主砲 | 125mm重滑腔砲 KK-21 | ×48発 |
ミサイル | ニグロフ対戦車ミサイル | ×3発 |
遠隔銃塔 | 12.7mmRWS遠隔操作式銃塔 | ×1,086発 |
同軸機関銃 | 12.7mm同軸機関銃 | ×690発 |
同軸擲弾砲 | 35mm同軸狙撃擲弾砲 | ×120発 |
砲塔上部 | 81mm対人迫撃砲 | ×40発 |
画像 |
2010年から運用されており、何度も改良がなされてきた。この戦車のクルーは、軍が開発した戦車内部再現シュミュレーター「シュヴォロフ」で訓練された精鋭のみである。「シュボロフ」は、敵から撃たれた時の衝撃(弱め)や発砲時の衝撃、だけでなく、中の温度や戦車の故障まで再現する事が可能であり、非常に実戦に近い状況で訓練が出来る。さらに本戦車から採用された非常脱出用ハッチからの6秒以内の脱出を可能にするための訓練も入念に行われ、高い生存性に重点を置いていることが分かる。その分砲弾の搭載量が若干低下したが、それでも高性能かつ大量の砲弾が搭載されているため任務に特に支障はない。
この戦車に搭載されている新型戦闘システム、「イニェージ」の最大認識距離は5.5km、有効認識距離は10.6kmにもなる他、イニェージの敵視認補助システムは通常映像、赤外線映像、サーマル映像に切り替えることが出来る。また、対EMP性能は抜群である。
イニェージの敵認識システムは、敵を同時に14程補足することが可能である。補足した目標は周囲の戦車に瞬時に共有され、同時協調射撃も容易に行うことが出来る。防弾ガラスを使用した小型360度カメラの搭載により戦車内部からでも外部の様子を360度確認することが可能になっており、後述する拡張現実システムにも大いに役立っている。
APFSDS | |
有効射程 | 4.5km |
貫徹力 | 1,200mm |
2000m | 96%~99.9% |
3000m | 93%~96.2% |
4000m | 94.8%~95.2% |
2000m | 98%~97.6% |
3000m | 93%~94.2% |
4000m | 90.1%~91% |
貫徹力は2200m周辺で最大1,200mmで、素材はタングステン合金であることだけが公表されている
B型強化複合装甲は、通常の複合装甲より遥かに防御力が高く、APFSDS弾などの対戦車砲弾(実射実験済み)や炸裂型爆弾などに対しても高い防御力を発揮するとのこと。また、その下に対爆強化装甲という装甲も装備しており、2重で内部のクルー及び設備を保護する。また、内側には準装甲と言われているケブラーの内張りが設けられている。砲塔前部は高い防御力を出すために特に厚い複合装甲を装備しているだけでなく傾斜装甲も採用されているため、敵砲弾からの生存率を格段に向上させている。
さらにこの装甲には多結晶体である鋼板内の結晶粒を微細化させることにより結晶粒界の面積を増大させる技術も取り入れられている。この装甲の防御力はベナン聖戦共和国紛争において証明されており、作戦を終え帰還した被弾戦車を整備した整備士によると、焦げが無ければ新品同様なほど違和感が無かったという。
※この装甲は、実射実験で前面ならば貫徹力1,200mm相当の砲弾も防げることが分かっている。なお、これは特殊な合金と結晶体で装甲を作成した為であり、一般に出回っている複合装甲とは違うとのこと。
防御力はこのようになっており、非常に高い防御力を誇ることが分かる。さらに搭乗員の生存率を高めるべく車体後部に緊急脱出用ハッチを設けており、どの搭乗員も訓練時に6秒以内の脱出が可能なように訓練されている。近年のジャベリンなど戦車の上部から攻撃を行う歩兵携行兵器の発達によりこの戦車では砲塔上部にも複合装甲を装備している。
また装甲の増加による速度低下を抑えるため、エンジンも高出力な最新型が採用されている。その結果整地速度85km/h、不整地速度75km/hという高い速力を実現している。
さらにこの装甲には多結晶体である鋼板内の結晶粒を微細化させることにより結晶粒界の面積を増大させる技術も取り入れられている。この装甲の防御力はベナン聖戦共和国紛争において証明されており、作戦を終え帰還した被弾戦車を整備した整備士によると、焦げが無ければ新品同様なほど違和感が無かったという。
※この装甲は、実射実験で前面ならば貫徹力1,200mm相当の砲弾も防げることが分かっている。なお、これは特殊な合金と結晶体で装甲を作成した為であり、一般に出回っている複合装甲とは違うとのこと。
部位 | 防御力 |
砲塔前部 | 約1,200mm |
砲塔右側面 | 約610mm |
砲塔左側面 | 約610mm |
砲塔上部 | 約760mm |
砲塔後部 | 約605mm |
車体前面 | 約1,200mm |
車体右側面 | 約580mm |
車体左側面 | 約580mm |
車体後部 | 約550mm |
また装甲の増加による速度低下を抑えるため、エンジンも高出力な最新型が採用されている。その結果整地速度85km/h、不整地速度75km/hという高い速力を実現している。
先述の通りこの戦車に搭載されている戦闘システムはイニェージと呼ばれ、最新型の戦闘補助システムとなっている。3種類の外部映像を出力できる他、このシステムから追加された機能である「拡張現実システム」も存在する。この拡張現実システムではレーダーや敵味方識別装置などから得た情報をモニターにリアルタイムで出力することで、映像を見ただけで様々な情報が得られるようになる。これにより従来は発見が困難であったTOP攻撃型歩兵携行対戦車ミサイル兵器の射手をを発射前に殺害することが容易になり、様々な実績を挙げている。
識別に関しては、例えば車両であればイニェージの敵味方識別装置が味方と判断した場合、緑の枠で該当車両の輪郭が映し出され、識別装置の登録情報が上に表示される。未確認の場合であれば白の枠で該当車両の輪郭が映し出され、Unknownと表示された後、さらにその映像は直近の通信司令部に送信される。通信司令部に送信するのは本当に敵かを判断するためであり、訓練及び教育を受けた専門のオペレーターが即座に返信を送れるようになっている。そして敵と判断された場合は輪郭の線が赤に変わりEnemyと表記も変わるようになっている。
しかしこれはあくまで敵からの奇襲を想定したものであるため、常時この拡張現実システムに頼っている訳では無い。熟練の搭乗員ならば敵国の戦車や兵器の特徴や形状を完璧に記憶している場合も多く、あくまで補助システムとして使われている。
電子映像のみに頼っているともしもの場合に対応出来なくなるため、場所は軍事機密であるが強化防弾ガラスなどを多用した外望鏡というものも存在していると言われている。
さらに砲手を失った場合の緊急措置として、運転手及び装填手による遠隔砲塔操作も可能ではあるが、イニェージの性能上、あまり推奨はされていない。
敵からミサイルが放たれた場合にこれを撃墜する為、ミサイル撹乱システムが砲塔上部に搭載されている。これはイニェージによる自動ターゲットロックが可能であるため、撃墜率は非常に高い。
識別に関しては、例えば車両であればイニェージの敵味方識別装置が味方と判断した場合、緑の枠で該当車両の輪郭が映し出され、識別装置の登録情報が上に表示される。未確認の場合であれば白の枠で該当車両の輪郭が映し出され、Unknownと表示された後、さらにその映像は直近の通信司令部に送信される。通信司令部に送信するのは本当に敵かを判断するためであり、訓練及び教育を受けた専門のオペレーターが即座に返信を送れるようになっている。そして敵と判断された場合は輪郭の線が赤に変わりEnemyと表記も変わるようになっている。
しかしこれはあくまで敵からの奇襲を想定したものであるため、常時この拡張現実システムに頼っている訳では無い。熟練の搭乗員ならば敵国の戦車や兵器の特徴や形状を完璧に記憶している場合も多く、あくまで補助システムとして使われている。
電子映像のみに頼っているともしもの場合に対応出来なくなるため、場所は軍事機密であるが強化防弾ガラスなどを多用した外望鏡というものも存在していると言われている。
さらに砲手を失った場合の緊急措置として、運転手及び装填手による遠隔砲塔操作も可能ではあるが、イニェージの性能上、あまり推奨はされていない。
敵からミサイルが放たれた場合にこれを撃墜する為、ミサイル撹乱システムが砲塔上部に搭載されている。これはイニェージによる自動ターゲットロックが可能であるため、撃墜率は非常に高い。
砲塔後部搭載量 | 10発 |
総搭載量 | 48発 |
次弾装填速度 | 3秒 |
自動装填装置の正確な位置は軍事機密とされているが、砲塔後部に存在することは確認されており、方式はリボルバーマガジン方式と言われている。有事の際に自動あるいは手動で作動する緊急消化装置の他、弾片防止ライナーなども設置されており、高い安全性と信頼性を誇る。
砲塔底部に弾薬庫を円形2列に配置する案も当初は出されていたが、他国で多発していた腕の巻き込み事故や本戦車から採用予定だった緊急脱出用経路の妨げになる事が発覚し不採用となっている。
事前防護 | 対赤外線加工 |
第1段階 | 指向性妨害装置による照準妨害 |
第2段階 | 自動迎撃レーザーによる迎撃 |
第3段階 | チャフランチャーによるミサイル妨害 |
第4段階 | ASPRO-Aから迎撃弾発射 |
イニェージシステムにはミサイル自動追尾カメラが搭載されており、これと高出力自動迎撃レーザーを統合させることで非常に迎撃率の高い対ミサイル兵器が誕生した。この迎撃レーザーは戦車上部2箇所から周囲360度にレーザーを照射する事が可能であり、100kmという長射程も持ち合わせている。ほとんどのミサイルを迎撃可能なレーザーであってもこれだけでは予期せぬ事態に対応出来ないため、これのみに頼る訳には行かない(もちろんレーザーも高性能であり、実際に敵兵器に対してレーザーでの迎撃に成功している)。そこで戦車の半径50mまで接近したミサイル自体を混乱させ、自律型以外の弾頭の命中精度を極限まで下げるチャフランチャーが搭載されている。これによりレーザーの命中率は格段に向上することが分かっている。しかしそれだけでは自律型高性能弾頭による回避や、レーザーでの迎撃漏れも出てきてしまうため、第4の砦としてASPRO-A型迎撃弾ランチャーが搭載されている。
このASPRO-Aの弾頭はミサイルが戦車の半径10mに接近した段階で自動的に発射され、目標目前で迎撃弾が炸裂、90発のタングステン弾へと変化する。圧倒的な迎撃率を誇り、戦車の生存性を格段に向上させている。しかしTOP型兵器の迎撃率は落ちてしまうため、これに対しては発射前の殺害という形で対策が取られている。
BT-1の初の実戦配備は、2022年に発生したベナン聖戦共和国紛争である。当初はムング・ムリンズィのみの派遣を予定していたが、敵側にもMBTクラスの戦車がいることが発覚し、派遣されるに至った。その時国家軍最高司令部は、非常に有力なBT-1の実戦データが得られたとしている。その時得られた情報で主要なものは、
であり、これ以外にも50以上の実戦データが得られたという。軍司令部は、BT-1は現代戦車として非常に強力であり、世界トップクラスの性能を発揮していたとしているが「実戦データを踏まえたよりハイクラスな戦車の開発が開始されている」と明かしている。量産でき、かつ世界トップクラスの性能を持つBT-1は、今後もエジーレン王国の強大な軍事力を支えることになると予想されている。
装甲は実験データ通りの性能を持つ |
射撃精度は実験データ通りであった |
射撃管制装置が非常に優秀であり、実戦でも正確なスラローム射撃が可能であった |
砲弾は複合装甲に対して極めて高い効果を示した |
搭乗員の練度は十分であり、戦場でも全員冷静だった |
搭載されているAPSはどれも想定通りの能力を発揮出来る |
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