令制国とは、日本の律令制に基づいて設置された日本の地方行政区分である。律令国とも。飛鳥時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位だった。現在は殆どがそのまま県に移行している。
古代には、令制国が成立する前に、土着した豪族が世襲して務める国造が治める国と、県主が治める県が並立していた。令制国は、中央から派遣された国司が治める国である。大化の改新直後、少なくとも藤原京への遷都以前にはある程度の令制国が成立していた。
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