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S-04型潜水艦
要目
全長75m
全幅6.5m
水上排水量2400t
水中排水量3000t
速力21ノット
乗員60名
搭載兵装533mm魚雷発射管6基

概要

S-04型潜水艦は第四連邦が開発した潜水艦。通常動力型潜水艦としては第3世代に相当する。

能力

S-04A型

兵装
魚雷発射管からはT-12長魚雷、T-13特殊長魚雷、T-14長魚雷、KPR-400対艦ミサイル、RNT-4対潜ミサイル、Копье巡航ミサイル、Игла巡航ミサイル、Z-25対空ミサイルを発射可能である。本級の就役当初は、T-12長魚雷、T-13特殊長魚雷、KPR-400対艦ミサイル、RNT-4対潜ミサイル、Копье巡航ミサイルが搭載された。

T-12は第四連邦の第3世代長魚雷である。オットーフューエルII燃料を使用する斜盤機関を内蔵、これによりウォータージェットを駆動して推進する。雷速は最高で55ノットで、40ノットで60km、55ノットで40kmの射程を有している。弾頭重量は450kgで、二重船殻に対応するためタンデムHEATを採用している。
T-12の特徴は多彩な誘導方式を備えることである。魚雷本体にはアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーを搭載する。さらに、母艦側からのケーブルによる有線誘導にも対応している。これにより、より探知範囲の広い母艦のソナーを利用して攻撃を行なったり、逆に魚雷のソナーを母艦の「耳」として運用することを可能にしている。

T-13はスーパーキャビテーションと固体燃料ロケットを用いる超高速魚雷である。水中で最高200ノットを超える高速を発揮する。4枚の大型のフィンにより、高速域でも高い機動性を発揮する。アクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーで誘導を行い、弾頭としては150kt級の戦術核を搭載している。

T-14はT-12を代替する長魚雷である。T-12のようにアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーや、光ファイバーケーブルによる有線での誘導に対応する。ソナーシステムは浅海域での運用を考慮し、高周波の使用にも対応する新型の広帯域音響アレイを使用している。T-14では新たに音響画像センサーが搭載されている。これは目標とデコイの識別を行うことができる。また、海底に着底して攻撃を躱そうとする敵の潜水艦を探知するために、サイドスキャンソナーと磁気センサーが追加されている。

KPR-400対艦ミサイルは亜音速で低空を飛翔する小型軽量な対艦ミサイルである。射程はおよそ200km程である。衛星航法とアクティブレーダー誘導で敵艦に突入する。

RNT-4対潜ミサイルは潜水艦向けに開発された対潜ミサイルである。およそ60kmの射程を有する通常弾頭型と、およそ150kmの射程を有する核弾頭型がある。通常弾頭型では324mm魚雷を、核弾頭型では200kt級の核爆雷をそれぞれ弾頭に搭載している。

Копье巡航ミサイルは対地上ミッション用の巡航ミサイルである。1989年からは対艦ミッションモデルも運用された。対地上ミッションモデルでは1000kmの射程を有しており、電波航法、慣性航法で中間誘導され、通常弾頭型はその後電波地形照合で終末誘導される。対艦ミッションモデルでは慣性航法で中間誘導され、その後アクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導を終末誘導に併用する。

Игла巡航ミサイルは対艦・対水中・対地上ミッションに対応する長距離ミサイルである。対艦ミッションモデルでは800kmの射程を有し、慣性航法と衛星航法で中間誘導された後、敵艦から100km周辺でラムジェットでマッハ3に加速して複雑に機動しながらアクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導と赤外線画像誘導で突入する。対水中ミッションモデルでは250kmの射程を有し、324mm魚雷を弾頭として搭載する。対地上ミッションモデルでは、2000kmの射程を有し、電波航法、慣性航法、衛星航法で中間誘導され、その後電波地形照合と衛星画像照合で終末誘導される。

Z-25は赤外線画像誘導方式の対空ミサイルである。これは主に、潜水艦の重大な脅威となる哨戒ヘリコプターへの攻撃に使用される。射程はおよそ25kmである。

この他、機雷の敷設能力も備える。
船体
船体は涙滴型の船型で、複殻式構造となっている。船内は水密隔壁により6つの区画に区切られている。 外殻はゴム製吸音タイルで覆われており、探信音の反響軽減と、船体内部からの騒音遮蔽が図られている。

騒音源となる推進装置などは船殻に直接設置せず、浮台の上に搭載して吸振ゴムやサスペンションを挟んで設置し、騒音の船外への漏洩を軽減している。

水中での機動性を向上させるため、4枚の舵すべてに回頭と姿勢制御の両方の役割を担当させる「X舵」方式を採用している。舵面の1枚が損傷しても他の3枚で分担できることから冗長性に優れ、また着底・沈座・接岸などする際に、舵が損傷しにくいという利点がある。
機関
主機は、ディーゼル・エレクトリック方式を採用している。浮上時にはディーゼル発電機の電力によって電動機を回転させ、これがスクリューを駆動させる。潜航時には発電機の生み出した電力を予め蓄電池に蓄えておき、それによってスクリューを駆動する。蓄電池としては鉛蓄電池を搭載する。

通常の推進時には静粛性と高速性に優れる7翼のハイスキュード・プロペラ式スクリューを使用する。艦後方のダクト内部には別個、低速推進用のスクリューが搭載されていて、4ノットの速度で静粛航行することができる。
C4ISR
対水中捜索用には、対潜水艦用に艦首下部の円筒アレイ、艦側面の側面アレイ、艦尾から展開する曳航アレイにアクティブ・パッシブ兼用の低周波ソナーを、対魚雷防御用に艦首上部に逆探知ソナーを、対機雷用に艦首下部に機雷探知用の高周波ソナーを搭載している。これらのソナーの情報は対潜戦用の戦術情報処理装置によって統合処理される。処理装置はデジタル化により省人化されていて、高い性能を発揮する。本級のソナーシステムでは、数十時間前の敵潜水艦の航跡をも追跡することが可能である。

対水上・対低空捜索用にセイル内にレーダーを搭載している。Cバンドを使用するこのレーダーは、波が高い海域や雨天でも高い精度を発揮し、海面に浮くブイなども探知可能である。

S-04B型

兵装
S-04B型の兵装はS-04A型と同一であるため、S-04A型を参照。
船体
入射音を音源と異なる方向に全反射させる反射材と、外部の音に対して逆位相になるような音を加えることでこれを打ち消す吸音材を使用し、ゴム製タイルによる防音のみだったS-04A型と比較して大幅に静粛性が向上している。
機関
機関方式はディーゼル・エレクトリック方式からディーゼル・スターリング・エレクトリック方式へと変更されている。機関方式の変更はS-04B型最大の変更点である。

S-04B型ではAIP機関としてスターリング発電機4基を搭載している。液体酸素を燃料として、合計で300kWの電力を生み出すことができる。これにより、液体酸素燃料がある限りは常時5〜6ノットの低速で航行が可能である。

また、主機もターボチャージャーにより出力を向上させたものへ改装されている。
C4ISR
S-04B型では目標の探知、脅威度判定、射撃指揮、武器の使用の管制すべてを包括する統合戦闘システム「トライデント」を搭載する。艦内の各コンピュータは3重の冗長性を備えた大容量高速通信が可能な光ファイバーケーブルによって接続されており、ソナーやレーダーなどのセンサーの処理装置や、兵装の管制装置などは全て、中央情報処理装置をサーバーとして結合され、その情報は全て共同で管理されている。なお、S-05型ではタッチパネル式のカラー液晶ディスプレイを採用し、より感覚的に操作を行うことができる。なお、兵装の発射などについても、液晶パネルから操作することが可能になっている。

「ユピーツェル」汎地球規模作戦データリンクシステム、「ポセイドン」海軍統合戦術データリンクシステムなどにも対応しており、中央情報処理装置はこれらの情報を全て統合して戦術レベル及び作戦レベルでの状況図を作成することができる。これは指揮官のより適切な意思決定をサポートする。

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