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概要

St-40は第四インターナショナル連邦共和国人民解放海軍および航空宇宙軍が運用する中型の早期警戒機。米国のE-2ホークアイに類似する特徴を有する。

開発経緯

第四連邦では、1980年代までに起きた世界各地の紛争から、制空権の重要さと、戦闘時の航空管制能力の重要さを痛感してきた。従来、第四連邦ではB-60戦略爆撃機をベースにした早期警戒機としてSt-10を、B-70戦略爆撃機をベースとした早期警戒機としてSt-20を配備してきていたが、これらはE-2やE-3のような西側の早期警戒機や早期警戒管制機に太刀打ちできる能力がなく、空戦で不利になる可能性が高かった。そこで、「E-3早期警戒管制機を超える管制能力を持つ早期警戒管制機」としてSt-30が、「E-2早期警戒機を超える空中監視能力と部分的な管制能力を有する早期警戒機」としてSt-40の開発が行われることとなった。同時期に海軍も艦上で運用可能な早期警戒機を求めていたため、St-40については空海軍の共同開発が行われることとなった。

能力

St-40A

アビオニクス
St-40Aでは、「ジェイド」パッシブフェーズドアレイレーダーを搭載している。「ジェイド」はデジタル制御式の反射波処理装置を採用したことで、第四連邦の従来の早期警戒機のように、レーダー手がクラッター・ノイズだらけの生の反射波から「職人技」で目標を捜索する必要がなくなっている。周波数帯としてはPバンドの一部からLバンドの一部(UHF相当)を使用、幅広い周波数帯と高いレーダー出力によってECCM能力は非常に高い。探知距離は標準的な戦闘機クラスの目標に対して540kmとされ、2000の目標を同時に追尾し、40~50の友軍戦闘機を指揮することができる。グランドクラッターとシークラッターの除去能力にも優れている。また、ESM能力も付与されていて、味方戦闘機のIFFや敵戦闘機の使用するレーダー波を遠距離から探知し識別することもできる。
戦術情報処理装置のコンピュータは高性能であり、同時に1200の目標情報を処理することができる。レーダー手は3名で、それぞれのコンソールには真空管の3色カラーディスプレイで各種情報が表示される。
従来のSt-10やSt-20では離陸から最低1時間が経過しなければレーダーが使用できなかったのに対し、St-40では離陸後5分でその能力を発揮できるようになっている。これは空母艦載機及び地上の戦術級早期警戒機として即応性が重視されたことによる。
データリンクシステムとしては、空母艦載機用のデータリンクシステムである「チャイカ」データリンクシステム、迎撃戦闘機用のデータリンクシステムである「ヤストレブ」データリンクシステムとその発展型で1980年代の第四連邦戦闘機の標準データリンクシステムとされた「オリョール」データリンクシステムに対応している。「チャイカ」データリンクシステムによって、艦隊の水上艦艇との間で「戦術状況図」を作成することができる。これは艦隊の要撃管制に使用される。
機体
St-40ではレーダーの入ったレドームを背面に搭載している。レドームは、空気抵抗を考慮した形状の1本の支柱によって固定されている。レドームは毎秒36度ずつ回転して、全方位を走査する。
航空母艦の艦載早期警戒機としての発艦直後の加速力と、搭載する各種電子装備への電力供給能力が求められたことから、エンジンは12000馬力級のターボプロップエンジン2基とされ、それぞれのエンジンに8枚羽と6枚羽のプロペラを2重反転プロペラ方式に搭載する。これにより最高で800km/hでの飛行が可能とされている。艦載機運用のために、海軍型ではアレスティング・フックやカタパルトバーを装備している。また、機体構造は比較的頑丈に作られている。
機体内の燃料容積は大きく、無給油でも8時間継続して空中哨戒任務に就くことができる。空中給油を行った場合、12時間以上継続して任務を行うことも可能である。航続距離は4000kmである。

St-40B

アビオニクス
機体

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