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概要

TTZ-5地対空ミサイルシステムは、第四連邦が運用する師団・旅団級の短距離防空システム。攻撃ヘリコプターから発射されるミサイルの射程の向上に対応するため、使用するミサイルは従来よりも長大な射程を有する。

構成

TTZ-5はTTZ-3の改良型となっており、TTZ-3と同様、レーダー、迎撃用の火器など必要な全てのシステムが1つの車両に集約されており、完全独立運用を可能としている。
通常、TTZ-5を運用する師団直属の防空大隊は、
・TTZ-5搭載車両8両
・TTZ-4搭載車両8両
・大型レーダー車両1両
で運用される。大型レーダー車両はOTZ-4地対空ミサイル師団が運用するものと同種のもので、150km先のミサイルを複数探知する能力があり、これは迎撃対象の割り当てと、データリンクでのTTZ-4とTTZ-5の戦闘を補助を担当する。

能力

レーダー

車体後部に索敵用のアクティブフェーズドアレイレーダーを搭載する。これはSバンドで動作する。レーダーは毎秒36度回転し、全周を捜索する。50km圏内の64目標に対して追尾が可能である。

火器管制用レーダーは砲塔の正面に大型のものが、その他の面に小型のものが設置されている。これはXバンドで動作する。砲塔正面のレーダーは40km圏内の32の目標に対して同時追尾が、その他の面のレーダーは15km圏内の16の目標に対して同時追尾が可能である。遠距離の目標に対しては砲塔を回転させて目標方向を指向することで捕捉を行う。

データリンク

TTZ-5は完全独立運用が可能なシステムであるが、データリンクによってさらにその能力を拡張することができる。
サブミリ秒単位でのデータ共有が可能な「統合戦術データリンク」システムの通信端末を搭載しており、これによって自身のレーダーが使用できない状態であっても、他車両のレーダーを利用して敵を探知し続けることができる。

ミサイル

TTZ-5では、Z-50地対空ミサイルとZ-12B地対空ミサイルを運用する。

Z-50地対空ミサイルはTTZ-5のために新しく開発されたミサイルであり、TTZ-5の砲塔内のVLSに最大8発が搭載可能である。システムは通常、Z-50が4発装填されたコンテナを2基搭載する。固体燃料ロケットブースターとデュアルパルスロケット推進により、およそ50kmの最大射程を有する。ミサイルは慣性+指令誘導により中間誘導された後、アクティブレーダーシーカーを起動して終末誘導を行う。ミサイルは妨害源誘導に対応している。

Z-12B地対空ミサイルはTTZ-2のために開発されたミサイルで、非常に小型軽量なため、TTZ-5では16発が搭載可能である。ミサイルは慣性+指令誘導により中間誘導された後、赤外線画像シーカーを起動して終末誘導を行う。赤外線画像シーカーは中心線から±100°の範囲の敵を捕捉可能である。また、囮と実目標の識別が可能である。射程はおよそ12kmで、最小射程は1kmである。

これらのミサイルの特徴は、敵のレーダー警報装置に対応するために特殊な変調方式を採用していることで、ミサイルは、火器管制レーダーからの指令ではなく、専用の指令誘導装置からの指令を受ける。これにより、ミサイル警報装置に探知されずに終末誘導に移行可能である。

ミサイルは固定翼機、ヘリコプターのみならず、巡航ミサイル、UAV、誘導爆弾、さらには155mm砲弾や122mmロケット弾などに対しても対応能力がある。これらの目標に対して、ミサイルは平均で90%以上の高い命中率を示している。

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