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S-05型潜水艦
要目
全長84m
全幅9m
水上排水量3200t
水中排水量4500t
速力24ノット
乗員64名
搭載兵装533mm魚雷発射管8基

概要

S-05型攻撃型潜水艦は第四連邦が開発した潜水艦。24隻が就役している。自国近海の聖域化の任務のために運用されるこの潜水艦は、非常に高い戦闘能力を有する。

能力

兵装
魚雷発射管からはT-12長魚雷、T-13特殊長魚雷、T-14長魚雷、KPR-400対艦ミサイル、RNT-4対潜ミサイル、Копье巡航ミサイル、Игла巡航ミサイル、Z-25対空ミサイルを発射可能である。

T-12は第四連邦の第3世代長魚雷である。オットーフューエルII燃料を使用する斜盤機関を内蔵、これによりウォータージェットを駆動して推進する。雷速は最高で55ノットで、40ノットで60km、55ノットで40kmの射程を有している。弾頭重量は450kgで、二重船殻に対応するためタンデムHEATを採用している。
T-12の特徴は多彩な誘導方式を備えることである。魚雷本体にはアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーを搭載する。さらに、母艦側からのケーブルによる有線誘導にも対応している。これにより、より探知範囲の広い母艦のソナーを利用して攻撃を行なったり、逆に魚雷のソナーを母艦の「耳」として運用することを可能にしている。

T-13はスーパーキャビテーションと固体燃料ロケットを用いる超高速魚雷である。水中で最高200ノットを超える高速を発揮する。4枚の大型のフィンにより、高速域でも高い機動性を発揮する。アクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーで誘導を行い、弾頭としては150kt級の戦術核を搭載している。

T-14はT-12を代替する長魚雷である。T-12のようにアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーや、光ファイバーケーブルによる有線での誘導に対応する。ソナーシステムは浅海域での運用を考慮し、高周波の使用にも対応する新型の広帯域音響アレイを使用している。T-14では新たに音響画像センサーが搭載されている。これは目標とデコイの識別を行うことができる。また、海底に着底して攻撃を躱そうとする敵の潜水艦を探知するために、サイドスキャンソナーと磁気センサーが追加されている。

KPR-400対艦ミサイルは亜音速で低空を飛翔する小型軽量な対艦ミサイルである。射程はおよそ200km程である。衛星航法とアクティブレーダー誘導で敵艦に突入する。

RNT-4対潜ミサイルは潜水艦向けに開発された対潜ミサイルである。およそ60kmの射程を有する通常弾頭型と、およそ150kmの射程を有する核弾頭型がある。通常弾頭型では324mm魚雷を、核弾頭型では200kt級の核爆雷をそれぞれ弾頭に搭載している。

Копье巡航ミサイルは対地上ミッション用の巡航ミサイルである。1989年からは対艦ミッションモデルも運用された。対地上ミッションモデルでは1000kmの射程を有しており、電波航法、慣性航法で中間誘導され、通常弾頭型はその後電波地形照合で終末誘導される。対艦ミッションモデルでは慣性航法で中間誘導され、その後アクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導を終末誘導に併用する。

Игла巡航ミサイルは対艦・対水中・対地上ミッションに対応する長距離ミサイルである。対艦ミッションモデルでは800kmの射程を有し、慣性航法と衛星航法で中間誘導された後、敵艦から100km周辺でラムジェットでマッハ3に加速して複雑に機動しながらアクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導と赤外線画像誘導で突入する。対水中ミッションモデルでは250kmの射程を有し、324mm魚雷を弾頭として搭載する。対地上ミッションモデルでは、2000kmの射程を有し、電波航法、慣性航法、衛星航法で中間誘導され、その後電波地形照合と衛星画像照合で終末誘導される。

Z-25は赤外線画像誘導方式の対空ミサイルである。これは主に、潜水艦の重大な脅威となる哨戒ヘリコプターへの攻撃に使用される。射程はおよそ25kmである。

この他、機雷の敷設能力も備える。

さらに、船体中央部と後部には対魚雷防御用の装備を搭載している。ここからは、パラシュートを用いることで圧搾空気などを使用せずに無音でデコイを射出することができる。また、現在は対魚雷迎撃を目的とする小型の高速・高機動魚雷の搭載試験が行われている。
船体
S-05型は全速航行中であっても魚雷を発射可能にするため、水中発射管を艦首尾線に沿って平行に装備しており、艦首形状がS-04型のそれとは異なるものになっている。このため、船型は従来の涙滴型ではなく、葉巻型となっている。

船体はS-04B型で搭載されたものと同じ、入射音を音源と異なる方向に全反射させる反射材と、外部の音に対して逆位相になるような音を加えることでこれを打ち消す吸音材を使用して、アクティブソナーに対しても高いステルス性を発揮する。

パッシブソナーでの探知を避けるために静音性も極めて優れている。S-05型では、従来では全油圧式だった舵などの駆動部を、冗長性を考慮して電気式と油圧式の両方に対応するものへと変更、通常時は電気式を使用することで、従来よりも駆動音を遥かに低減している。
機関
S-05型では、AIPシステムとして第四連邦で初めてリチウムイオン蓄電池を搭載している。これに伴い、S-04B型で装備されていたスターリング発電機と鉛蓄電池はS-05型には装備されていない。このため、一見従来のディーゼル・エレクトリック方式に回帰しているように見える。

リチウムイオン蓄電池は鉛蓄電池と比較して、重量および体積あたりのエネルギー充填量、充電速度、繰り返し充放電回数などあらゆる面で性能的に優れている。リチウムイオン蓄電池を搭載したことで、従来の通常動力型潜水艦に比べ、水中において持続的に速力を発揮することができるようになっている。

発電はターボチャージャー付きのディーゼル発電機が行う。大電流で継続して充電可能なリチウムイオン蓄電池の特性を最大限活かすため、従来よりも高出力の発電が可能になっていて、急激な負荷の変動にも対応できる。ディーゼルの給排気量の増加に対応するため、シュノーケルは大型化しているが、静粛性の対策も同時に施されたため、水中騒音については問題ないとされている。

スクリューの回転は高温超伝導電動機によって行われる。従来の電動機よりも遥かに高い効率での駆動が可能である。推進は静粛性と高速性に優れる7翼のハイスキュード・プロペラ式スクリューを使用する。
C4ISR
S-04B型と同様に、SN-05型はS-05型と同様、目標の探知、脅威度判定、射撃指揮、武器の使用の管制すべてを包括する統合戦闘システム「トライデント」を搭載する。艦内の各コンピュータは3重の冗長性を備えた大容量高速通信が可能な光ファイバーケーブルによって接続されており、ソナーやレーダーなどのセンサーの処理装置や、兵装の管制装置などは全て、中央情報処理装置をサーバーとして結合され、その情報は全て共同で管理されている。なお、S-05型ではタッチパネル式のカラー液晶ディスプレイを採用し、より感覚的に操作を行うことができる。なお、兵装の発射などについても、液晶パネルから操作することが可能になっている。

従来通り、船首に対潜捜索用の低周波ソナーと機雷探知用の高周波ソナー、艦側面の側面ソナー、艦尾から展開する曳航ソナーを搭載している。船体が大型化したことによってソナーの搭載スペースも大型化することが可能になっている。これに加えS-05型では、コンフォーマル音響アレイを船首の低周波ソナーに採用して開口を拡大したり、さらに曳航式ソナーには光ファイバー受波アレイ技術を応用して探知能力を拡張したりするなど、様々な新技術を盛り込んで能力向上が図られている。これにより、探知距離はS-04型と比較して相当に延伸されている。

セイル内には従来同様、対水上・対低空捜索用のレーダーを搭載している。Cバンドを使用するこのレーダーは、波が高い海域や雨天でも高い精度を発揮し、海面に浮くブイなども探知可能である。

「ユピーツェル」汎地球規模作戦データリンクシステム、「ポセイドン」海軍統合戦術データリンクシステムなどにも対応しており、中央情報処理装置はこれらの情報を全て統合して戦術レベル及び作戦レベルでの状況図を作成することができる。これは指揮官のより適切な意思決定をサポートする。

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