最終更新: kingzeputozeta 2024年06月25日(火) 12:29:52履歴
機動歩兵は、第四インターナショナル連邦共和国地上軍の兵科の1つで、諸外国の機械化歩兵に相当する。完全に機械化されており、歩兵戦闘車ないしは装甲兵員輸送車に搭乗して作戦行動を行う。同地上軍には機動歩兵と装甲歩兵の2種類の機械化歩兵部隊が存在しているが、装甲歩兵は装軌式の装甲兵員輸送車ないしは歩兵戦闘車に搭乗し、戦車部隊に随伴して戦闘を行うのに対し、機動歩兵は装輪式の装甲兵員輸送車ないしは歩兵戦闘車に搭乗して戦闘を行う。このため、同地上軍では、装甲歩兵旅団は戦車旅団と同様の「機動打撃部隊」に指定されているのに対し、機動歩兵旅団は「即応対処部隊」に指定されている。
指揮統制班は大隊本部において大隊の指揮統制を行う。通常、複数両の装甲指揮車を装備しており、通常の装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車よりも優れた通信機材を搭載して部隊の統率と上級部隊との連絡を行う。
偵察小隊は大隊本部隷下にて隠密偵察・情報収集を行う。通常、複数両の4輪全地形対応車、複数台の電動バイク、複数機の固定翼UAV、その他偵察機材を装備し、適切な指揮統制のための正確な情報収集を行う。
機動突撃砲中隊は、中隊長車と3個の機動突撃砲小隊から構成されている。各機動突撃砲小隊は4両の機動突撃砲を装備する。機動突撃砲は115mm滑腔砲を装備しており、高い直射火力を活かして、敵の装甲車両やトーチカなどと交戦し、これを破壊することで、機動歩兵中隊の前進を支援する任務を帯びている。
各機動歩兵小隊は、3個の歩兵分隊と1個の狙撃分隊から構成される。歩兵分隊は分隊長1名、選抜狙撃手1名、機関銃手1名、擲弾手1名、小銃手3名の計7名から構成されている。狙撃分隊は狙撃手3名と観測手3名から構成され、通常狙撃手1名と観測手1名からなる狙撃班3つに分かれる。それぞれの分隊は1両の装甲兵員輸送車または歩兵戦闘車に搭乗しており、車両のクルーを合わせると1個小隊の人員定数は45人となる。
火力小隊は、迫撃砲分隊、自動擲弾銃分隊、戦車駆逐分隊、防空分隊から構成されている。迫撃砲分隊は82mm迫撃砲を装備する3名の射撃班4つ、自動擲弾銃分隊は40mm自動擲弾銃を装備する3名の射撃班4つを、戦車駆逐分隊は携行式対戦車ミサイルを運用する2名の射撃班6つ、防空分隊は携行式地対空ミサイルを装備する2名の射撃班6つからそれぞれ構成されている。火力小隊の人員は、4輪の全地形対応車4両に分乗する。
火力中隊の中隊本部には、2両の装甲指揮車、4両の5t級トラックなどが配備されている。装甲指揮車は火力戦闘指揮システムを運用し、前線からの支援要請に迅速に応える。5t級トラックは、各小隊に必要な数の迫撃砲弾などを輸送する。
各重迫撃砲小隊は、自走120mm重迫撃砲が3門ずつ配備されている。120mm迫撃砲は機動歩兵科の装備する砲迫の中で最も威力に優れており、旧来の軽榴弾砲に匹敵する射程とそれを上回る炸薬量・発射速度を有し、強烈な破壊力によって機動歩兵中隊の突撃を支援する。
戦車駆逐小隊には、4両の自走対戦車ミサイルが装備されている。自走対戦車ミサイルは1両につき8発、射程10km級の大型対戦車ミサイルを装備しており、敵の戦車を安全な後方からアウトレンジ攻撃してその脅威を排除する。
コメントをかく