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M91ウィルフォード
全長9.83(m)
全幅3.66(m)
全高2.44(m)
重量60(t)
乗員4名
M91ウィルフォードは、アメリカ正義国の軍用車両メーカー、ジャスティス・ガードナー社で開発された主力戦車ある。ウィルフォードの名は、アメリカ陸軍の軍人ウィルフォード・クリステンセンに由来する。

概要

M54ジェイレンの後継としてアメリカ単独で開発し、陸軍と海兵隊に正式採用された戦後第3世代主力戦車である。
動力機関には、当時の戦車の主流だったディーゼルエンジンではなく、ガスタービンエンジンを採用しているのが特徴である。このエンジンは、ガスタービン発電装置を備え、電力を供給可能となっている。また、車体前部左側にガスタービン発電機を装備し、その電力でモーターを駆動する方式も採用されている。
主砲として、当時主力であったL85A2と同じ105mmライフル砲を装備しているが、改良により軽量コンパクトかつ整備性の向上が図られている。これにより、信頼性が向上している。
装甲厚は最大80ミリという厚いものとなっている。これは、複合装甲の採用により防御力が増したためであり、軽量化のためではない。
当初は、レーザー誘導爆弾や小型ミサイルによる自爆攻撃への防御能力のみとされていたものの、その後の研究によって対戦車地雷などにも対処可能なことが判明した。しかし、あくまでも対戦車兵器に対するものであるため、対人用砲弾に対しては十分なものではない。また、自動消火システムなども搭載されていないなど、弱点もある。
さらに、無人機による攻撃に対応するため、従来の赤外線投光器に加え、新たにレーダードームを搭載している。ただし、こちらは対地対空両用の性能を持つわけではなく、あくまで対ドローン用の装備である。そのため、偵察型の車両は別途開発されている。
武装面では、主砲同軸に7.62×51mm弾を使用する40発入りカービン式弾倉を備えたM134ミニガンを搭載しており、これによる制圧射撃能力は強力無比なものがある。
一方で、本車は歩兵支援を目的としており、火力集中能力はそれほど高くないため、多方向からの攻撃には対応しにくい欠点がある。

開発経緯

1970年代初頭、アメリカ陸軍はM54ジェイレンの後継となる主力戦車を必要としていた。当初は、次期主力戦車の開発については、アメリカ議会が国防費削減のために否定的な態度を示していたこともあり、開発は遅れがちだった。そのような状況の中、1974年10月にジャスティス・ガードナー社の副社長だったR.W.メイザースンは、次期主力戦車としては、以下の要件を満たすものを開発するべきと主張した。すなわち、以下の要件を満たすことが求められた。
1.高機動性と即応性を持ち、なおかつ高い生存性を持つ
2.火力に優れ、強力な牽引力を有する
3.電子兵装およびセンサー類を充実させる
4.重量制限内で可能な限りの重装甲を施す
5.コストパフォーマンスに優れたものとする
6.運用上必要な装備をすべて搭載する
7.生産が容易であること
8.あらゆる戦場において活動可能であること
9.長期にわたる作戦行動が可能であること
10.あらゆる状況下で作戦を行える柔軟性を持つこと
この条件を満たす戦車として、M91ウィルフォードの開発計画が開始された。そして、1980年には設計作業が開始され、1983年に最初の試作車が完成した。そして1984年から1985年にかけて行われた試験の結果を受けて、1986年より量産に入った。
世論や議会の反対を抑えるため、M54ジェイレンは当初1990年代まで現役に留まることが想定されていた。しかしながら、ガルマニアや大東亜への対抗上、より強力な戦車を軍に導入することが決定された。その結果、M91ウィルフォードの配備と並行して、M54ジェイレンにもエンジン出力の向上やソフトウェアの更新などの改造が施され、最終的に2002年までにアメリカ陸軍の全車が現代戦に対応可能となった。

乗員

M91ウィルフォードには4名の乗員が搭乗する。車長は砲塔の右後方で砲塔上から周囲警戒したり車内から画像によって索敵を行い、火器管制士官は主砲同軸のミニガンを操作する。操縦士は通常の戦闘時には操縦に専念し、緊急時には車長を兼ねられるよう訓練されている。一方、戦車随伴歩兵は4名乗車が基本であり、彼らは砲塔後部のハッチから出入りを行う。

派生型

XM91ウィルフォード

1983年に作られた試作車。後にこの車両をベースにして、正式型が開発された。正式型は電子機器の改良の他、アンテナの配置などが変更されている。

M91A1ウィルフォード

44口径120mm滑腔砲M256を搭載し、主砲換装後初の実戦参加を果たした車両。当初は無線設備などの改良も検討されていたが、予算の制約により実現しなかった。

M91A1HAウィルフォード

砲塔や車体前面部の複合装甲に劣化ウラン装甲材を導入し、
防御力を向上させた改良型である。また、赤外線暗視装置の追加や自動消火システムなどが追加されている。
1992年からは、アメリカ軍の主力戦車として、いくつかの戦争で実戦に投入されている。

M91A1F14ウィルフォード

1993年に開発された、新コンセプトの多目的装甲車。既存型と比べ、重量は30%以上軽くなっている。
また、軽量化に伴い、居住性も向上している。
主な変更点は、以下の通り。
・電子機器、特に通信機をアップグレードした
・ガスタービン発電機を、従来のディーゼル発電装置に変更
・エンジン冷却システムを強化
・車体形状の変更

ジェシー・ラッキンビル専用モデル

アメリカ陸軍の軍人でエース戦車兵であるジェシー・ラッキンビルのために開発された専用モデル。開発コンセプトは、高性能な兵器を搭載するのではなく、高度な技術力を結集させた兵器を搭載すべきというものであった。そのため、電子機器の性能、戦闘室内部レイアウトなどに独自の工夫が施されている。
通常モデルは、アメリカ軍の標準規格品が使用されるが、ラッキンビルの車両は、専用部品の使用比率が大きい。
なお、ラッキンビルは、通常の任務だけでなく、特殊作戦にも従事するため、操縦手用の座席に折り畳み式の簡易的なベッドが搭載されている。
また、オプション装備として、各種装備品を収納可能な大型コンテナが設置されている。

M91B1ウィルフォード

輸出用モデルで、性能的には旧式のM54ジェイレンやM41ウォーカーブルドッグに劣る。しかし、輸出先に合わせて、機器のカスタマイズが可能となっている。
現地語表記の搭載コンピューターの採用や無線機の現地語表示、電子光学サイトの追加、レーザー誘導爆弾への対応、乗員保護機能の強化などがそれにあたる。この車両は、のちに保護国のカラカス公国に輸出された。

M91G1ウィルフォード

予算削減のため旧来型のM54ジェイレンを元に改造して作った車両。基本性能はほぼM54ジェイレンと同じだが、装甲材質に複合素材が使用され、重量は増加している。

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