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広戸型ミサイル艇
艦級概観
艦種ミサイル艇
艦名広戸
運用者大神国海戦隊
級名''広戸型'
建造期間2014年〜
就役機関2015年〜
建造費123億夜去円
建造所南大神重工
性能
排水量240t
全長50.1m
全幅8.4m
吃水1.7m
機関南大神12−W型ガスタービンエンジン3基
出力16200馬力
速力44ノット
乗員8人
兵装62ミリ単装速射砲乙
30mm単装艦載機関砲 1基
12式SSM発射機

概要

船型として、02PGの水中翼船型にかえて、滑走型案が2案検討された。1つは全く新しい双胴型で、もう1つは魚雷艇で実績のあった単胴型であった。2011年度概算要求時の完成予想図ではどちらともつかない曖昧なラインが描かれていた。その後、1999年の能登半島沖不審船事件を受けて要求速力が40ノットから44ノットに引き上げられたのを受けて、主機関の搭載数が2基から3基に強化されたため、機関区画の配置上、双胴船型の採用は困難となった。
船体断面としては、技術研究本部第1研究所の水槽試験によって、単胴型の角形・丸形・V形を比較・検討した結果、船体抵抗が少なく、動揺特性の優る角形が選定された。艇尾船底は、ウォータージェットの海水吸入口を設けたためフラットな形状になっており、浅海面への進出を容易とするとともに推進効率を高めている。一方、艇首部は、凌波性を確保するために断面形状をV形とし、側面部はダブルナックル、いわゆるコーナーを2段つけて、高速時の艇首衝撃を下部チャインで緩和し、ピッチングに対する影響を低減させる船型とした。ただし船型の小ささのためにピッチングの低減にも限度があることから、居住区を含めて人間の介在する区画は、艦橋構造物付近の船体重心付近に集中配置されている。
設計においては、重量軽減、重心降下が最重要課題で、極限的に船体重量の抑制を図ることに細心の注意を払った。船体構造に耐食アルミニウム合金を使用することで、鋼製に比し約36トンの重量軽減が達成され、200トン型の重量枠に収まった。ただし上記の性能向上のための設計変更においても、基準排水量は変更されなかったことから、更に厳しい重量枠となり、余積にゆとりがない、窮屈な設計になることは避けられなかった。なお船殻材料は、荒天時における運用を考慮し、溶接部からの亀裂発生の防止と耐振動性の確保のため、押出型材を多用している。
艦橋構造物は2層構造とされており、主要部分には難燃性の複合材を用いた防弾板が装着されている。なお耐弾対策としては、技術研究本部土浦試験所において各種防弾材料の射撃試験を行い、耐弾性の限界データを分析し、設計に反映させた。艦橋内配置は全員着席が基本とされており、それぞれの座席は5点式シートベルトと緩衝器が備えられている。艦橋下には、上甲板レベルに士官室と士官寝室が、その下の船体内に科員寝室が設けられている。科員寝室のベッドは3段ベッドである。また士官室の後方には6畳程度のスペースの戦闘指揮所(CIC)が配置されているが、その両舷側に通路を均等に設けて完全な二重構造とすることでスプリンター防御を図っている。CIC下の船体内には食堂が配置されているが、ここは特別警備隊の待機室を兼ねており、座席10席は全て艦橋と同様の5点式シートベルト・緩衝器装備のものとなっている。なお、食堂の奥には厨房が設置されているものの、調理器具は電子レンジと電磁調理器のみであり、航海中の食事は弁当またはレトルト食品が基本となる。
なお、本型の設計にあたっては、ステルス性への配慮が導入された。これはレーダー反射断面積(RCS)のシミュレーション計算をもとに行われており、船体の各部にはレーダー波を直接反射しないようにするため傾斜がつけられている。マストも三脚構造のステルス性が重視された形状になっており、前甲板の62口径76ミリ単装速射砲もステルスシールドが採用されているほか、射撃指揮装置も多少の傾斜が付された位置が係止位置とされている。また舷側手すりやウォータージェットノズルの防護材も、通常の円筒状材ではなく、マストと同様に菱形断面で造られている。なお、ミサイル艇の任務上、接敵に際して敵に艦首を向けている際のRCSがもっとも重要であるが、この際には、76ミリ砲のシールドからRCSの最大値が生じるように設計されている。

武装

戦闘システムの中核として戦闘指揮所に配置される戦術情報処理装置はOYQ-8B(12・13PGではOYQ-8C)とされている。これは1号型で装備されたQVC−13システムの改良型で、電子計算機は新世代のUYK-44とされた。YUKー12と同様にリンク 11の運用能力を備えているのに加えて、データ通信付加装置を連接することで新PIPPSSシステムにも対応している。新PIPPSSシステムは、艦橋構造物後方に配置されたNORA-1衛星通信装置を通じて戦6型衛星と接続して、地方総監部などから攻撃命令や攻撃に関する情報資料を受け取ることができる。
兵装については、艦対艦ミサイル(SSM)は02PGに搭載されていたミサイルを改良した「12式間対艦ミサイル」の発射筒4基を搭載した。一方、砲熕兵器については、02PGでは20mm多銃身機銃を搭載していたのに対し、本型では62口径76ミリ単装砲に変更された。これは、不法行動等対処任務の付加に伴って、小型武装船舶への対処に有効な武器として、一般的に小型武装船舶が保有すると見積もられる武器よりも射程が長く、相手に対して威圧可能な武器が求められたためであった。当初は40ミリ機関砲も検討の俎上に載せられていたが、76ミリ砲に比べて費用が高く、射程も短いこと、新たな砲の導入による教育や整備、それに伴う経費を考慮して棄却された。
76ミリ単装砲は、他の護衛艦と同様に南大神火砲製造がライセンス生産したものだが、本型では、海戦隊として初めてステルス型シールドを備えるとともに発射速度を向上させたスーパーラピッド砲が採用された。シールドの形状変更は製造ライセンスの関係上、開発元のオート・メラーラ社からの承認に時間を要したという。目立たないが、砲基部の甲板とのリブにもステルス対策が施されている。射撃管制は射撃指揮装置夜電2型31Cによる。
このほか、対不審船用として、艦橋後方の01甲板上には、12.7mm重機関銃M2用の銃架が両舷各1基ずつ搭載されている。また赤外線暗視装置OAX-2や臨検用の6.3メートル型複合型作業艇なども搭載されている。

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