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MK-06型ミサイルコルベット
艦級概観
艦種ミサイルコルベット
運用者第四インターナショナル連邦共和国人民解放海軍
級名MK-06型
就役期間2012年〜現在
建造所シウダード・トロツキー
シウダード・マルクス
その他、国内計14か所
性能
排水量1800t
全長90m
全幅12m
吃水2.4m
機関ディーゼル2基
ガスタービン1基
出力24000hp
速力35ノット
乗員60名
兵装100mm単装速射砲1基
122mm40連装ロケット砲1基
艦対艦/対潜/巡航ミサイル用汎用垂直発射装置8連装1基8セル
個艦防空ミサイル用8連装VLS4基32セル
艦載近接防空用複合タレット1基
同型艦48隻

概要

MK-06型は第四連邦海軍が運用するコルベットである。沿海域戦闘において、圧倒的な火力によって敵水上戦力と地上戦力を破壊し、友軍を支援することをコンセプトとしていて、非常に重武装な艦艇となっている。

能力

兵装

主砲としては、100mm単装速射砲1基を搭載する。主砲は毎分80発もの発射レートを有している。弾種としては、対空用の近接信管付き破片効果弾、対艦用のミリ波シーカー付き徹甲榴弾、対地用の徹甲榴弾、多目的榴弾、サーモバリック弾などを使用可能である。近接信管付き破片効果弾の射程はおよそ20kmで、主に亜音速で飛翔する対艦ミサイルに使用される。砲弾内部には20gのタングステン製ペレットが400個用意されており、これが複数発直撃することで、炸裂した弾殻と合わせて敵の対艦ミサイルに致命的な損傷を与える。ミリ波シーカー付き徹甲榴弾はミリ波を用いるアクティブレーダーシーカーを内蔵しており、発射された後に主翼を展開して滑空を開始する。砲弾は目標におよそマッハ1.5の速度で着弾し、弾頭の徹甲榴弾によって装甲を貫通する。これは主に舟艇などに対する砲撃で使用されるもので、射程はおよそ50kmである。対地用の徹甲榴弾、多目的榴弾、サーモバリック弾は発射後に主翼を展開、弾底の補助ロケットによって飛翔距離を稼ぐことができ、およそ80kmの射程を有する。誘導は衛星航法と慣性航法によって行われ、80km先の目標に対して10~25mの誤差で着弾する。電波高度計によって、目標の頭上で炸裂して加害半径を増すことも可能である。

また、特徴的な武装として、122mm40連装ロケット砲を装備している。これは対地火力投射と副次的な対潜攻撃に使用されるもので、対地用には破片効果榴弾、サーモバリック弾、成形炸薬弾などが、対水中用には水中爆発弾などが使用可能である。ロケット弾はコンテナに格納されて装備されており、20秒で全弾を撃ちきり、4分で全弾を再装填することが可能である。コンテナは、最初から搭載してある分を含めて通常8つ搭載されるため、通常は最大320発が発射可能である。対地用に使用されるロケット弾は射程がおよそ40kmあり、40km先の目標におよそ5~10mの誤差で着弾する。特徴的なのは水中爆発弾で、これを用いることで20kgの高性能炸薬爆雷を20km圏内に投射できるため、本級は部分的な対潜戦闘能力を有している(哨戒ヘリや魚雷発射管は備えていないため、本格的な沿海域での対潜任務はMK-05型が行う)。

現在はこれを270mm12連装ロケット砲に換装することが計画されている。これが実現した場合、射程と1発当たりの威力が大幅に向上することが予想される。

対水上火力・対地火力の中心となるのが、艦上構造物前面に設けられた8連装VLSである。ミサイルとしてはKPR-550超音速対艦ミサイル、Игла巡航ミサイル、KPR-600極超音速ミサイルの搭載に対応している。KPR-550は群体を構成して敵艦に攻撃を行う超音速ミサイルで、高い機動性・抗妨害性を有しているためその迎撃は非常に困難なものとなる。Игла巡航ミサイルは、対水上・対地・対水中の様々なミッションに使用可能で、対水中型は敵潜水艦が艦隊を攻撃できる範囲に接近する前に叩くことができるようにするために従来の対潜ミサイルと比較して大型である。KPR-600極超音速ミサイルはスクラムジェットエンジンを用いてマッハ8.5で飛翔する極超音速ミサイルで、極めて高速ながらKPR-550並みの機動性を有するため、迎撃はさらに困難である。

個艦防空ミサイルとして、「Z-60」ミサイル用の8連装VLS4基を搭載する。ミサイルはリボルバー型に配置されているが、これはVLSの容積を削減するための手法であり、コールドローンチ用の設備は全てのセルに用意されている。「Z-60」はデュアルバンドレシーバーによってSバンドとXバンドのレーダーのどちらでも中間誘導が可能で、終末誘導にはアクティブ/セミアクティブ両対応のシーカーを用い、艦艇のXバンドレーダーをイルミネーターとしてセミアクティブレーダー誘導で目標に突入するか、自分のレーダーで敵を捜索しアクティブレーダー誘導で目標を迎撃するかを切り替えることが出来る、大型艦向けの個艦防空ミサイルである。MK-06型ではこれを装備するために、後述するようにXバンドのイルミネーターを搭載している。射程は60kmである。

近接防空用に1基の複合CIWSを装備する。この複合CIWSは「ZV-3」と呼ばれるシステムである。短距離地対空ミサイル「Z-15」の6連装ランチャー2基と、23mm6連装ガトリングガンを備えている。「Z-15」はパッシブレーダーホーミングと赤外線画像誘導によって誘導される撃ちっ放し式の艦対空ミサイルである。艦のESMシステムで敵対艦ミサイルのアクティブレーダーシーカーの発する電波をとらえてそこに向けてパッシブレーダーシーカーを起動しながら飛翔、その後赤外線画像誘導に切り替えて突入する。高機動かつ高速なミサイルであるため、命中率はかなり高いとされる。「Z-15」の迎撃を掻い潜った敵に対しては、23mm6連装ガトリングガンが攻撃を行う。Kuバンドの捜索レーダーと射撃管制レーダーを収めたレドームによって照準が行われる。このレドームは捜索レーダーと射撃管制レーダーのアンテナを別々に設けているため、捜索中追尾が可能である。

船体

MK-06型は非常に特徴的な船型を採用している。これは喫水線上のすべての構造物が艦の中心線方向に向けて傾斜するタンブルホーム船型と呼ばれるものであり、従来の艦上構造物および船体上部のみを傾斜させた手法と異なり、水面付近から進入した電波についても反射方向を変えて反射できる。また、上述した兵装の内、VLS化されていない主砲、ロケット砲、近接防空用タレットなどに関してはレーダー波吸収性の塗料を使用してレーダー反射を抑えている。これにより、本級は1800t級の艦艇でありながら、レーダーには200t級のボートにしか映らないとされている。

艦の上部構造物は、多角錐を組み合わせた形状となっている。多角錐のデッキハウス上に、レーダーを内蔵した多角錐のマストと、四角錐台の煙突などが配置されている。煙突は赤外線の放出を抑えるため、耐熱タイルによる吸熱と、冷気の混合による温度の低下を行ってから排気を排出する。

機関

機関構成としてはCODOG方式を採用している。統合電気推進方式を採用し、電気推進に用いるための電力と、艦船内の他の用途の電力の電源が共用化され、機関の生み出したエネルギーを効率的に使用することができる。巡航時には2基のディーゼルエンジンを使用、高速航行時にはガスタービンエンジンを使用することにより、最高で35ノットでの航行が可能となっている。電力は大容量リチウムイオン蓄電池に貯蔵可能で、これによって機関が停止してもしばらくは自力で航行が可能である。推進時には2基の高温超電導モーターによっウォータージェットを駆動させる。これにより本艦は35ノットでの航行が可能である。

C4ISR

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