帝国儀典省からの出向という形で勤務している者もいるし、皇室直属の近衛騎士隊の者もいれば、帝室警察局の警察官もいる。帝国儀仗兵をまとめ上げる指導者は、帝国儀典卿と呼ばれる役職に就いている。現在帝国儀典卿を務めているのはハザール・レヴァイン侯爵である。ちなみに、ガルマニア軍の軍服を着用している者は、基本的にいない。ガルマニアの陸軍は伝統的に質実剛健を旨としており、華美さを嫌う傾向にあるからだ。ガルマニアの陸軍の制服は、黒一色である。一方、儀仗兵の方は白を基調とした色使いをしていることが多い。これは、ガルマニアの伝統的な色彩感覚によるものだと考えられている。また中世の騎士よろしく甲冑を身に纏っていることも多い。こうした装いはガルマニア皇族や上級貴族の間にあるロマン趣味の産物で、彼らにとっては一種のステータスシンボルとなっているのだ。このロマン趣味に傾倒した身なりから弱いとも思われがちな儀仗兵だが、実際はガルマニア帝国軍の中でも精鋭中の精鋭だけを集めたエリート集団である。

主な活動内容

前述の通り、基本的には皇帝の身辺を護衛するのが仕事である。しかし、それだけではない。例えば、大規模な軍事パレードが行われた際には、その沿道の警備に当たることにもなる。皇帝の私邸の周辺を巡回したり、皇帝の外出時に随行したりするのも主な任務であるという。それ以外にも、例えば外国の公式訪問があった時には、儀仗兵を先頭に立てて要人の警護にあたることもあるのだという。また、他国からの使者を迎える際も、儀仗兵が使者一行に同行して警護を行うことがある。このように、儀仗兵の主な任務は皇帝の警護であるが、同時にガルマニアの威信を示す役割も担っているのである。これまでの活動実績として、例えば2016年9月の皇帝の誕生日を祝う記念式典において、皇帝が馬車に乗っている際に突如発生した暴動を鎮圧した例などがある。この際、儀仗兵達は武器を手に取り、暴徒達と勇敢に戦ったという。また、儀仗兵のもう一つの顔は外交官としての役割だ。例えば、外交関係の重要な行事においては、儀仗兵が使節団を率いて各国を訪問することになる。そして、各国の首脳に対してガルマニア帝國の外交姿勢をアピールすることになるのである。儀仗兵の一糸乱れぬ動きは、各国に強烈な印象を与えることになるだろう。

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