最終更新: kingzeputozeta 2021年07月23日(金) 17:26:27履歴
上記のようなコンセプトを実現するため、BMP-1では様々な兵装を搭載していた。
BMP-1の主兵装は23mmガスト式機関砲である。発射レートは目標に応じて調整することができ、毎分400発、800発、1200発での射撃が可能だった。23mm機関砲弾は車両内におよそ600発搭載することができた。砲弾は720m/sで発射され、軽装甲および非装甲の目標に対して非常に強烈な破壊力を有する。弾種としては徹甲焼夷弾と破片効果榴弾が使用できた。ただし、仰角を40度しかとることができなかったため、高所の目標や空中の目標への射撃は困難だった。
副兵装としては、対戦車戦闘用に4基の対戦車ミサイルと、制圧射撃用に1基の汎用機関銃を搭載している。対戦車ミサイルは有線MCLOSの「MAT-1」、有線SACLOS式の「MAT-2」が搭載可能だった。射程はそれぞれおよそ2000mと3000mで、およそ500mmの鋼板を貫通する能力があった。このミサイルは発射用のレールに取り付けて発射され、砲手が発射位置に設置しなおすことで再発射も可能だったが、実際にはほとんど使い捨てで運用された。汎用機関銃EPK-62は7.62×54mm弾を使用する機関銃で、BMP-1では2000発の弾丸をベルト式の弾帯に格納していた。これらは歩兵への掃射に使用された。
車体後部は兵員室とされており、ここには最大8人の完全武装した兵士を乗せられた。車体側面両側にそれぞれ4か所、後部の大型の乗降用ハッチに1か所の合計9か所にガンポートが用意され、兵士が発砲することができた。なお、車体側面の2か所にはEPK-62が弾丸1000発が格納されたベルト式の弾帯とともに設置されていた。乗降用ハッチを除く8か所のガンポートはNBC環境下において、排煙のためにハッチを開けずにすむよう、排煙装置を備えていた。
BMP-1の主兵装は23mmガスト式機関砲である。発射レートは目標に応じて調整することができ、毎分400発、800発、1200発での射撃が可能だった。23mm機関砲弾は車両内におよそ600発搭載することができた。砲弾は720m/sで発射され、軽装甲および非装甲の目標に対して非常に強烈な破壊力を有する。弾種としては徹甲焼夷弾と破片効果榴弾が使用できた。ただし、仰角を40度しかとることができなかったため、高所の目標や空中の目標への射撃は困難だった。
副兵装としては、対戦車戦闘用に4基の対戦車ミサイルと、制圧射撃用に1基の汎用機関銃を搭載している。対戦車ミサイルは有線MCLOSの「MAT-1」、有線SACLOS式の「MAT-2」が搭載可能だった。射程はそれぞれおよそ2000mと3000mで、およそ500mmの鋼板を貫通する能力があった。このミサイルは発射用のレールに取り付けて発射され、砲手が発射位置に設置しなおすことで再発射も可能だったが、実際にはほとんど使い捨てで運用された。汎用機関銃EPK-62は7.62×54mm弾を使用する機関銃で、BMP-1では2000発の弾丸をベルト式の弾帯に格納していた。これらは歩兵への掃射に使用された。
車体後部は兵員室とされており、ここには最大8人の完全武装した兵士を乗せられた。車体側面両側にそれぞれ4か所、後部の大型の乗降用ハッチに1か所の合計9か所にガンポートが用意され、兵士が発砲することができた。なお、車体側面の2か所にはEPK-62が弾丸1000発が格納されたベルト式の弾帯とともに設置されていた。乗降用ハッチを除く8か所のガンポートはNBC環境下において、排煙のためにハッチを開けずにすむよう、排煙装置を備えていた。
歩兵の搭乗する最低限の容積を確保しつつ、軽快な走行を可能にするために軽量化を図ったため、車体は極力低車高とされている。このため、居住性は劣悪であり、また地雷に弱いという欠点もある。
車体は非常に軽装甲であり、対戦車擲弾、対戦車ミサイルなどに対しては防御力を備えていない。また、車体上部や兵員室側面後部の銃眼付近の装甲は比較的薄いため、12.7mm機銃や14.5mm機銃に対しては不十分な防御力と言わざるを得なかった。
NBC防護システムにより核戦争環境下でも活動可能である。砲手用、車長用、兵員乗降用のすべてのハッチを閉じた上でシステムを起動することで、空気が防護フィルターを通して供給されるようになる。システムは車内の気圧を高く保つため、銃眼を使用する程度であれば問題なく防護機能を発揮する。車内の気温が非常に高くなるため、車内の各座席横に小型送風機が用意されている。
また、被弾時に備え、自動消火装置が搭載されている。
車体は非常に軽装甲であり、対戦車擲弾、対戦車ミサイルなどに対しては防御力を備えていない。また、車体上部や兵員室側面後部の銃眼付近の装甲は比較的薄いため、12.7mm機銃や14.5mm機銃に対しては不十分な防御力と言わざるを得なかった。
NBC防護システムにより核戦争環境下でも活動可能である。砲手用、車長用、兵員乗降用のすべてのハッチを閉じた上でシステムを起動することで、空気が防護フィルターを通して供給されるようになる。システムは車内の気圧を高く保つため、銃眼を使用する程度であれば問題なく防護機能を発揮する。車内の気温が非常に高くなるため、車内の各座席横に小型送風機が用意されている。
また、被弾時に備え、自動消火装置が搭載されている。
300馬力の液冷ディーゼルをエンジンに使用している。エンジンは車体前部右側に搭載されている。操縦を容易にするため、動力機構などは油圧のみならず水圧を用いてバックアップを行っている。これにより、道路上であれば時速60km、不整地であっても時速40kmで走行することが可能である。
BMP-1は水上浮航能力も備えている。キャタピラに装備された特殊なスカートが、キャタピラの駆動時に浮力を発生させ、浮航することができる。水上浮航時の速度は時速8km程度である。
BMP-1は水上浮航能力も備えている。キャタピラに装備された特殊なスカートが、キャタピラの駆動時に浮力を発生させ、浮航することができる。水上浮航時の速度は時速8km程度である。
BMP-1A2
BMP-1A2は、既存のBMP-1の砲塔をBMP-2の砲塔に換装したモデルである。また、車体の装甲についてBMP-1Bに匹敵するよう、増加装甲が取り付けられている。これにより、車体側面と車体前面で12.7mm徹甲弾に耐えるレベルの防御力を獲得している。ただしその代償として水上浮航能力が失われている。
BMP-1A3
BMP-1A3は、既存のBMP-1A2のエンジンをBMP-2やBMP-1Bと同じ400馬力のものへと換装したモデルである。さらに、BMP-2の後期型から装備が開始されたアクティブ防護システムの搭載にも対応している。
BMP-1A2は、既存のBMP-1の砲塔をBMP-2の砲塔に換装したモデルである。また、車体の装甲についてBMP-1Bに匹敵するよう、増加装甲が取り付けられている。これにより、車体側面と車体前面で12.7mm徹甲弾に耐えるレベルの防御力を獲得している。ただしその代償として水上浮航能力が失われている。
BMP-1A3
BMP-1A3は、既存のBMP-1A2のエンジンをBMP-2やBMP-1Bと同じ400馬力のものへと換装したモデルである。さらに、BMP-2の後期型から装備が開始されたアクティブ防護システムの搭載にも対応している。
A型で被発見を避けるために小型化していた砲塔を大型化して仰角を取ることができるようにしている。これにより、空中目標と高所の目標に対しても有効な射撃が行えるようになっている。なお、従来は砲塔には砲手しか搭乗しなかったが、B型では車長も砲塔に登場することとなり、車体上部に配置されて能力不足とされてきた車長用の索敵用テレスコープは砲塔上部に移されて全周視界を得ている。ただし、23mm機関砲では戦車などの重装甲目標に対して威力不足だと判断されたため、BMP-1Bの生産は早期に打ち切られ、30mm機関砲を搭載するBMP-2の生産へと移行した。
各部分で装甲の強化が施されており、これにより車体後部以外の全ての部分が12.7mm徹甲弾に対する防御力を獲得している。砲塔両脇には発煙弾を展開する3連装ランチャーが1基ずつ搭載されていて、敵のSACLOS式対戦車ミサイルに対して煙幕を展開しつつ全速力で回避軌道をとることで正確な誘導を難しくする。
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