架空国家を作ろう　第1.1世界線

戦略級システムでは、全軍共通でユーラシア戦略指揮統制システム(CCCP)?と、国外戦略指揮統制システム?、リアーナ・システム(CCCP)?を採用している。
ユーラシア戦略指揮統制システム(ESCCS)とは、ユーラシア大陸全域におけるソ連軍の戦略規模の指揮統制を図るべく開発された。システムを構成するものには作戦級システムである地上軍用のESCCS-A、海軍用のESCCS-B、航空宇宙軍用のESCCS-C、戦略ロケット軍用のESCCS-D、空挺軍用のESCCS-Eがあり、5つのシステムグループから効率的で迅速な情報処理をし、リアーナ・システムとは全海洋監視システムの事で、また、これらとの互換性を持つ戦術・作戦級システムも存在している。量子暗号通信ネットワークとその他複数の軍事ネットワークで運用されており、量子暗号通信はその他のネットワークと比べるとまだまだ遅いものの、通信内容が傍受されること無く安全性が高い為、試験的に導入されている。

作戦級システムでは各軍に応じた兵器システムが利用されている。ソ連地上軍ではESCCS-A、ソ連海軍ではESCCS-B、リアーナ・システム、ソ連航空宇宙軍では半自動防空警戒管制システム、ESCCS-C、ソ連戦略ロケット軍ではESCCS-D、ソ連空挺軍ではESCCS-Eが存在する。

ソ連地上軍のC4IシステムであるESCCS-Aは、作戦規模から戦術規模において使用され、あらゆる歩兵・機甲・砲兵等の戦闘システムを内包する作戦指揮システムである。このシステムはサブシステムを搭載し、次のもので構成される。部隊機動を統制する部隊機動統制システム(MCS)、後方支援に関する共通作戦状況図をリアルタイムで提供する為の戦闘指揮継続・支援システム(BCS3)、多くの軍用車両がデータリンクシステムへ接続し、情報を共有をしたり連携攻撃をするための全車両型多機能情報通信システム(AMICS)、即席爆発装置などの攻撃に関する情報資料を統合・分析・配布する全資料分析システム(ASAS)、戦術的規模における空域統制を行う戦術空域統合システム(TAIS)、防空部隊が使用する防空・ミサイル防衛端末装置(AWDWS)、主力砲兵の火力発揮を統制する砲兵戦術情報システム(AFATDS)、諸兵科戦闘団の部隊が共通戦術状況図を作成する時に使用する、旅団以下部隊戦闘指揮システム(FBCB2)で構成される。

ソ連海軍のC4IシステムであるESCCS-Bは、作戦規模から戦術規模において使用され、あらゆる艦隊の戦闘システムを内包する作戦指揮システムである。このシステムはサブシステムを搭載し、次のもので構成される。 艦隊機動を統制する艦隊機動統制システム、後方支援・海上兵站に関する共通作戦状況図をリアルタイムで提供する為の戦闘指揮継続・支援システム、多くの艦艇がデータリンクシステムへ接続し、情報を共有したり連携攻撃をするための全艦艇型多機能情報通信システム、地対艦ミサイルや空対艦ミサイルなどの攻撃に関する情報資料を統合・分析・配布する全資料分析システム(ASAS)、戦術的規模における空域統制を行う戦術空域統合システム(TAIS)、防空部隊が使用する防空・ミサイル防衛端末装置(AWDWS)、主兵装の火力発揮を統制する主兵装戦術情報システム(AFATDS)で構成される。

これとは別にリアーナ・システムが存在し、前身のレゲンダ・システムでは大規模な電子攻撃が発生した際、戦地の情報収集のために派遣していた作戦艦への衛星通信が妨害されたことから、それらに対策したリアーナ・システムが開発された。偵察衛星2機と電子情報収集衛星2機により構成され、対象となる艦船や車両などの電波を受信し位置の特定を行ったり、データ通信や音声通信、また通常の傍受装置では難しい高度な秘密回線の傍受を行う。位置特定に関しては精度がよく、自動車サイズの対象物でも発見が可能である。

ソ連航空宇宙軍のC4IシステムであるESCCS-Cは、作戦規模から戦術規模において使用され、あらゆる航空団の戦闘システムを内包する作戦指揮システムである。このシステムはサブシステムを搭載し、次のもので構成される。 航空団機動を統制する航空機動統制システム、後方支援に関する共通作戦状況図をリアルタイムで提供する為の戦闘指揮継続・支援システム、多くの航空機がデータリンクシステムへ接続し、情報を共有したり連携攻撃をするための全艦艇型多機能情報通信システム、空対空ミサイルなどの攻撃に関する情報資料を統合・分析・配布する全資料分析システム(ASAS)、戦術的規模における空域統制を行う戦術空域統合システム(TAIS)、防空部隊が使用する防空・ミサイル防衛端末装置(AWDWS)、爆撃隊・ミサイル等の火力発揮を統制する爆撃戦術情報システム(AFATDS)で構成される。