架空国家を作ろう　第1.1世界線

朝鮮人民共和国最大の港町にして首都としての機能を有するソウル特等都市と平壌特等都市に告ぐ人口規模を誇っている。

釜山はもともと港町として代々細々と存在していたが新羅の時代に「徐羅伐」「金城」という名前で首都として栄える事となった。しかし、それも新羅が存在しているまでの話であり、高麗にとって代わられると都としての地位を失って衰退する事となった。これは高麗から李氏朝鮮に時代が移っても変わる事は無かったが再び発展を始めるのは16世紀末期からである。その距離の近さから日本による朝鮮出兵時には朝鮮半島の一大拠点となり、日本式の城や町が形成されることとなった。日本の撤退後もこれらの城や町を利用して釜山は貿易港として栄え始める事となった。

釜山近代化のきっかけとなった日本風の建造物や朝鮮伝統の建物、近代的なビル群等朝鮮半島において異色とも言える様相を見せている。更には国際港として機能している事から様々な文化が入り混じる土地となっており、独自の文化や国外の風習が普通に受け入れられている。

慶尚南道に張り巡らされたインフラの中継地点や出発、終着地点として釜山が接続されている。朝鮮半島では珍しい国際港であり、仁川以南ではここしか存在しないために国外との交流の場として重要視されている。
人民シネマが撮影した汚染半島で釜山が唯一の半島からの脱出港として利用されているのもこれが理由となっている。

118mの高さを誇る釜山のランドマーク。展望台からは釜山港と支配中心部の絶景が楽しめる。夜間においても釜山の夜景が一部出来る事から人気の観光スポットとなっている。

基は日本による朝鮮出兵時に日本人が建てた屋敷の跡地に築かれた建物を改築して作られた。内部には釜山が歩んできた歴史が物品と共に展示されている。中世という名前がついていることから中世のみを扱っていると勘違いされる事もあるがこれは「釜山の発展に最も貢献した朝鮮出兵が中世だった」からこの名前が使用されているだけである。

朝鮮人民共和国が朝鮮神人としての教育を施して以降国外の物品は禁制品となって入手する事が出来なくなっていたが釜山だけは国家も認めた国際港として機能した。そのために国際市場と呼ばれたこの闇市には100年近く海外の製品を取り扱っており、一般人が海外製品を入手するための中継地となっている。

釜山は黄金教の本部が置かれている都市であり、宗教都市としての側面も持っている。本部の脇には祈りの場である建物が併設されており毎日のように信者が祈りを捧げに来て賑わっている。
朝亜戦争後の2023年大統領選挙で信者にジョン・ドンゴンに投票するように呼び掛けた事から国連平和維持軍?のがさ入れやキム・スンウ大統領（当時は大統領候補で陸軍中将）の命を受けた人民軍が代表と主要幹部を捕縛した事で一時は閑散としていたがタン・グハンが新たな代表となってからはかつての活気を取り戻しつつある。

朝鮮語で「小石」を意味するここはかつてその名前の通り小石の大地の上に露店が並んでいた事からつけられている。近代化した現在では海岸部を埋め立て、その上に巨大なビルが建設された。市場はその中に移り、かつてのような汚く雨風にさらされた市場から清潔で天気を気にしないで商売が出来る場所に代わっている。

国内最大級の水族館で、様々なアトラクションも存在する事から遊園地も兼ねていると言って良い様相となっている。海底トンネルと名付けられた海底から水槽の中を見れる通路やダイバー監修のもとでの鮫の餌付けショー、直接触れるふれあいコーナー等が存在している。カップル客だけではなく家族客も楽しめる場所であり、週末には人でにぎわいを見せる。