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T-50
基本情報
種類主力戦車
運用者第四インターナショナル連邦共和国人民解放陸軍
性能
全長9.2(m)
車体長6.45(m)
全幅3.27(m)
全高2.35(m)
重量40(t)
懸架方式トーションバー
速度74(km/h)
主砲T-50A:56口径100mmライフル砲
T-50B:48口径110mm滑腔砲
副武装7.62mm機関銃(主砲同軸)
12.7mm重機関銃(砲塔上面)
エンジンT-50A:600馬力
T-50B:700馬力
乗員4(名)

概要

T-50は第四連邦が開発したMBT。戦後第一世代に分類されるもので、廉価で量産性に優れたため6000両が生産された。現在、これを運用する部隊はおらず、戦時用の予備装備として保管されている。

能力

T-50A

概要
量産型。合計4000両が生産された。被弾面積を小さくし、避弾経始を重視した装甲配置を行なうことで最低限の防御力を確保し、浮いた重量分は機動力の向上に用いられた。武装としては100mm対戦車ライフルを搭載し、AP弾とHE弾を発射可能である。
攻撃力
56口径100mm対戦車ライフルを装備しており、この砲は新型のHEAT弾の使用を可能としていた。このHEATは距離に関わりなく290mmの均質圧延装甲を貫通可能な強力な多目的榴弾で、当時の西側戦車の大半に致命的な打撃を与えることが可能となっていた。砲塔上部に取り付けられた機銃は「核攻撃を受けた際に除染が難しい」「ジェット戦闘機の登場で本来の用途である対空戦闘には向かない」として取り外しが決定したが、米軍のヘリコプターなどが地上部隊にとって大きな脅威となると、改良型のB型以降で再び取り付けが開始された。
T-50では照準にはステレオ式測距機と弾道計算装置を使用する。砲塔旋回装置は弾道計算装置と連動しており、高精度での照準制御が行える。砲はスタビライザーによって安定化されており、これらの装置によって命中精度は良好であった。
防御力
避弾経始の思想を徹底したシルエットを有する。砲塔はお椀型となっていて、低いシルエットによって非発見を抑えつつ、避弾経始によってより少ない装甲で防御力を確保していた。しかしこの一方で、砲塔の高さが低いために俯角と仰角が取りづらく、また乗員の居住性も劣悪だった。砲塔には正面210 mm、側面110 mm、後面60 mm、車体には車体前面100 mm、車体側面80 mmの装甲が取り付けられていた。車体は溶接鋼板、砲塔は鋳造鋼板で製造されていた。車体前部の主砲弾薬ラックの周りには、後述するように大容量の燃料タンクが置かれた。車体前面装甲板の後ろに燃料と弾薬を詰め込んだことは、弾薬搭載量と航続距離の強化という面ではメリットがあったが、被弾の際の生存性が壊滅的であるという、T-50の致命的な弱点にもなってしまった。
放射線を遮断する鉛分を混入させたプラスチック樹脂の防護カバーと、車外から採り入れる空気を汚染除去フィルターに通して車内に供給、さらに車内を加圧して外気の侵入を防ぐNBC防護システムを備え、戦術核などが使用された汚染環境でも運用可能とされた。
機動力
エンジンとしては600馬力のアルミデイーゼルエンジンを搭載していた。このエンジンの性能は非常に高く、燃費と信頼性は傑出していた。
冬季でも夏季でも機能障害を起こさないため、燃料噴射装置や、オイル循環装置の導入が図られた。これにより、砂漠から高山に至るまで、第四連邦国内の全ての環境で稼働する信頼性の高さを得た。また車体前部の主砲弾薬ラック周りの燃料タンクの容量を大幅に増量し、150リットル以上も多く燃料を搭載できるようになった。その結果、路上航続距離は500km程度まで延伸された。一方で、この改良は前述したように防御力に大きな悪影響をもたらした。

T-50B

概要
1970年代後半に開発されたT-50の近代化改修型。T-60やT-70、T-80を補完する戦力としてハイ・ロー・ミックス運用することを目的とし、FCSの改善と防御力の強化が行われた。レーザー測遠機や安定装置を改善して行進間射撃を可能としたほか、主砲発射式のレーザー誘導対戦車ミサイル、照準器の更新、増加装甲などが主な改造点となっている。
攻撃力
APFSDSの発射が可能な48口径110mm滑腔砲を搭載している。この滑腔砲から放たれる劣化ウラン製のAPFSDSは2000mで360mmを貫通する能力があり、当時の西側MBTと大差ない火力を発揮した。このほかには、HEATとHEを使用できた。さらに、主砲がライフル砲から滑腔砲となったことによって、主砲発射式の「MAT-5」対戦車ミサイルを使用することができるようになった。この対戦車ミサイルは6000m以上の射程があるため、西側MBTに対してアウトレンジ攻撃が可能だった。対戦車誘導ミサイルの誘導のため、レーザー照準・誘導装置を搭載した。
射撃管制装置としては、レーザー測距装置と新型光学照準機を搭載した他、デジタル弾道計算機を備えた。またパッシブ式赤外線暗視装置によって夜間戦闘能力も向上した。主砲の安定化装置はより高性能なものに換装され、行進間射撃が可能になった*1
防御力
車体前面上部に30mm厚の圧延防弾鋼板でできた箱型の追加装甲、砲塔前半分には馬蹄型の追加装甲をそれぞれ装備する他、車体下面の操縦手席付近には、対地雷用に20mm厚の追加装甲が空間装甲式に装着されている。また、車体側面部にワイヤーメッシュの入ったゴム製補助装甲とサイドスカートを追加して、成形炸薬弾への防御力を高めている。さらに1980年には誘導弾に対して迎撃用散弾を発射して破壊するアクティブ防護システム「グラニート」、爆発反応装甲「リアクツィオン-ウノ」を搭載する改修が実施されている。
機動力
改修に伴う重量増大で機動力が損なわれないように、エンジンはスーパーチャージャー付きの出力強化(700馬力へ強化)型に変更されたほか、キャタピラはドライピン式からライブピン式に変更されている。被弾時の安全のために車外燃料タンクが廃止され、車内燃料タンクのみを使用するようになった。これによって航続距離は短くなったが、純粋なエンジン馬力や燃費は向上しており、最高速は上昇、不整地などにも強くなっている。

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