最終更新: kingzeputozeta 2020年12月05日(土) 19:08:36履歴
SN-03型攻撃型潜水艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 潜水艦 |
運用者 | 第四インターナショナル連邦共和国人民解放海軍 |
級名 | SN-03型 |
就役期間 | 1966年〜1996年 |
建造所 | シウダードトロツキー |
性能 | |
排水量 | 浮上時2000t、潜航時2500t |
全長 | 95m |
全幅 | 10m |
吃水 | 7.5m |
機関 | 原子炉1基 |
出力 | 24000hp |
速力 | 浮上時12ノット 潜航時27ノット |
乗員 | 100名 |
兵装 | 533mm魚雷発射管8門 対艦ミサイル8基 |
米海軍の原子力推進化が進み、艦隊行動において30ノット以上の速力の維持が可能となりつつある状況では、第四連邦の既存の原子炉搭載艦では長時間の追尾維持が困難と考えられた。そこで開発されたのが本級である。
第四連邦海軍で初めて潜没状態での対艦ミサイル発射を可能とした艦級である。主兵装として、KPR-200Aを8発装備している。本型の設計にあたっては、ほぼ並行して設計作業が進められていたSN-04型の要素が積極的に導入された。KPR-200Aの射程は70kmと短距離であったが、本型が静粛性に優れ、敵艦隊の対潜哨戒網を比較的容易に突破できることから、当初は問題とされていなかった。
ソナーとしては、同世代艦のSN-04で採用されているものと同じ低周波・大出力のものが採用された。航法支援やミサイル発射などを自動化するため、作戦情報統合システムも搭載されていた。これによりSN-03型は高度に自動化され、複雑な管制処理が可能であり、乗組員の負担減少に貢献した。
原子炉1基・推進器1軸の構成が採用され、SN-02型以前のものと比べ単機出力の大きい機関が主機として搭載された。静粛性に大きな問題があった反省から、タービン等は防振装置付架台に載せられ、船体には吸音ゴムが貼付されたほか、推進器も、当初は5翔式であったが、のちに各4翔の二重反転式となった。
KPR-200Aの発展型KPR-200Bを装備するために大型化した派生型。結果として、水中排水量にして17%、全長にして10%弱の大型化となり、また船体・セイルの形状も変更された。新開発の防音ゴムの導入により静粛性はさらに改善、また居住性も向上した。ソナーはより長距離探知が可能なものとされ、これによって、対潜哨戒線の外側からのミサイル攻撃が可能になり、本型の戦術価値は大きく向上した。またミサイル射撃指揮装置としてデジタルコンピューターを使用して演算処理能力を高度化させたことで、同時誘導可能なミサイル数は原型から倍増して8発となった。またミサイル発射後に海水を補重タンクに注水して艦のバランスを自動調整する装置も導入された。
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