架空国家を作ろう　第1.1世界線

モスクワ市に生まれ、モスクワ大学法務部で法律を学び1975年に卒業した。KGBの対外情報部員として16年間勤務し、中佐まで昇進したが、1991年に辞職した。モスクワで政治活動を始め、1996年にゴルバチョフ政権に参加した。国家保安委員会議長、安全保障会議事務局長を経て、1999年8月にロシア共和国閣僚会議議長に就任した。
2000年ソビエト連邦大統領選挙?を制して大統領に初当選した。2004年に再選を果たした。当時の憲法では就任は連続2期までとなっていた為、2008年から2012年にかけてはドミートリー・メドヴェージェフに大統領の座を譲り、自身はソビエト連邦閣僚会議議長を務めた。2012年ソビエト連邦大統領選挙?で大統領に復帰し、2018年に再選された。2021年4月、国民投票を経て、あと2回再選に立候補できるようにすることを含む憲法改正案に署名し、大統領の任期を2036年まで延長する可能性が高い。

彼が大統領に就任していた頃、既にソビエト連邦の経済は高度経済成長期に入っていたが、それを更に加速させた。GDPを飛躍的に上げ、国民総所得の上昇、失業と貧困を減らし、健康寿命の引き上げでソ連人の幸福度を大きく上げた。異次元国内投資と海外投資の増加、優良な医療・福祉政策、モノカルチャー経済からの脱却の結果である。また、第二次・第三次チェチェン紛争でソ連を勝利に導いた。メドヴェージェフ政権下では軍改革と治安当局の改革に努め、ソ連軍の軍事力の向上に尽力した。今に至るプーチン政権下では、国際競技大会の誘致、輸送手段の拡大、ナノテクノロジーや半導体、量子技術、核融合発電研究、リニア技術等、国内への観光客の増加、輸送網の拡張で迅速な輸送を可能とし、先端技術の開発に積極的に投資している。

今年では第三次チェチェン紛争を制し、緊張が高まる国際情勢に向けて軍備増強と内需拡大に集中する政策を執っている。

彼は経済停滞真っ只中の1980年代、「ソ連の未来」という本を書いており、東欧や世界におけるソ連の影響力低下、経済の停滞という現状から、自分が信じていたソ連が崩壊することを恐れている事が分かる。その通りで、ソ連は崩壊の危機を迎えていたところ、ミハイル・ゴルバチョフの登場と彼の思い切った政策でソ連経済が回復した。彼が一番恐れていた「ソ連の崩壊」は避けられたものの、ずっと遠くの未来を見据えて彼は自分が指導者となって「強きソ連」を築こうと決心した。「強いソ連」を下に、汚職と腐敗の一掃、軍備の増強、思考改革(？)を行っている。