架空国家を作ろう　第1.1世界線

1534年に当時の皇帝が、夜去民族による統治を強力にするため神居に設置した修学館を前身に置く。ここには、貴族の子弟の入学が義務付けられたとえ遊牧民族であっても完全寄宿で夜去民族と同じ教育を受けさせられ夜去民族との同化政策が図られた。ただし、入学が許されたのは夜去族、四方ウルハン族、漢族、満州族、月美兎族のみで他の民族の子弟はほとんど入学が許されていなかった。これは、現在でも強い民族差別として同学園内に尾を引いている。1876年に教育の近代化の一環として皇室が設置する学園となり、名称も皇立修学院に変更された。現在設置されているすべての組織はここに端を発し、学園は創設をこの年としている。
大きな特徴として、一定以上の成績を収めれば幼稚園から大学院まで一貫教育を受けられることにあり、ここでは学習だけではなく貴族や皇族あるいは超一流家庭の子弟としての立ち居振る舞いや教養なども叩き込まれる。現在でも高貴な家庭の子供には一般家庭の子供の「ウィッピングボーイ」をあてがわれていることも多い。ちなみに、前天皇の侍従長である仕式洋次郎は、修学院の生徒時代に前天皇のウィッピングボーイであり、もともとは一般家庭の子供だったが勅命により仕式家の長男として養子に取られた。このように、修学院におけるウィッピングボーイはその後仕えた家の高職に取り上げられることが多い。1967年に水瀬宮家本家に下賜され現在に至る。

大神国内では「理系の最高学府」と称される神居大学に対して「文系の最高学府」と称される。特に大神国で最も難関な国家資格とされる法曹試験合格者は最近十年は国内最高である。また、前述の経緯により大神国内では最も由緒のある学園という見方がされる。
学費が非常に高額で、したがってこの学園に通えるのも限られた家庭の出身者だけとなり、一応門戸は開かれているものの貴族以外は事実上、年収5000万円以上の家庭か官僚や一部の公務員の子供にしか開かれていない。