最終更新: register2121 2023年12月05日(火) 23:29:51履歴
ソビエト社会主義共和国連邦軍 Union Soviet Socialism Republic Military | |
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創設 | 1946年2月 |
派生組織 | 兵科 ソビエト連邦軍地上軍 ソビエト連邦軍海軍 ソビエト連邦軍航空宇宙軍 独立兵科 ソビエト連邦軍戦略ロケット軍? ソビエト連邦軍空挺軍? |
本部 | ソビエト社会主義共和国連邦 モスクワ市 |
指揮官 | |
大統領 | ウラジーミル・プーチン |
国防大臣 | アナトーリー・セルジュコフ |
参謀総長 | ワレリー・ゲラシモフ |
人員 | |
制度 | 徴兵制 徴集兵:37.4% 志願兵:62.6% |
兵役適齢 | 18~27歳(24~30ヶ月間の兵役義務) 良心的兵役拒否が保障されている |
適齢総数 | 約73,000,000人 |
年間適齢到達総数 | 約8,000,000人 |
現役軍人数 | 約2,316,600人(徴集兵:866,184人/志願兵:1,449,816人) 将校:430,000人 |
予備役 | 約18,124,250人 |
国外駐留 | 約76,800人 |
財政 | |
予算 | 69兆9987億6587万ルーブル(7273億1657万6871ドル) 軍費/GDP比:3.77% |
産業 | |
国内供給者 | ゴステック? ゴスアトム? モスクワ熱技術研究所? カラシニコフ・コンツェルン? ウラルヴァゴンザヴォード クルガンマシュザヴォード? KAMAZ? |
前身組織の赤軍は国家の軍隊ではなく共産党の軍隊であった。第二次世界大戦終結後の1946年に赤軍は国軍に移行してソビエト連邦軍に名称を変更した。前身の赤軍は、冬戦争や大祖国戦争を通して軍の構造が単純化されており、精密なドクトリンを捨て去る代わりに当時では世界で最も統率力のある軍隊として名を馳せた。高度に単純化された軍隊は理想的な縦深攻撃を可能とし、破竹の勢いで進撃するドイツ国防軍を阻止して逆に追い詰め降伏させることに成功した。
ソビエト連邦軍は1946年に正式に設立されて以降、世界のあらゆるところに介入し、核戦争を誘発しかねない危機を何度も招いた。世界最大の軍事力を保有し、その大戦力は西欧諸国に恐れられた。その覇権主義的な姿勢は帝国主義を連想させるものであった。アフガニスタン紛争・パキスタン戦争では莫大な戦費によってソ連経済が限界を迎えていたが、無事に勝利を収めた。近年では地政学的な危機や周辺諸国の脅威による軍事費の増大、海洋進出によるシーレーンの安全保障など問題は山積みである。
ソビエト連邦軍は1946年に正式に設立されて以降、世界のあらゆるところに介入し、核戦争を誘発しかねない危機を何度も招いた。世界最大の軍事力を保有し、その大戦力は西欧諸国に恐れられた。その覇権主義的な姿勢は帝国主義を連想させるものであった。アフガニスタン紛争・パキスタン戦争では莫大な戦費によってソ連経済が限界を迎えていたが、無事に勝利を収めた。近年では地政学的な危機や周辺諸国の脅威による軍事費の増大、海洋進出によるシーレーンの安全保障など問題は山積みである。
陸軍の総兵力は約1,500,000人である。兵器類の機甲兵器は戦車は1万5780輌、装甲兵員輸送車が32,000輌、歩兵戦闘車が24,660輌、偵察戦闘車が3,500輌である。砲兵器は大砲が12,565門、自走榴弾砲が9,000門、ロケット砲が8,000門、対空砲が12,500門である。ヘリコプターは4,300機保有している。
ソ連地上軍は広大な国土の防衛に適した世界最大の陸上戦力を保有している。圧倒的な物量作戦と縦深攻撃を元にしたドクトリンを行使するため、戦車や砲兵力を中心とした機械化部隊が大多数を占める。
ソ連地上軍は広大な国土の防衛に適した世界最大の陸上戦力を保有している。圧倒的な物量作戦と縦深攻撃を元にしたドクトリンを行使するため、戦車や砲兵力を中心とした機械化部隊が大多数を占める。
海軍の総兵力は316,000人である。兵器類の原子力潜水艦は69隻、原子力空母は7隻、巡洋艦は15隻、駆逐艦は42隻、フリゲートは22隻、コルベットは55隻などであり、その他にも多数ある。近年では地球温暖化の進行で、北極海航路の開通が進んだことやインド洋への進出から、ソ連海軍の防衛費が増大している。また近隣諸国や大国の海軍戦力の増強に戦略変更を迫られている。
様々な種類の原子力潜水艦を持ち、シーレーン・大都市の破壊、島嶼制圧、空母機動部隊の撃滅を目的とする部隊が存在する。
様々な種類の原子力潜水艦を持ち、シーレーン・大都市の破壊、島嶼制圧、空母機動部隊の撃滅を目的とする部隊が存在する。
空軍の総兵力は約375,000人である。戦闘機は2830機、中距離爆撃機は550機、戦略爆撃機は200機、攻撃機を2705機、ヘリコプターを3050機、給油機を884機、早期警戒管制機を40機、輸送機を1615機保有していて、その他にも多数ある。ヨーロッパから極東に至るまで航空戦力を即時展開可能であり、宇宙の軍事利用を推進している。また、常時戦略核パトロールを実行し、戦略爆撃機による核投射能力を維持している。
- ソビエト連邦軍戦略ロケット軍?
ソ連の核戦力全般を運用する軍種であり、任務は核抑止力の保持、敵の政治・経済・軍事施設に対する核攻撃による撃破である。
- ソビエト連邦軍空挺軍?
ソ連軍の即応機動部隊として編成され、国境線における紛争に迅速に対応可能な戦力とされている。
- ソビエト連邦国家親衛隊?
- 独立赤旗クレムリン連隊?
- 国家保安委員会(CCCP)
セルジュコフ改革により徴集兵は30ヶ月(2年半)の兵役義務を負うと共に、特別手当として月に10万ルーブル以上が支払われるようになった。また、志願兵中心の軍隊の構成を目標とし、現在までに現役兵の62.6%が志願兵として軍役に就いている。志願兵には月給80万ルーブル以上の給与、特別手当(数十万ルーブル相当)が支給されており、徴集兵と比べて高待遇である。志願兵は軍役を辞めてから6年間はひと月に2日間の訓練が課される。
志願兵が6割ほど占めているが、30ヶ月の訓練期間と特別手当やキャンペーンを設けることにより、徴集兵でも兵役義務を終えた後の7~10年ほどは軍人としての質を維持できると思われる。また、国防省は訓練を終えた徴集兵の中から優秀な成績を残した者、潜在的に才能を秘める者を積極的に勧誘し、高い報酬と手当を約束して志願兵の増加を図っている。
志願兵が6割ほど占めているが、30ヶ月の訓練期間と特別手当やキャンペーンを設けることにより、徴集兵でも兵役義務を終えた後の7~10年ほどは軍人としての質を維持できると思われる。また、国防省は訓練を終えた徴集兵の中から優秀な成績を残した者、潜在的に才能を秘める者を積極的に勧誘し、高い報酬と手当を約束して志願兵の増加を図っている。
訓練不足の原因として訓練教官が不足していたこと、当時の訓練教官は経験が浅く、どうしても訓練が不十分になることが多発していた。2008年以後はセルジュコフ改革により、下士官クラスに訓練教官の役割の中心を任せ、それにより経験豊富な訓練教官、下士官を増やすことが目標とされ、兵役期間を終えて優秀な人材と見込まれる人物を下士官に勧誘し、高い手当と報酬等の特別待遇を約束した。それによって軍に残った経験豊富な下士官は訓練教官として新兵を指導・教育し、これによりソ連軍の兵士の質的優位性は大きく高まった。
構成 | 予算 | 割合 |
人件費 | 18,794,190,770,000ルーブル | 26.9% |
運用費 | 26,260,293,100,000ルーブル | 37.5% |
調達費 | 14,053,875,400,000ルーブル | 20.1% |
システム費 | 8,957,174,100,000ルーブル | 12.8% |
管理費 | 131,961,200,000ルーブル | 0.2% |
退役軍人医療費 | 659,806,300,000ルーブル | 0.9% |
施設費 | 989,709,538,000ルーブル | 1.4% |
住宅費 | 151,755,463,000ルーブル | 0.2% |
合計 | 69,998,765,881,000ルーブル | 100% |
ソ連の経済規模は1990年以降の30年ほどで急成長し、これに合わせて軍事支出も大幅に増加した。1990年には708億ルーブルであったものが2023年では69兆9987億6587万ルーブルと988倍に増加した。
これらの国防予算は、人件費は18兆7941億9077万ルーブル、運用費は26兆2602億9310万ルーブル、調達費は14兆538億7540万ルーブルなどで、調達費の増大が問題となってる。
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