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鉄道国有法
略称-
種類行政手続法
主な内容私鉄の買収、国有化について
公布1906年(明治39年)
廃止

概要

鉄道国有法は、全国的な鉄道網を官設鉄道に一元化するため、私鉄を国有化することを定めた大日本帝国の法律である。

経緯

鉄道が民営であることの軍事的に不利な理由は、私鉄の場合、株式会社であるから、経営状態を詳しく株主に報告しなければならない。しかし、その株主の中には外国人投資家もいた。そのため、彼らに経営状況を教える時には、軍事輸送用の臨時列車を走らせることまでも公開する必要に迫られる可能性があり、同時に軍事機密が外国に漏洩される恐れもあった。加えて、外国人投資家に株を買い占められた時、それが敵国の資本家なら軍事輸送を拒否される恐れすらあった。軍事的理由以外にも、主要産業を独占化しつつあった財閥が、物流の大動脈である鉄道の意義を高く評価するようになり、主要幹線が多数の私設鉄道によって分割保有されていることが、諸外国との競争上、非常な不利であると認識されるようになった。

1906年、紆余曲折を経た鉄道国有法案は、西園寺公望内閣によって第22帝国議会に提出される。渋沢栄一に加えて井上馨や加藤高明、高橋是清も反対論を唱えて衆議院を説得しようとしたために政府は彼らの説得に苦慮したが、同年3月16日に賛成243・反対109で可決された。
その後、貴族院でも可決され、17私鉄が国有化されることとなった。

第一次鉄道国有化

1906年から1907年にかけて実施。
  • 北海道炭礦鉄道
  • 甲武鉄道
  • 日本鉄道
    • 上野 - 青森:現在の東北本線?
    • 品川 - 赤羽:現在の山手線?の一部及び赤羽線?
    • 田端 - 池袋:現在の山手線?の一部
    • 日暮里 - 岩沼:現在の常磐線?及び貨物支線
    • 大宮 - 前橋:現在の高崎線?及び両毛線?の一部
    • 小山 - 前橋:現在の両毛線?の一部
    • 小山 - 友部:現在の水戸線?
    • 宇都宮 - 日光:現在の日光線?
    • 岩切 - 塩竈:現在の塩竈線?
    • 尻内 - 湊:現在の八戸線の一部
  • 岩越鉄道
    • 郡山 - 喜多方:磐越西線?の一部

第二次鉄道国有化

昭和恐慌後、国主体での産業振興を推進するため、主に産業鉄道を国有化した。

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