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ヌエボ・プエルト・ベラクルス
Nuevo Puerto Veracruz
第四インターナショナル連邦共和国
連邦管区第四インターナショナル連邦共和国
位置19°03'43.0"N 95°58'54.7"W周辺
人口(基礎自治体)約16万7000人(2024年)
面積(基礎自治体)約34.9㎢
人口密度(基礎自治体)4785人/㎢

概要

ヌエボ・プエルト・ベラクルスは、第四インターナショナル連邦共和国のベラクルス州の都市(基礎自治体)。人口は約16万7000人。州都ベラクルスから東南東に20km離れた郊外に位置し、ベラクルス大都市圏を構成する人口集中地区の1つである。メキシコ湾に面する港湾都市で、シウダード・デ・メヒコを中心とする連邦共和国首都圏の外港としての機能を有する。連邦共和国の首都圏を後背地として持つことから、とりわけコンテナの輸出入が盛んであり、年間のコンテナ取扱量は約1100万TEUに達し、連邦共和国の大西洋側の港湾都市の中で最大のコンテナ取扱量を誇っている。

歴史

ベラクルスは、古くはスペインによる植民地統治時代からシウダード・デ・メヒコの外港としての機能を備えており、太平洋側のアカプルコにマニラからガレオン貿易で運び込まれた東アジアの商品の他、メキシコ国内で産出された大量の銀が輸出される拠点であった。メキシコ独立後には、ベラクルスとシウダード・デ・メヒコを結ぶ鉄道が外国資本により整備され、ベラクルスはますます首都の外港としての地位を確たるものにした(これは、太平洋側のアカプルコが、地形的に当時の技術では鉄道建設が困難であり、首都の外港として没落していったのとは対照的である)。1940年代以降、メキシコで急速に工業化が進むにつれ、ベラクルスの港湾機能も強化されていき、首都圏で生産された各種製品の搬出、外国からの様々な物資の輸入が盛んに行われた他、臨海工業地域の発展も進んだ。1960年代の米墨対立を背景に第四インターナショナル連邦共和国が結成されると、最大の貿易相手国であったアメリカとの貿易が急減したことで一時的に打撃を受けたものの、ソビエト連邦のヨーロッパ側の港湾との貿易拠点、かつ「カリブ海の社会主義世界」内の貿易の中心拠点としてすぐに復権し、1970年代には米墨対立以前と同等の地位に返り咲いた。

1980年代に入り連邦共和国の経済が自由化され、再び大規模な工業化の時代が訪れた。人件費の安さと比較的高い教育水準を背景に外国企業の進出と輸出志向の工業化が進む中で、この時代から全世界に普及した(正確には1970年代よりアメリカの友好国では普及していたが)コンテナ輸送による物流の効率化への対応が必要となると、旧態依然としていた市内の港湾施設の大改造が行われ、続いて市の北部の長大な砂浜の沖合に防波・防砂堤を設置してプエルト・ベラクルス地区が造成された。プエルト・ベラクルス地区の造成により、水深14m、全長350mのコンテナ埠頭が計6バース設置され、さらにこれらは2000年までに水深16mまで浚渫された。これらによりベラクルスのコンテナ取扱量は年間で約300万TEUに達した。

しかし、プエルト・ベラクルス地区は、元々砂浜であった通り、波によって砂が打ち寄せられやすい場所であり、沖合から埠頭までの航路の浚渫費用がかなりかさんでいた。将来的に国際基幹航路のコンテナ船はさらに大型化することが予測され、また連邦共和国の経済成長に伴って消費財の外国からの輸入も増加すると見込まれる中で、2000年代後半の時点で既に、首都圏の外港ベラクルス港のさらなる機能強化が必須であると考えられるようになった。具体的には2020年までに750万TEU、2030年までに1500万TEUのコンテナ取扱に対応することが目標とされ、これを実現するため、様々な調査が行われた。

当初は、ベラクルス市の東南東60kmに位置するアルバラド湖を開発してコンテナ港湾とする計画が有力視されたが、実地調査により河川により流入する土砂の量が想定よりも多く、水深を深くすることが困難であると判明したため、代わって、ベラクルス市の東南東に位置するエンメディオ岩礁、エル・リソ岩礁、チョパス岩礁を埋め立てて人工島を造成し、ここに水深20mのコンテナ埠頭16バースを設ける計画が立案された。これを受け、連邦共和国は2012年より各岩礁の埋め立て及び周辺の浚渫工事の開始を認可した。合わせて、これらの岩礁に最も近い漁村であったアンソン・リサルドの周辺が大規模に開発され、ロジスティクスセンター及び臨海工業地域の建設が行われた。こうして開発された人工島群と沿岸地域は、ヌエボ・プエルト・ベラクルス市と命名され、アルバラド基礎自治体から分離された。

2015年には第一期工事が完了し、最大水深20mのコンテナ埠頭が4バース造成された。2019年、2023年にもそれぞれ4バースずつコンテナ埠頭の供用が行われており、2024年時点では計12バースが稼働している。2027年にも4バースのコンテナ埠頭の供用が行われる計画であり、これが実現すれば、当初の計画通り、水深20mのコンテナ埠頭16バースを備えた超巨大コンテナ港湾が完成することとなる。

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