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T-70
基本情報
種類主力戦車
運用者第四インターナショナル連邦共和国人民解放陸軍
性能
全長10.5(m)
車体長8.1(m)
全幅3.6(m)
全高2.35(m)
重量T-70A:44t
T-70B:45t
T-70C:52(t)
懸架方式トーションバー
速度70(km/h)
主砲T-70A:48口径110mm滑腔砲
T-70B及びT-70C:56口径125mm滑腔砲
副武装7.62mm機関銃(主砲同軸)
12.7mm重機関銃(砲塔上面)
エンジンT-70A:700馬力
T-70B:900馬力
T-70C:1200馬力
乗員3(名)

概要

T-70は第四連邦地上軍が運用する主力戦車。次世代主力戦車として1970年代前半に開発され、その後1980年代に開発された先進主力戦車T-80と共に第四連邦地上軍の主力戦車を務めた。

能力

T-70A

概要
T-70Aは初期生産型。第二世代主力戦車の中では防御力と量産性・信頼性に優れていて、乗員からの人気が高かった。
攻撃力
強力な48口径125mm砲を搭載、その火力は仮想敵国の120mm戦車砲にも劣らぬ威力を有した。使用するAPFSDSの種類にもよるが、例えばT-70A開発当初に同時に開発された125mm砲用の劣化ウラン製APFSDSを用いれば、2000mで475mmの貫通力を発揮できた。アクティブ・パッシブ兼用の赤外線暗視装置を装備しており、パッシブモードでは自ら赤外線を投光することなく、有効視認距離は500m程度と限定的ながら、星明りによる暗視が可能であった。対戦車ミサイルである「MAT-6」の搭載も可能で、6000mの射程によって敵戦車をアウトレンジ攻撃することを可能にした。
砲弾は分離装薬式であり、ドラム型の自動装填装置によって装填される。弾薬は比較的被弾率の低い車体下部に円盤状に並べられているが、敵の砲弾が貫通した場合はここは致命的な弱点となる。これによって、自動装填装置を有する西側戦車と比較し、砲塔を大幅に小型化し、シルエットを小さくしている。ただし、T-50やT-60よりも俯角と仰角が取れることが重視された結果として、砲塔はやや大型化しており、この結果居住性も向上している。
防御力
砲塔部は鋳造製で、最も厚い部分で280mm、最も薄い部分で100mmの装甲が張られている。砲塔と車体の正面には複合装甲を採用しており、チタンを含有する鋼鉄からなる装甲板にセラミックやガラス繊維などを挟み込んでいる。これによって、例えば車体前面の200mm装甲は、傾斜とセラミック・ガラス繊維の耐弾性によって600mmの均質圧延装甲に匹敵する強度を実現している。
成形炸薬弾対策に、砲塔後部にはチェーン装甲が、車体側面には金網入りのサイドスカートが設置されている。これに加えてT-70では爆発反応装甲「リアクツィオン-ウノ」の追加搭載が可能になっている。「リアクツィオン-ウノ」は12mm鋼板と爆薬からなり、敵弾が命中した際に地雷と同じ原理で爆薬を起爆して鋼板を射出、敵弾を破壊するというものである。これは単弾頭型の成形炸薬弾などには有効であったが、後に対応策としてタンデム弾頭式の成形炸薬弾が出てきたために旧式化した。
機動力
本車のエンジンは凡庸な性能ながら信頼性が高く、900馬力を安定して発揮することができるとされる。このエンジンはT-50やT-60の搭載したアルミ合金製ディーゼルエンジンの系譜上にある改良型で、エンジンは-40度から+55度までの温度範囲で正常に動作し、また3重のエアフィルターにより99%を超える粒子を除去することが出来る。さらに、強力な過給機により、ある程度空気が薄い場所でも問題なく動作する。このため、砂漠や高山などあらゆる地形で高い信頼性を発揮できる。弱点としては、変速機が簡略化されたせいで後退速度が時速4kmと非常に遅いことが挙げられる。

T-70B

概要
T-70BはT-70Aを改良し、第三世代主力戦車に比肩する性能を持たせたもの。新型の射撃管制装置や56口径125mm滑腔砲を搭載し、T-80に並ぶ火力を有する。爆発反応装甲やアクティブ防護システム、柵状装甲によってHEATへの対応を行い、歩兵の携行対戦車火器からの防御力を高めている。さらに、先進的なモジュール装甲を搭載しており、手軽に防御力を強化できる。
攻撃力
主砲は56口径125mm滑腔砲を搭載している。これによって砲口初速が大幅に向上、3000~4000m距離での交戦が可能になっていて、また貫徹力も増大している。新型APFSDSを用いた場合、その装甲貫徹力は2000m周辺でおよそ750mmに達する。この他、地上のみならず空中目標に対応するために近接信管を備えた多目的榴弾などが新たに統合されている。
射撃管制装置は大幅に近代化されている。砲手用にはレーザー測距装置と赤外線暗視装置が統合された1〜10倍倍率の照準装置が取り付けられている。また、風向センサー、砲手用レーザー測距装置、ジャイロを利用した傾斜測定装置などの各種センサーはデジタル式の弾道計算機と連動して、各種気象・地形条件でも高い命中率を維持できる。砲は照準具安定装置により安定化され、車体が上下に揺れたり、左右に方向転換しても、砲口を目標に指向し続けることができる。これによりT-70は高い命中率を有しており、2000m先の移動目標に対して次弾命中率はほとんど100%とされている他、走行間射撃能力などにおいても優れるとされる。
また、T-70では車長用にもペリスコープが用意されている。これは砲手用と同様に1〜10倍倍率となっており、アクティブ・パッシブ兼用の赤外線暗視装置によって暗視能力を有する。これにより、砲手が照準中に車長が索敵を行うことが可能で、ハンターキラー能力を有している。
データリンクシステムについても大幅な強化が行われている。従来は車両同士の連絡手段が無線通信程度しかなかったのに対し、B型では衛星測位システムと「ロシャーツ」戦術データリンクシステムによってリアルタイムで敵味方の座標や各種情報をやり取りできるようになり、味方への誤射や攻撃目標の重複などを防いでいる。
防御力
砲塔前面の複合装甲を更に強化、複合装甲により砲塔前面部に独特の膨らみを有する。爆発反応装甲「リアクツィオン-ウノ」が標準搭載されており、これらは「リアクツィオン-ドス」への換装が可能である(1990年代よりこのアップグレードは順次行われた)。「リアクツィオン-ドス」は15mm鋼板を2枚重ねのサンドイッチ構造にしてタンデムHEAT弾頭にも対応する爆発反応装甲で、弾芯強度の低いものであればAPFSDSであっても破砕できる。これらを組み合わせることで、正面装甲は700mmの均質圧延装甲に匹敵する防御力を有している。
アクティブ防護システムとしてグラニートおよびアンデサイターシステムを搭載する。ミリ波レーダーで敵弾を感知して迎撃するこれらのシステムは1500mm/sまでの速度で飛翔する物体に対応可能である。「グラニート」はハードキル型で、散弾状に金属製の飛翔体を射出して敵弾を迎撃する。「アンデサイター」はソフトキル型で、赤外線妨害装置、レーザー妨害装置、煙幕展開装置で赤外線検知式とレーザー誘導式の対戦車ミサイルを無力化する。
機動力
エンジン馬力が1200馬力に強化され、速度と不整地走破性が向上している。十分に整えられた道路で速度リミッターを解除して走行した場合、最高で100km/h以上の速度を発揮する。T-70Aで用兵側から指摘された問題点であった後退速度の遅さについては、変速機を前進8段、後退4段のものとすることによって改善し、最大で時速30kmでの後退を可能にしている。

T-70C

概要
T-70CはT-10の開発に伴って開発されたT-70Bのさらなる改良型。第3.5世代主力戦車に比肩する性能を持たせることを目的としている。T-10が精鋭部隊に配備され始めた2018年より配備が開始され、T-80とミレニアムとT-10を補完する戦力として運用が続いている。現在、T-70C仕様の車両は3000両、T-70B仕様の車両は1000両ほどで、最終的には全てがT-70C仕様に変更される。
攻撃力
より強力な長弾芯APFSDSを装備することができるようにするため、砲塔と車体それぞれが改修された結果、T-10向けに開発された1000mmの弾芯長を持つAPFSDSまで、あらゆる125mm砲弾に対応している。これに伴い、ターレット・リングも大型化されている。この新型APFSDSを用いることによって、2000mの距離で1mの均質圧延装甲を貫通することが可能である。
ミレニアムの技術をフィードバックしたことで射撃管制能力が大幅に強化されている。レーザー測距装置、ジャイロを利用した傾斜測定装置、装薬温度計、風向センサーなどからの入力諸元から高性能弾道計算装置が目標に命中させるのに必要な各種要素を照準装置に入力する。これによって、移動しながら移動目標に対して高精度な連続射撃が行える。各種センサーもアップグレードされており、超高解像度赤外線暗視装置、センチ波およびミリ波レーダー、LIDARなどが搭載されている。データリンクシステムも強化されており、リアルタイムで敵味方の位置や各種情報をやり取りできるようになり、戦闘能力を大幅に高めると共に味方への誤射や攻撃目標の重複なども防いでいる。従来では車内容積の観点から西側戦車にアビオニクスで劣るとされた第四連邦戦車であったが、第四連邦の高い技術力によって各種電子機器が小型化された結果、西側の主力戦車と変わらない攻撃力を有している。
防御力
従来の複合装甲に使用されていたものより高強度なセラミックを使用していて、これによって車体正面や砲塔正面の装甲は素の状態で均質圧延装甲換算800mmの防御力を有する。

車体正面と車体側面前部には爆発反応装甲「リアクツィオン-トレス」が装備可能である。「リアクツィオン-トレス」は18mmの鋼板で起爆剤を挟み込む構造の爆発反応装甲である。車載するミリ波レーダーによって砲弾を感知すると「リアクツィオン-トレス」がその方向に向けて射出される。T-10ではこれを3枚重ねで装備しており、デコイを用いる対戦車ミサイルや3重タンデム構造の対戦車ミサイルをも迎撃可能である。また、APFSDSに対しても成形炸薬弾と同じ要領で衝突することによって破断させ、貫徹力を大幅に減衰させられる。また、砲塔正面にはT-80Aの搭載していた「プロテハー」の改良型が搭載されている。

また砲塔には「バザーリトII」アクティブ防護システムを備えている。「バザーリトII」はハードキルタイプのアクティブ防護システムとソフトキルタイプのアクティブ防護システムを統合して開発されたハード/ソフトキルが可能なアクティブ防護システム「バザーリト」を改良したものである。本システムはミリ波レーダー、LIDAR、レーザー検知装置、赤外線検知装置、赤外線カメラを用いて敵の対戦車ミサイルやAPFSDSを検知する。レーザー検知装置によって敵対戦車ミサイルが照準に使用するレーザーを検知した場合は、非透過性の黒色のエアロゾルを散布するスモークグレネードを射出する。赤外線検知装置によって敵対戦車ミサイルが照準に使用する赤外線を検知した場合は、コード化された赤外線パルスを照射してこれを妨害する。さらに、ミリ波レーダーによって敵対戦車ミサイルを検知した場合は、高速で飛翔体を射出し、破片効果による迎撃を狙う。現状「バザーリトII」は1800m/sまでの飛翔体に対してかなりの防御効果を発揮することが可能となっている。

このほかにはIEDの無効化装置などを搭載しているといわれる。
機動力
信頼性を重視し、T-80Bに一部搭載された多燃料対応型1500馬力ディーゼルエンジンを搭載している。変速機は従来同様のものを採用している。これらはパワーパック化されており、整備性が向上している。

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