最終更新: kingzeputozeta 2021年06月18日(金) 12:21:01履歴
T-60は第四連邦地上軍が運用する主力戦車。1964年に開発された。一般的に第四製兵器は大規模に供給するための高生産性と、前線での運用を容易にするために簡潔で堅実な構造で取り扱いが容易なことが求められるが、例外的に複合装甲、滑腔砲、自動装填装置などの当時の新機軸を積極的に盛り込んでいるのが本車の大きな特徴である。
量産型。T-50の反省点として防御力の向上と乗員の負担軽減が試みられており、装甲の増加、車体の大型化、自動装填装置の搭載などが行われている。主砲は300mm以上の貫徹力を誇る新型徹甲弾APSFDSを発射可能で、当時の主力戦車の中ではずば抜けた火力を発揮できた。
新世代の戦車砲として48口径110mm滑腔砲とそれにより運用されるAPFSDSの搭載を前提として開発された戦車であり、レーザー測距装置を第四連邦の戦車として初めて搭載、さらにパッシブ式赤外線暗視装置によって夜間戦闘能力も大幅に強化されている。
110mm砲は従来の100mm砲よりも高い火力を有する砲として設計されている。110mm砲では従来より強力な劣化ウラン製APFSDSが使用可能で、2000mで360mmの貫徹力を発揮できた。主砲は砲安定化装置によって2軸で安定化されていて、T-50よりもさらに高性能になったステレオ式照準装置も砲安定装置と機械的にリンクして安定化されていた。これによって行進間射撃を可能にしていた。
T-60では分離装薬式の自動装填装置が採用されたことで装填手が廃され、乗員を一人減らしたことで戦車全体の車高を下げることに成功した。このことは、俯角が取れないという弱点を持つことにもなったが、アメリカの広大な平原で戦闘することを前提としている本車両にはその能力は重視されなかった。また、1970年代後半からは対戦車ミサイルである「MAT-5」を搭載、6000mの距離から敵をアウトレンジ攻撃することが可能になった。「MAT-5」対戦車ミサイルの誘導のために、レーザー照準・誘導装置を搭載した。
砲塔上には12.7mm重機関銃が搭載されていた。これは車内から遠隔操作ができるものだった。照準は車長用の光学照準器で行った。
110mm砲は従来の100mm砲よりも高い火力を有する砲として設計されている。110mm砲では従来より強力な劣化ウラン製APFSDSが使用可能で、2000mで360mmの貫徹力を発揮できた。主砲は砲安定化装置によって2軸で安定化されていて、T-50よりもさらに高性能になったステレオ式照準装置も砲安定装置と機械的にリンクして安定化されていた。これによって行進間射撃を可能にしていた。
T-60では分離装薬式の自動装填装置が採用されたことで装填手が廃され、乗員を一人減らしたことで戦車全体の車高を下げることに成功した。このことは、俯角が取れないという弱点を持つことにもなったが、アメリカの広大な平原で戦闘することを前提としている本車両にはその能力は重視されなかった。また、1970年代後半からは対戦車ミサイルである「MAT-5」を搭載、6000mの距離から敵をアウトレンジ攻撃することが可能になった。「MAT-5」対戦車ミサイルの誘導のために、レーザー照準・誘導装置を搭載した。
砲塔上には12.7mm重機関銃が搭載されていた。これは車内から遠隔操作ができるものだった。照準は車長用の光学照準器で行った。
砲塔及び車体の前面に、セラミック、積層ガラス樹脂、チタン合金、表面硬化鋼などを組み合わせた世界初の複合装甲を搭載していた。その防御能力はT-50の100mm砲に対して1000m以遠で貫通を許さないほどのものだった。複合装甲は軽量であるため、これだけの防御能力を有していながら、T-60の車体重量は40t未満に抑えられていた。
T-50と同様、NBC防護にも気が配られていた。放射線を遮断する鉛分を混入させたプラスティック樹脂の防護カバーと、車外から採り入れる空気を汚染除去フィルターに通して車内に供給、さらに車内を加圧して外気の侵入を防ぐNBC防護システムを備え、戦術核などが使用された汚染環境でも運用可能とされた。
T-50と同様、NBC防護にも気が配られていた。放射線を遮断する鉛分を混入させたプラスティック樹脂の防護カバーと、車外から採り入れる空気を汚染除去フィルターに通して車内に供給、さらに車内を加圧して外気の侵入を防ぐNBC防護システムを備え、戦術核などが使用された汚染環境でも運用可能とされた。
T-50よりも強力な700馬力のエンジンを搭載している。当初ガスタービンエンジンとディーゼルエンジンからなる複合エンジンを搭載する予定だったが、様々な技術的困難からディーゼルエンジンの搭載へと変更された。ガスタービンとディーゼルの複合エンジンは後にT-80で装備されることとなった。
56口径110mm滑腔砲とそれに合わせた新型自動装填装置を搭載しており、砲口初速が大幅に向上、3000~4000m距離での交戦が可能になっていて、また貫徹力も増大している。T-60Aでは自動装填装置が乗員を巻き込む事故が多発したが、T-60Bでは構造上の欠陥を無くして事故防止策を講じたことで、ほぼ完全に改善されている。
センサー類が大幅に強化されているのが特徴である。アクティブ・パッシブ切り替え可能な赤外線暗視装置の装備や、従来の砲手用照準器に加えて全周式の車長用照準器の搭載、センチ波およびミリ波レーダーの搭載によってその索敵能力は大幅に向上している。
センサー類が大幅に強化されているのが特徴である。アクティブ・パッシブ切り替え可能な赤外線暗視装置の装備や、従来の砲手用照準器に加えて全周式の車長用照準器の搭載、センチ波およびミリ波レーダーの搭載によってその索敵能力は大幅に向上している。
装甲はチタン合金、鋼鉄、セラミックを組み合わせた新型複合装甲に換装されている。これによって純粋な防御能力が向上していて、均質圧延装甲換算で600mm近い防御能力を獲得している。これに加え、爆発反応装甲「リアクツィオン-ドス」を標準装備、15mm鋼板を2枚重ねのサンドイッチ構造にしてタンデムHEAT弾頭にも対応するこの爆発反応装甲は弾芯強度の低いものであればAPFSDSであっても破砕できる。
アクティブ防護システムとして「グラニート」および「アンデサイター」システムを搭載している。ミリ波レーダーで敵弾を感知して迎撃するこれらのシステムは1500mm/sまでの速度で飛翔する物体に対応可能である。「グラニート」はハードキル型で、散弾状に金属製の飛翔体を射出して敵弾を迎撃する。「アンデサイター」はソフトキル型で、赤外線妨害装置、レーザー妨害装置、煙幕展開装置で赤外線検知式とレーザー誘導式の対戦車ミサイルを無力化する。
アクティブ防護システムとして「グラニート」および「アンデサイター」システムを搭載している。ミリ波レーダーで敵弾を感知して迎撃するこれらのシステムは1500mm/sまでの速度で飛翔する物体に対応可能である。「グラニート」はハードキル型で、散弾状に金属製の飛翔体を射出して敵弾を迎撃する。「アンデサイター」はソフトキル型で、赤外線妨害装置、レーザー妨害装置、煙幕展開装置で赤外線検知式とレーザー誘導式の対戦車ミサイルを無力化する。
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