架空国家を作ろうの1.1世界線です

正式名称をガルマニア大陸帝国国防省秘密情報部第3課といい、通称をザ・サードと呼ばれている。表向きは、皇帝の身辺警護を主な任務としていることになっているが、実際には皇帝の身辺警護よりもむしろ帝国の主要人物の監視任務の方が多いのだという。

概要

ガルマニア帝国には数多くの諜報機関が存在するが、その中でも特に有名なのがこのザ・サードである。ガルマニア帝国が成立してから約100年後の1624年に発足して以来、現在に至るまで帝国の秘密情報を収集することに従事し続けてきたという。その活動内容は多岐に亘り、国内外の要人や重要施設に対する監視はもちろんのこと、時には暗殺や破壊工作といった非合法活動も行うことがある。また、帝国政府の内部調査やスキャンダルの調査なども彼らの重要な仕事の一つである。彼らの存在は帝国内でも極秘扱いになっており、その存在を知る者はごく一部の人間しかいない。例えば、儀典省に所属する一部の高官や儀典武官達などがそうである。彼らは皇帝と直接接触する機会が多いため、必然的にこの組織の標的になりやすいのだ。ザ・サードの構成員は皆、ガルマニア帝国軍の軍人であり、その全員が厳しい選抜試験を突破したエリート中のエリートであるという。その性質上、この部署には様々な機密情報が蓄積されており、その中には当然、他国の情報も含まれている。そのため、この組織はガルマニア帝国の内外を問わず、あらゆる場所にスパイを送り込んでいるのだという。例えば、皇帝の側近の中にもこの部隊に所属している者がいるという噂があるし、儀典省の中にだってこの部隊の息がかかった人間が紛れているに違いない。

沿革

ザ・サードの起源は今からおよそ200年前の大革命まで遡ることができる。当時のガルマニアでは、皇帝による専制政治が行われていたのだが、その体制に批判的な人々は少なくなかった。そして、そういった人々の中には、皇帝の権力を弱めるために何か策謀を仕掛ける必要があると考える者もいた。そんな時に登場したのが、当時のガルマニアで暗躍していた秘密結社だったのである。彼らは当時のガルマニアにおける腐敗した官僚機構の撲滅を目指しており、そのために様々な活動を行っていたのだ。やがて、結社の活動は徐々に規模を拡大していき、最終的にはガルマニア全土に支部を持つまでになった。そして、ついにはガルマニアの国家そのものを転覆させかねないような事件を引き起こしたのだ。しかし、その企みは未遂に終わった。なぜなら、ガルマニア軍が立ち上がったからである。ガルマニアの民衆が決起して帝都を占拠した際、軍は無慈悲にも武力による鎮圧を行いガルマニアの各地では大規模な戦闘が発生した。その混乱に乗じて、ガルマニアの各地にあった秘密結社の支部は次々と潰されていったが、ネットワークや秘密の拠点はそのまま帝国軍に接収され逆に民衆の監視に利用されるようになったのだ。

主要人物

ザ・サードの隊長を務めるのは、かつて軍の特殊部隊に所属していた経歴の持ち主である。彼の本名は誰も知らないのだが、隊員の間では「黒牙」呼ばれている。年齢は30代半ばくらいの男性だが、実際の年齢は不明だ。彼は非常に優秀な軍人なのだが、同時に冷酷な殺人鬼でもある。彼は部下に対しても容赦しないことで有名なのだ。実際、彼はこれまでに何人もの部下を殺してきている。しかも、ただ殺しただけではない。拷問にかけて苦しめた上で殺してきたのである。恐怖によってザ・サードを支配し、圧倒的な暴力でもって敵をねじ伏せる。それが彼のやり方であった。副隊長のカルレ・アルバンは、かつてはガルマニア軍に所属していたのだが、上官の命令に逆らったことで除隊処分を受けてしまった過去を持っている。しかし、彼はその時に受けた仕打ちを未だに恨んでおり、いつか復讐することを誓っている。そのため軍の上層部の人間を監視しては弱味を探し出し、それをネタにして脅迫するという行為を繰り返してきた。他のメンバーには、元諜報員や傭兵などの経歴を持った者達もいる。彼らは皆、ザ・サードの中でも選りすぐられた精鋭ばかりだ。戦闘能力も高く、任務遂行能力も高い。まさにガルマニア軍の切り札とも言える存在だと言えるだろう。

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