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SN-05型原子力潜水艦
要目
全長112m
全幅14m
水上排水量9000t
水中排水量12800t
速力35ノット
乗員75名
搭載兵装533mm魚雷発射管8基

概要

SN-05型潜水艦は1980年代に第四連邦が開発した原子力潜水艦。SN-04型の後継として開発され24隻が建造された。米国のSSBNおよびSSNを撃破することを目的としている。

能力

兵装
船首に533mm魚雷発射管8門を搭載する。魚雷発射管からはT-12長魚雷、T-13特殊長魚雷、T-14長魚雷、KPR-400対艦ミサイル、RNT-4対潜ミサイル、Копье巡航ミサイル、Игла巡航ミサイル、Z-25対空ミサイルを発射可能である。本級の就役当初は、T-12長魚雷、T-13特殊長魚雷、RNT-4対潜ミサイル、Копье巡航ミサイルが搭載された。

T-12は第四連邦の第3世代長魚雷である。オットーフューエルII燃料を使用する斜盤機関を内蔵、これによりウォータージェットを駆動して推進する。雷速は最高で55ノットで、40ノットで60km、55ノットで40kmの射程を有している。弾頭重量は450kgで、二重船殻に対応するためタンデムHEATを採用している。
T-12の特徴は多彩な誘導方式を備えることである。魚雷本体にはアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーを搭載する。さらに、母艦側からのケーブルによる有線誘導にも対応している。これにより、より探知範囲の広い母艦のソナーを利用して攻撃を行なったり、逆に魚雷のソナーを母艦の「耳」として運用することを可能にしている。

T-13はスーパーキャビテーションと固体燃料ロケットを用いる超高速魚雷である。水中で最高200ノットを超える高速を発揮する。4枚の大型のフィンにより、高速域でも高い機動性を発揮する。アクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーで誘導を行い、弾頭としては150kt級の戦術核を搭載している。

T-14はT-12を代替する長魚雷である。T-12のようにアクティブモードとパッシブモードを切り替えることができるソナーや、光ファイバーケーブルによる有線での誘導に対応する。ソナーシステムは浅海域での運用を考慮し、高周波の使用にも対応する新型の広帯域音響アレイを使用している。T-14では新たに音響画像センサーが搭載されている。これは目標とデコイの識別を行うことができる。また、海底に着底して攻撃を躱そうとする敵の潜水艦を探知するために、サイドスキャンソナーと磁気センサーが追加されている。

KPR-400対艦ミサイルは亜音速で低空を飛翔する小型軽量な対艦ミサイルである。射程はおよそ200km程である。衛星航法とアクティブレーダー誘導で敵艦に突入する。

RNT-4対潜ミサイルは潜水艦向けに開発された対潜ミサイルである。およそ60kmの射程を有する通常弾頭型と、およそ150kmの射程を有する核弾頭型がある。通常弾頭型では324mm魚雷を、核弾頭型では200kt級の核爆雷をそれぞれ弾頭に搭載している。

Копье巡航ミサイルは対地上ミッション用の巡航ミサイルである。1989年からは対艦ミッションモデルも運用された。対地上ミッションモデルでは1000kmの射程を有しており、電波航法、慣性航法で中間誘導され、通常弾頭型はその後電波地形照合で終末誘導される。対艦ミッションモデルでは慣性航法で中間誘導され、その後アクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導を終末誘導に併用する。

Игла巡航ミサイルは対艦・対水中・対地上ミッションに対応する長距離ミサイルである。対艦ミッションモデルでは800kmの射程を有し、慣性航法と衛星航法で中間誘導された後、敵艦から100km周辺でラムジェットでマッハ3に加速して複雑に機動しながらアクティブレーダー誘導とパッシブレーダー誘導と赤外線画像誘導で突入する。対水中ミッションモデルでは250kmの射程を有し、324mm魚雷を弾頭として搭載する。対地上ミッションモデルでは、2000kmの射程を有し、電波航法、慣性航法、衛星航法で中間誘導され、その後電波地形照合と衛星画像照合で終末誘導される。

Z-25は赤外線画像誘導方式の対空ミサイルである。これは主に、潜水艦の重大な脅威となる哨戒ヘリコプターへの攻撃に使用される。射程はおよそ25kmである。

この他、機雷の敷設能力も備える。
船体
船型は従来通りの涙滴型である。船体には降伏耐力100kgf/㎟(980Mpa)の強力な高張鋼を用いており、公試潜航深度600メートルという深深度潜航能力が確保されている。船殻は従来通りの二重船殻である。

指揮所、発射管室、機関部、乗員区画などは全てモジュール化されており、防振装置を介して船殻内部に配置されている。この防振装置は、細かい振動を吸収するゴムと、大きな振動を軽減する圧縮空気式サスペンションからなり、水中放射雑音の低減と衝撃からの乗員の保護に役立つ。

水中での機動性を向上させるため、4枚の舵すべてに回頭と姿勢制御の両方の役割を担当させる「X舵」方式を採用している。舵面の1枚が損傷しても他の3枚で分担できることから冗長性に優れ、また着底・沈座・接岸などする際に、舵が損傷しにくいという利点がある。
機関
搭載する原子炉は熱出力200MW、54000馬力を発揮する。これにより37.5ノットで水中を航行できる。
放射能の漏洩を速やかに検出できる監視システムと炉心の緊急冷却システムを備えており、安全性にも優れている。また、低出力運転時にはポンプを停止したままでも運転可能である。
推進時には静粛性と高速性に優れる7翼のハイスキュード・プロペラ式スクリューを使用する。
C4ISR
対水中捜索用には、対潜水艦用に艦首下部の円筒アレイ、艦側面の側面アレイ、艦尾から展開する曳航アレイにアクティブ・パッシブ兼用の低周波ソナーを、対魚雷防御用に艦首上部に逆探知ソナーを、対機雷用に艦首下部に機雷探知用の高周波ソナーを搭載している。これらのソナーの情報は対潜戦用の戦術情報処理装置によって統合処理される。処理装置はデジタル化により省人化されていて、高い性能を発揮する。本級のソナーシステムでは、数十時間前の敵潜水艦の航跡をも追跡することが可能である。

対水上・対低空捜索用にセイル内にレーダーを搭載している。Cバンドを使用するこのレーダーは、波が高い海域や雨天でも高い精度を発揮し、海面に浮くブイなども探知可能である。

その他には、全緯度航海装置による自動航法システム、衛星航法システム、衛星通信を利用した哨戒機や哨戒ヘリや水上艦との情報共有システムなどが搭載されている。各システムにはコンピュータを導入して省人化が図られている。

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