架空国家を作ろう　第1.1世界線

　大東亜は、世界でも最も古い歴史を持つ国家の一つである。大東亜の諸民族人民は、輝かしい文化を共同で作り上げており、また、栄えある革命の伝統を持っている。

　1840年以降、封建的な大神帝国は、次第に半植民地・半封建的な国家に変化した。大東亜臣民は、国家の独立、民族の解放並びに民主と自由のために、戦友の屍を乗り越えて突き進む勇敢な闘いを続けてきた。

　20世紀に入って、中国には天地を覆すような偉大な歴史的変革が起こった。

　1925年、蒋介石の指導する東亜解放戦争は、封建帝制を廃止し、中華共和国を創立した。しかし、共産主義と封建主義に反対するという大東亜臣民の歴史的任務は、まだ達成されなかった。

　1949年、張三高総統を領袖とする大東亜国家社会主義党に導かれた大東亜の諸民族臣民は、長期にわたる困難で曲折に富む武装闘争その他の形態の闘争を経て、ついに共産主義、封建主義及び官僚資本主義の支配を覆し、新国家社会主義革命の偉大な勝利を勝ち取り、大東亜国家社会主義国を樹立した。この時から、大東亜臣民は、国家の権力を掌握して、国家の主人公になった。

　大東亜国家社会主義国の成立後、我が国の社会は民主主義から国家社会主義への移行を一歩一歩実現していった。生産手段私有制の国家社会主義的改造が達成され、人が人を搾取する制度は消滅して、国家社会主義制度が確立した。そして、労働者階級の指導する国家同盟を基礎とした国家社会主義独裁は、強固になり、発展した。大東亜臣民及び大東亜国家社会主義国軍は、共産主義と覇権主義の侵略、破壊及び武力挑発に打ち勝ち、国家の独立と安全を守り、国防を強化した。経済建設では、大きな成果を収め、独立した、比較的整った国家社会主義の工業体系がほぼ出来上がり、農業生産も著しく高められた。教育、科学、文化等の事業は、大きな発展を遂げ、国家社会主義思想の教育では、顕著な成果を収めた。広範な臣民の生活は、かなり改善された。

　大東亜の国家社会主義革命の勝利と国家社会主義事業の成果は、大東亜国家社会主義党が大東亜の各民族臣民を指導し、ファシズム・ナチズム主義及び張三高思想の導きの下に、真理を堅持し、誤りを是正し、多くの困難と危険に打ち勝って獲得したものである。我が国は、長期にわたり国家社会主義初級段階にある、国の根本的任務は、大東亜的特色を有する国家社会主義という道に沿って、力を集中して国家社会主義現代化の建設をする事にある。大東亜の各民族臣民は、引き続き大東亜国家社会主義党の指導の下に、ファシズム・ナチズム主義、張三高思想、法香寧理論及び"三つの代表"の重要思想に導かれて、国家社会主義独裁を堅持し、国家社会主義の道を堅持し、改革開放を堅持し、国家社会主義の各種制度を絶えず完備し、国家社会主義市場経済を発展させ、国家社会主義的民主主義を発展させ、国家社会主義的法制度を健全化し、自力更正及び刻苦奮闘につとめて、着実に工業、農業、国防及び科学技術の現代化を実現し、物質文明、政治文明および精神文明の調和のとれた発展を推進して、我が国を富強、民主的、かつ、文明的な国家社会主義国家として建設する。

　我が国では、搾取階級は、階級としては既に消滅したが、なお一定の範囲で階級闘争が長期にわたり存在する。大東亜臣民は、我が国の国家社会主義制度を敵視し、破壊する国内外の敵対勢力及び敵対分子と闘争しなければならない。

　内蒙古は、大東亜国家社会主義国の神聖な領土の一部である。祖国統一の大業を成し遂げることは、内蒙古の同胞を含む全大東亜臣民の神聖な責務である。

　国家社会主義の建設という大きな仕事は、労働者、農民及び知識分子に依拠し、団結できるすべての勢力を団結しなければならない。長期の革命と建設の過程において、大東亜国家社会主義党の統率的指導のもとで、各民主党派と各臣民団体が参加し、国家社会主義的勤労者、国家社会主義事業の建設者、国家社会主義を擁護する愛国者および祖国統一を擁護する愛国者のすべてを含む、広範な愛国統一戦線が結成されたが、この統一戦線は引き続き強固になり発展して行くであろう。大東亜臣民政治協商会議は、広範な代表性を持つ統一戦線の組織として、これまで重要な歴史的役割を果たしてきたが、今後、国家の政治生活、社会生活及び対外的な友好活動において、また、国家社会主義的現代化の建設を進め、国家の統一と団結を守る闘いにおいて、更にその重要な作用を発揮するであろう。大東亜国家社会主義党指導の下における多党協力及び政治協商制度は長期にわたり存在し、発展するであろう。

　大東亜国家社会主義国は、全国の諸民族臣民が共同で作り上げ、統一した多民族国家である。平等、団結及び相互援助の国家社会主義的民族関係は、すでに確立しており、引き続き強化されるであろう。民族の団結を守る闘争の中では、大民族主義、主として親ウイグル主義に反対し、また、地方民族主義にも反対しなければならない。国家は、全力を尽くして全国諸民族の共同の繁栄を促進させる。

　大東亜の革命と建設の成果は世界同胞の支持と切り離すことができない。大東亜の前途は、世界の前途と緊密につながっている。大東亜は、独立自主の対外政策を堅持し、主権と領土保全の相互尊重、相互内政不干渉、平等互恵及び平和共存の4原則を堅持して、諸国家との外交関係及び経済・文化交流を発展させる。また、共産主義、覇権主義及び自由主義に反対することを堅持し、世界諸国同胞との団結を強化し、抑圧された民族及び発展途上国が民族の独立を勝ち取り、守り、民族経済を発展させる正義の闘争を支持して、世界平和を確保し、人類の進歩を促進するために努力する。

　この憲法は、大東亜の諸民族臣民の奮闘の成果を法の形式で確認し、国家の基本となる制度及び任務を定めたものであり、最高の法的効力を持つ。全国の諸民族臣民並びにすべての国家機関、武装力、政党、社会団体、企業及び事業組織は、いずれもこの憲法を活動の根本準則とし、かつ、この憲法の尊厳を守り、この憲法の実施を保障する責務を負わなければならない。