架空国家を作ろうの1.1世界線です

廿三式戦車は大神国陸上自衛部が運用する主力戦車である。第3世代戦車調達計画(3GT)によって採用される戦力である。ネットワークの戦いと全天候型戦闘を念頭におき、これまでの戦車と異なり満州地域専用の戦車として計画された。主要設計企業は辻村重工業。
廿三式戦車
基本情報
種類局地的主力戦車
運用者夜去大神国自衛部
建造2023年度:低率試験生産ロット
2025年度〜2030年度:第一期生産ロット
2035年度〜2040年度:初代更新型生産ロット
製造辻村重工業
性能
車体長7.90m
全幅3.66m
全高2.34m
重量55t
懸架方式油気圧方式
速度不整地:53.4km
整地:73.5km
主砲51口径130mm
副武装12.7mm重機関銃M2(対物・対空)
7.62mm車載機関銃甲型(主砲同軸)
30mm車載擲弾砲(車体上面・オプション)
A3アクティブ防護装置
Db12電子戦装置
装甲複合装甲
チョパム装甲
爆発反応装甲
エンジン辻村甲型ハイブリッドパワーパック
乗員3名

概要

旧型の七十四式戦車と八十八式戦車の代替として開発された。開発コンセプトは「新時代の戦闘に耐えうる戦闘車両」である。ステルス性やネットワークとの結合、ソフト・ハードの互換性/拡張性が意識されて設計されている。そもそも、この戦車は「1つの単一設計を40年に渡り更新し続けることによって容易にその時代に対応した戦車に改良できるようにすること」が目標であり、そのため開発段階から改良型の設計を意識した作りとなる。
また、ソ連や朝鮮、大東亜などによる満州地域への緊張が高まっていくと考えられることや仮想敵であるソ連の主要な侵攻ルートはいずれも砂漠地帯でなく冷帯地帯であることなどが考慮され、これまでの「砂漠志向型」の戦車から「非砂漠地域志向型」の戦車へと変化したことが大きな違いである。12式戦車にしろ、これまでの大神国設計の戦車は砂漠地帯などでの故障を考慮し陸上戦闘車両に複雑な機構を搭載することを忌避する傾向があったがこの車両からはそういった傾向が消え、積極的に複雑かつ最新の機構が搭載されるようになった。
また、これまで開けた「砂漠」地帯での大量の大東亜戦車部隊との交戦が想定されていたため、トーションバー方式が採用されてきたが対ソ戦では主戦場が起伏に富んだ地形での戦闘を想定して設計されているため油気圧方式と呼ばれる方式を採用しているなど全体として大神国のドクトリンを反映した設計となっている。

特徴

車体

車体はステルス性を強く意識したデザインになっており、できるだけ車体の突出部が抑えられるなど工夫されている。また、車体は電波・赤外線吸収材料で覆われておりとりわけ夜間の作戦行動時に無人機などから発見されにくいような配慮が行われている。
装甲は砲頭部と弾薬庫部には劣化ウランを使用した複合装甲を搭載している。また、それ以外の場所にはチョパム装甲と呼ばれる複合装甲が使用されている。これはコストがかかる代わりに軽量化などが期待でき、12式戦車から採用されている防御方式である。また、これらの装甲はいずれもモジュラー化されており、被弾時の整備を容易に行う。これらの装甲の製造にはRCSを低減させるための材料を効率的に装甲に塗布なり混ぜ込む事が必要になるが、これはKFS-32などの戦闘機の技術を用いて効率化されている他、これらの原材料の製造ラインは一部戦闘機と同一化されている。また、成形炸薬弾頭やミサイルへの防衛として爆発反応装甲を搭載することができる。

アビオニクス

C4ISRとして大神国の標準通信システムパッケージであるPIPPSSを搭載する。これらの通信アンテナは車体上面に設置されており、AWACS、無人機、戦闘機、歩兵部隊との結合された戦闘を提供する。また、このPIPPSS特有の概念である「フィールド戦闘」の中のフィールドで戦闘を行う同世代の戦車と単車内あるいは小隊・中隊単位の10式戦車同士が相互に情報を共有・伝達しており、単車内での各種指示(警戒範囲・進行経路等)を各隊員が確認するモニターで指示・共有したり、車両間でのリアルタイムでの射撃データ共有や燃料・損害等各車の現状把握が可能となっている。
また、全体として従来の計器類を廃し、モニタ類にこれらの機能を集約することによって全天候での戦闘に対応するようになった。また、射手・操縦手は従来のように直接外を見て攻撃するだけでなく、戦車に取り付けられた各種センサやカメラなどを通じて、ヘルメットに取り付けた「統合戦闘グラス」に情報を反映させることで全周での状況把握が可能になり夜間戦闘やその他の各種状況の戦闘を敵より優越した状況で実行することができる。

砲塔部

主砲は51口径130mm戦車滑空砲であり、従来の120mm戦車滑空砲からは口径が拡大された。これは取り回しと貫徹力・威力の面で従来採用していた120mm砲よりこちらが優れていると判断されたこと、運用地域が従来の戦車と分離されることが予想されているため砲弾の共通化にはさほど意味がないと判断されたことが理由である。なお、砲弾備蓄に関してはそもそも当該車の要求性能が130mm砲だったため、砲弾の製造などが始まっている。
前型までは信頼性や全高を抑えるなどの面から手動砲弾装填方式であったが、本型では装置の小型化などによって手動装填でなくても全高を抑えれること、人員の削減などによる効率化を進めるためなどの理由で自動装填装置へと変わっている。砲塔の同軸機関銃は従来と変わらず7.62mm機関銃であるが、本型からは砲塔内部に格納している。
また、砲塔上部にはRWSシステムによって制御される12.7mm機関砲若しくは30mm擲弾砲を搭載することができ、これは任務の特性によって付け替えられる。また、砲塔中央の左側にはPIPPSSに接続するためのアンテナを集約している他、砲塔中央の右側には前述のアンテナと線対称の形で電子戦装置が搭載されている。
また、砲塔各部にはアクティブ・ソフト防御統制用センサー群が搭載されている。レーザー警戒装置、およびミサイル警戒装置によって構成され、これらのセンサーは紫外線を使用している。他はコンピューターと電子装置が搭載されており360°の警戒探知が行なえ、車両乗務員はモードを決定するだけで状況に応じた最適な防護を行うことができる。
また、砲塔の角にはアクティブ防護装置であるA3アクティブ防護装置のレーダーやセンサが搭載されており、車体中央部に複数のEFPからなる弾薬部が搭載されている。また、全部側面には発煙筒・チャフ発射筒が格納されている。なお、これらのシステムは秘匿性を害する可能性があるため、このシステムは車長がオンオフを切り替えれることができる。また、A3や発煙筒・チャフ発射筒は通常ステルス性を確保するために従来は装甲で覆われているが、使用時には火薬でこの走行カバーを吹き飛ばして攻撃を実施する。
射撃統制
本型戦車には自動索敵機能があり、センサーが目標を探知すると目標の形状などから目標の種類(戦車、装甲車両、非装甲車両、航空機、固定目標、人など)を自動的に識別する。FCSは探知・識別した目標の脅威度の判定を自動的に行い、乗務員が装着するARグラスに目標を色分けして強調表示させる。これらの情報は、小隊内各車の状況(燃料、弾薬、故障状況など)とともに小隊内でリアルタイムに共有することができる。脅威度が高い目標が出現した場合は、12式戦車と同様に車長が砲手をオーバーライドできるだけではなく、小隊長が他の小隊車のFCSを強制的にオーバーライドして照準させることができる。照準する際には、データベースから目標の弱点部位を自動的に精密照準する。射撃後、FCSは着弾した場所を精密に計測し、効果判定を行う。FCSが目標の撃破は不確実と判断したならば、FCSは乗員に次弾射撃をリコメンドする。また、スラローム射撃や動目標に対する射撃も自動照準装置が効果的に作動することにより、正確な射撃を行うことができる。

調達・コスト

先進技術を極限までつぎ込んでいるため、1両あたりの建造費は20億夜去円である。しかしながら量産効果などによって1両あたり15億円までコストを削減させることを目標とされている。最終調達目標は2040年までに750両である。これは2032年まで790両が調達される12型戦車によって平時運用される戦車を完全に第2.5世代以降の戦車に置き換えることを目標としている。
総開発費は600億円であり、総調達予算として1兆4500億円が掲げられておりこれが20年にわたって計画されている。純粋な調達費用は1兆2500億円だが、改良型の開発費用などを想定して2000億円あまり余裕が取られている。総計画予算は2兆円500億円であり、この計画は大神国の装甲戦車採用計画の中で最高額であり大神国の最新鋭原子力空母である大衣型空母に匹敵する値段である。このため、議会の一部からは疑問視する声が出ている。しかし、兵部大臣は「新時代の戦車の先駆けとしてだけでなく、これまで1950年代に開発された戦車を使用していたイエメンやパプアの同志たちに1990年代に開発された戦車を供給できるというのは太平洋全体の防衛力を底上げする」と解答している。

調達計画

2023年から2025年の低率試験生産ロットによって製造が開始され2040年まで3期にわけて生産される予定である。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

国際社会・各種データ

国際機関

軍事同盟

国際イベント

各国データ

宇宙

宇宙

人物

人物

その他

歴史・設定

歴史

メンバーのみ編集できます