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(上:PU-5発射装置システム)

概要

STZ-5は第四連邦航空宇宙軍の戦略任務高射部隊が使用する地対空ミサイル。STZ-1、STZ-2、STZ-3、STZ-4に次ぐ、第5世代の防空システムである。特徴として、複数のミサイルを使い分けることにより、今まで複数種類のミサイルが担っていた任務を単一のシステムで運用可能になったこと、データリンクシステムの活用によって航空機や衛星とも共同交戦が可能になっていることが挙げられる。

構成

SDIR-5索敵/火器管制レーダーシステム搭載車両(1~2両)
PU-5発射装置搭載車両(4~6両)
K-5射撃管制/指揮統制システム搭載車両(1両)
電子妨害システム搭載車両(1両)

能力

レーダー
本システムの「目」となるSDIR-5はSTZ-5向けに開発されたアクティブフェーズドアレイレーダーである。半導体素子には窒素ガリウムを用いている。搭載車両はレーダーを毎秒36度の速度で回転させて全周監視が可能である。アンテナは表面がSバンド、裏面がXバンドとなっており、デュアルバンドレーダーとして動作する。これに加えて、2019年には能力向上型のSDIR-5B型が登場している。これはUHFを使用するレーダーで、ステルス機に対して高い探知能力を持つ。従来では反射波処理装置の小型化が難しかったが、SDIR-5BではAIを介在させて反射波処理を行うことで分解能を高めつつシステムをコンパクトにまとめている。
データリンク
本システムの指揮車両は「ゲルメス」戦術データリンクシステム用の通信端末を装備している。STZ-5に装備された「ゲルメス」データリンクシステムは、主に大射程ミサイルの誘導を担当する。本システムの搭載によってSTZ-5は地平線の向こう側への攻撃能力(OTH攻撃能力)を獲得している。また、他のSTZ-5運用部隊との連携も可能になっている他、地上や海上配備の大型のレーダーとのデータリンクも可能である。
生存性
本システムは敵によるSEADに対しても高い生存性を有している。敵航空機による電子妨害に対抗するために、本システムの運用部隊には電子妨害システムの運用車両が含まれている。これは450km先のAWACSや電子戦機に対してピンポイントで電子攻撃を仕掛けることが可能なシステムである。これにより、敵AWACSや電子戦機のレーダーを逆に使用不可能としてしまうことが可能である。また、無人航空機に対しては、通信の遮断やGPS座標の改ざんといった攻撃を行うことができる。敵の対レーダーミサイルによる攻撃に対しては、発射探知と同時にレーダーを切断し運用者に安全地帯へのシステム本体の移動を勧告するか、あるいは中射程型のミサイルを使用して迎撃を行うという手段により無力化する。
ミサイル
本システムでは主にZ-500超長射程ミサイル、Z-300長射程ミサイル、Z-100中射程ミサイル、Z-60短射程ミサイル、Штык弾道弾迎撃ミサイル、Джавелин弾道弾迎撃ミサイルなどを使用する。能力は以下のとおりである。
Z-300やZ-100は侵入する敵ステルス機や巡航ミサイルの迎撃に、Z-60は主に、システムを攻撃しようとするミサイルの迎撃に用いられる。Z-60は小型であるため、キャニスターに4基格納できる。Z-500はOTH能力を持つミサイルで、戦略爆撃機やAWACSなどへの攻撃の他、戦術弾道ミサイルや極超音速巡航ミサイルの迎撃や、低軌道衛星への攻撃にも用いることができる。これらのミサイルは、SバンドとXバンドでのセミアクティブレーダー誘導に対応している他、アクティブレーダーシーカーを搭載、撃ちっぱなしでの迎撃も可能である。
Штык弾道弾迎撃ミサイルは高度30~80kmにおける弾道ミサイルの迎撃に特化したミサイルであり、固体燃料ロケットによってマッハ8に加速した後、迎撃用突入体を切り離す。突入体は赤外線画像シーカーにより敵の弾道ミサイルの弾頭を捉え、外周に配置された8個のスラスターで姿勢と軌道を修正、標的に体当たりを行って運動エネルギーでこれを破壊する。迎撃半径はおよそ200kmである。これを能力向上させたШтык-Bでは、スクラムジェットエンジンと推力偏向ノズルを採用、射程を600kmに延伸するとともに、従来よりも機動性を高めたことで、極超音速滑空体に対するターミナル迎撃が可能になっている。もちろん、これはあくまで「理論上」の話であり、実戦ではミッドコース飛行段階での迎撃を潜り抜けた一部のミサイルに対する最後の盾として使用される。
Джавелин弾道弾迎撃ミサイルはミッドコース飛行段階の中距離弾道ミサイルなどの迎撃に使用されるもので、最大射高はおよそ500kmである。運搬された再突入体は赤外線画像シーカーで目標を捉え、4つのサイドスラスターで姿勢と軌道を修正、標的に体当たりを行って運動エネルギーでこれを破壊する。能力向上型のДжавелин-Bでは、最大射高を800kmに向上させるとともに、推力偏向ノズルを採用、従来型の大陸間弾道ミサイルや極超音速滑空体を搭載した大陸間弾道ミサイルに対する迎撃能力を有しているとされる。もちろん、これはあくまで「理論上」の話であり、実戦では大陸間弾道ミサイルに対するミッドコース迎撃を潜り抜けたものに使用される。

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