架空国家を作ろう　第1.1世界線

第一次産業	24%
第二次産業	49%
第三次産業	27%

社会主義市場経済とは、レフ・セドフが唱え、導入した経済体制。市場経済の導入により、経済の刺激を目論んだ。中央に集中していた決定権の多くを地方政府・国有企業・個別農家などに移す「分権化」と，生産計画・価格決定・流通などを市場メカニズムに委ねる「市場化」が核となっている。社会主義のマクロ調整のもとで市場経済に資源分配の基礎的な役割を果たさせるというもので、この方法によって中国はGDPを大きく成長させたが、他方、貧富の差の拡大や企業の倒産と失業者の増加など、本来社会主義ではあり得ないとされていたことが発生、「矛盾」が生じている。

経済特別区は、外国の資本や技術の導入が認められている特別地域をさす。改革開放政策の一環として設置され、さかんに外国企業が進出し、工業・商業・金融業などが発展した。進出する外国企業に対する輸出入関税の免除、所得税の3年間の据え置きなどの優遇措置を実施するとともに、賃金や人事管理制度の改革、企業の経営自主権の保障などの政策の実験的導入などが行われ、経済体制改革の試みが実施されている。この取り組みにより、現在は第四連邦全土で事実上の経済の開放が行われており、経済特別区の意義は薄れてきている。通常の国民は立ち入りさえ許されておらず、他地域から見るとさながら「外国」である。

経済開発区は、経済特別区ほどではないものの、経済の開放が行われている地域。改革開放政策の一環として設置され、外国企業との合弁企業や民間企業などが発展した。外資と技術の導入を目的に、経済特区並みの優遇措置がとられている。経済特区と異なる点は、当初経済特区が管理線で国内と明確に隔離され、対内的に閉鎖されているのに対して、経済技術開発区は国内においても開放されている点であるが、現在は第四連邦全土で経済開放の取り組みが行われており、そうした区別は意味がなくなってきている。

シウダードトロツキーを中心に、バハ・カリフォルニア工業地帯が広がっている。バハ・カリフォルニア工業地帯は第四連邦の工業生産の50%を占めており、主に重化学工業製品が作られている。かつてこの地域は「ラパス」と呼ばれるリゾート地区であったが、1970年の新五カ年計画によって「第四インターナショナル連邦共和国最大の工業地区への発展」を目指して整備が行われた。造船、石油精製、製鉄、アルミ精錬、機械・車両製造、化学工業などが主な産業である。

チワワ州、ソノラ州、シナロア州、コアウイラ州などは砂漠が広がっており、主に鉱業や畜産業が盛んである。1970年の新五カ年計画によってリオ・グランデ川の水流を利用した大規模灌漑農地が完成し、第四連邦の食糧生産に重要な役割を果たしていて、耕地面積は200000㎢にも及ぶ。主な生産物は小麦、大麦、トウモロコシ、大豆、鶏肉、豚肉、牛肉などである。チワワ州は犬種のチワワの原産地としても知られており、純粋な血統のチワワが多く飼育されている。

メキシコ中部には大規模な山岳地帯が広がっており、様々な地下資源が眠っている。銀の埋蔵量については現在でも世界第2位であり、19世紀初期まで銀は世界の生産量の半分を占めた。ほかには銅の埋蔵量は世界第3位、鉛と亜鉛は第6位、モリブデンは第8位、金は第11位であり、世界有数の資源を誇っている。さらに鉄鉱石、石炭のほか、マンガン、ストロンチウムなどの希少金属も産出する。カリブ海沿岸地域を中心にして油田が多く、石油が大きな外貨獲得源になっている。

メキシコ南部は現在インフラ等の整備が遅れており、北部や中部との経済格差が問題になっている。南部最大の都市はシウダードマルクスであり、2014年にベラクルスを貿易取扱量で抜いてメキシコ湾最大の港湾都市となった(ベラクルスが単なる港湾都市ではなく、外国企業に開かれた経済特区へと変貌したために、重化学工業の輸出がこちらで行われるようになったことが大きな要因の一つである。)。シウダードマルクスに人口は集中しており、現在政府は南部のインフラ整備と新都市建設に注力している。

第四連邦には複数の大企業が存在する。これらは自主管理型社会主義市場経済により企業が半官半民となって国営財閥が解体された後も続いている。
セット・スヴェータ社
プロレタルスキー・アヴトモビール社
レニスカヤ・モルニヤ社
PPP社
シエルバ設計局?
サンティアゴ設計局?
スペクタキ社?
アエリア・フロータ社?