広戸風は大神国軍が過去に保有していた駆逐艦である。三型特駆逐艦の4番艦。神国がミッドウェー海戦にて唯一損失した艦でもある。広戸風という名前は、本艦が3隻目。同名は広戸型ミサイル艇に引き継がれている。
甲型駆逐艦「広戸風」は1936年より大神国海戦隊が建造した駆逐艦である。建造から雷撃処分まで第23水雷戦隊に所属した。第二次世界大戦では北方島嶼防衛作戦に従事した。艦内神社は月宮神社の分社である。ミッドウェー海戦において大神国海戦隊が唯一損失した艦であった。
1942年5月31日「ミッドウェーに日本軍襲撃の可能性あり」と連絡を受けた神国は第2空母打撃艦隊とともに本艦が所属する第23水雷戦隊を派遣した。1942年6月4日22時ごろ第二空母打撃艦隊と水雷艦隊はミッドウェー島への日本軍攻撃偵察のために別行動をしていた。同艦隊は5日13時ごろに日本国の空母搭載機が同艦隊を発見し、同日14時ごろに敵水雷戦隊による集中攻撃が始まった。その中、同艦隊の旗艦であった「久見宮」をかばう形で短魚雷を数発被弾した。敵航空隊は第2艦隊の空母艦載機に撃退されたが、左舷に命中した魚雷の影響で航行不能状態に陥ってしまった。今後、ミッドウェー島での激戦が予想される中修理が不能な当該艦は非常に障害になると判断した太平洋方面艦隊総参謀は「雷撃処分」を決断した。同日22時に伝達し、同艦隊の僚艦である重巡洋艦「久見宮」が23式中魚雷を3発発射し、雷撃処分した。神国史上初めての雷撃処分であった。
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