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Shv-74
機体概観
機種攻撃ヘリコプター
運用者第四インターナショナル連邦共和国人民解放地上軍
機体名Shv-74
就役期間1974年〜現在
性能
全長21m
メインローター直径18m
全高4m
航続距離1000km
最大速度320km/h
乗員2名
武装30mm機関砲1門
外部ハードポイント6箇所

概要

Shv-74は第四連邦が開発した攻撃ヘリ。同国初の攻撃ヘリコプターである。この種の「攻撃ヘリコプター」としては異例の大型機であるが、これは強力な武装で地上を制圧しつつ搭乗させた歩兵部隊を展開してヘリボーン任務を行うことを想定して開発されたためで、当初は「空中歩兵戦闘車」と呼称されていた。

能力

Shv-74A

兵装
Shv-74Aは固定武装としては14.5mm4砲身ガトリング砲を備えていた。ここからは、14.5×114mm弾を毎分4000発の速度で発射することができた。しかしこの弾薬は、当初より破片効果によるソフトターゲットへの攻撃力が低いことが指摘されていた。さらに、西側の装甲車両の防御力が向上すると、それらに対して完全に威力不足となった。このため、B型では23mmガスト式機関砲が搭載されることとなった。

胴体中央部の固定翼下には、対戦車用に無誘導ロケットや対戦車ミサイルを搭載するスペースとして6つのハードポイントが用意された。ここには空中発射に対応したMAT-2対戦車ミサイルや、57mm32連装ロケットポッド、87mm20連装ロケットポッドなどを搭載することができた。武装は最大で2000kgまで搭載可能だった。

また機首には有線SACLOSによって誘導されるMAT-2に対応するため、光学望遠鏡方式の照準装置を装備した。しかし、飛翔速度の遅く撃ちっぱなし能力もないこのミサイルは、発射後も照準器で目標を捉え続ける必要があり、その間航空機は敵の対空火器に対して脆弱な状態となった。

機体後方には兵員室が配置された。兵員室の両方のドアにはガンポートが用意されており、必要に応じて分隊支援火器の射手が機関銃で敵を掃射することを可能にした。
機体
Shv-74Aは「空中歩兵戦闘車」としてかなり堅牢な機体となっていた。機体全体には装甲車並みの重装甲が張り巡らされた結果、ほとんどの部分で14.5mm機関銃に対して防弾性能を持つこととなった。またローターはチタン合金で作られ、敵の12.7mm徹甲弾の直撃を受けても飛行を継続することができた。さらに、NBC環境下でも活動が可能なように、与圧式のNBC防護装置を備え、これによって兵員室とコックピット内の兵員が保護された(なおこの装置を使用する際には、ガンポートを閉じる必要がある)。

コックピットはタンデム複座式とされ、キャノピーは防弾ガラスで作られた。前席には操縦士が、後席には兵装担当士官が搭乗することとなっていた。その後ろには兵員室が設けられ、ここには8人の完全武装した兵士が搭乗することができた。

一方、輸送ヘリと攻撃ヘリの折衷ともいえるコンセプトは、機体の大型化と大重量化を招き、結果として攻撃ヘリに求められる機敏さを失うこととなった。Shv-74は特に歩兵が携行する小型対空ミサイルや、歩兵戦闘車の20mm以上の大口径機関砲に対して脆弱で、メキシコ麻薬紛争ではカルテル勢力の地対空ミサイルにより数機が撃墜された。
エンジン
Shv-74では最大出力2250馬力のターボシャフトエンジンを双発装備した。エンジン出力については評価が分かれており、「巨大な機体ながら時速320kmもの速度で飛行可能であり、十分な出力を備えていた」「最大離陸重量では垂直離陸することができず、不十分なものだった」という2つの評価が存在する。しかし、エンジンにまつわる最大の欠陥は、兵員室を設ける都合上機体上部に2基が並べて設置されたことで、これにより片方のエンジンが破損した場合、もう片方のエンジンも巻き添えを受けて、両エンジンが停止する可能性があった。

Shv-74B

兵装
Shv-74Bでは固定武装をより大火力の23mmガスト式機関砲へと改めた。当初はより大火力の30mm機関砲を搭載する予定であったが、携行弾数が問題視された結果、23mm機関砲の搭載となった。23×115mm弾を毎分最大1200発ものレートで発射可能で、従来型よりも大幅に攻撃力が増加した。

また、固定翼下のハードポイントに搭載可能な武装の種類も増大した。新たに、122mm5連装ロケットポッド、240mm大型ロケット、23mmガスト式機関砲のガンポッド、MAT-4対戦車ミサイル、R-11短距離空対空ミサイル、250kg爆弾、500kg爆弾に対応した。特にこの中で重要なのがMAT-4対戦車ミサイルである。撃ちっぱなし能力は備えないものの、セミアクティブレーザー誘導が可能であり、誘導にワイヤーを用いないために飛翔速度が速く、敵に回避、反撃する機会を与えることなく攻撃できるようになった。
アビオニクス
B型では、夜間戦闘能力が求められたため、機首にTVカメラ・FLIRとレーザー測距/照準装置を統合したポッドを装備している。ポッドは搭乗員のヘッドマウントディスプレイと連動して動き、これによって夜間でも問題なく前方視界を得て飛行したり、目標を捜索して攻撃したりすることができる。ポッドは上に20度、下に60度、左右に120度旋回させることができ、広い範囲を見ることができる。レーザー照準装置のレーザーは最大8km先まで届く。

また、航法装置が新型のものに換装され精度が高まったため、従来よりも長距離の飛行が可能になっている。
機体
機体は各所が改良されている。A型で発覚したエンジン間の距離が近すぎるという問題については、両エンジンの間にチタン合金板の装甲を挟み込むことによって解決した。実際、メキシコ麻薬紛争にてカルテルの傭兵部隊より地対空ミサイルの直撃を受けたShv-74のうち、A型は両エンジンが機能を停止して墜落することが多かったのに対し、B型ではほとんど全ての機体が片方のエンジンで飛行を続行して基地に帰還することに成功している。特に、政府側兵士を見せしめに虐殺することが多かったカルテルの傭兵勢力との戦闘では、これは兵士の士気面でも優位に働いたとされている。

また、コックピットや兵員室周辺の装甲に炭化ホウ素を、構造材にはアルミ合金やチタン合金を使用して、従来と同等の防御力をより軽量に獲得している。コックピットの前席と後席の間には透明なブラストシールドが設けられ、これによって搭乗員2人が同時に死亡することを回避している。
エンジン
エンジンは出力2400馬力のものへと換装され、これにより飛翔速度と武装搭載量がやや増加している。このエンジンは、Shv-74の後継として開発されたShv-98攻撃ヘリのものと同じエンジンである。モジュール構造によって分割整備が可能なため、整備が容易である。また、Shv-94と同様、燃料タンクが自己漏洩防止式となっている他、機上不活性ガス生成装置と自動消火装置を備えている。

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